本記事に続く一連の記事では、TwitterAPI の情報を GAS 経由で取得し、Google スプレッドシートに録り溜めていく方法を、ステップバイステップで説明していきます。

第一回目の本記事では、現時点 (2021年8月21日) Twitter Developer Account の取得について説明します。

Twitter Developer Account の取得は 5 分とかかりません。

次回の記事では、Twitter API を受け取る GAS 周りの設定について触れます。

1. Twitter アカウントの取得

Twitter Developer Account は、Twitter アカウントに対してデベロッパー権限を付与するという流れになります。
ですので、事前に Twitter アカウントを取得しておく必要があります。
このステップはただ単に、普通に Twitter アカウントを取るだけなので、割愛します。

2. Twitter Developer Account の適用

Developer Account の適用方法についてここでは書いていますが、Developer サイトの構成はそれなりの頻度で更新が入っているようで、手順も微妙に変遷しています。
とはいえ、やることは大差なく、難しいことは特にありません。
以下は現時点 (2021年8月21日) のスナップショットとして捉えて読んでください。

2.(a) Twitter にログインしたまま https://developer.twitter.com/ にアクセスします。

2.(b) 右上の "Apply" を押します。

2.(c) "Apply for a developer account" を押します。

2.(d) 使用目的について問われます。Professional Use にすると以降の入力項目にビジネス関連アイテムが増えます。ここでは Hobbyist とします。

2.(e) なんということでしょう。以前 (2020年10月頃) は Twitter アカウントと電話番号の紐付けは不要だったのですが、現在 (2021年8月21日) は必須になったようです。あがいても仕方ないので素直に登録して先に進めます。

2.(f)「(Twitter社側が)私を何と呼ぶべきか？」「どの国に住んでいるか？」「コーディングスキルはいかほどか？」という設問が出てきます。適当に埋めて進めます。

2.(g) 「Twitter API とデータをどのように使うか」と問われます。「詳細に書いてくれたら、Twitter社側でのレビューと承認が簡単になる」とも書いています。

しかし、外部公開せずにローカルで試す想定で回答すると、以降を読むと分かるように、一連のステップを終えた瞬間に Twitter API が使用できる状態になるので、書かれていることに反して、Twitter 社側でのレビューや承認プロセスは走っていないことが伺えます。

ということで「Twitter 界に衝撃を与える革新的なものを作り出すため」などと、正しく記述します。
(ちなみに英語で書く必要があります。英語が苦手な方はどこぞの翻訳サイトを使うので十分と思います)

他の質問については "Are you planning to analyze Twitter data?" のみ YES として同様に適当なコメントで埋め、それ以外は NO として先に進めました。他の項目も YES とすると、本当に Twitter 社側のレビューと承認プロセスが走るのかもしれません。

2.(h) ステップを進めると、email の確認を求められます。

ということで、Twitter アカウントに紐付いているメールを確認し、Twitter からのメールに confirm します。

すると、Twitter Developer サイトのダッシュボードに遷移し、Twitter API を使用できる状態となります。

以上、Twitter Developer Account の取得方法についてのまとめです。

冒頭にも述べた通り、これは 2021年8月21日時点におけるステップとなります。

今後、サイトの更新に伴って、ここで紹介しているステップ、スクリーンショットと大きく異ることになると思いますが、やらなければならないことは、そう大きく変わらないと思います。
その時々、サイトの説明を読んで進めれば、難しいことは何もありません。

次回は GAS と OAuth による Twitter API への接続について紹介します。