Haskellの特徴

純粋関数型プログラミング言語（⇔命令形プログラミング言語）
設定した変数の値は変更出来ない
同じ引数で呼ばれた関数は同じ結果を返す（参照透明性）
結果が必要になるまで関数を実行しない（遅延評価）
静的型付け言語
コンパイラは型を自力で導き出す（型推論）
エレガントで簡潔なコード

Haskellの開発環境

コンパイラ
- GHC ( The Glasgow Haskell Compiler )
- Haskell Platform ( GHC + Haskellライブラリ )
任意のテキストエディタ

1. 対話モードでの学習

1-1 基本

対話モードの起動
- $ ghci
対話モードの終了
- > :quit or > :q
スクリプトファイル(myfunction.hs)の読み込み（※ファイルはカレントディレクトリに）
- > :l myfunction.hs
スクリプトファイルの再読み込み
- > :l myfunction.hs or > :r

1-2 簡単な計算

Haskellでは、一般的な四則演算の優先順位に従って実行する。

> 1 + 1
2

> 200 - 110
90

> 11 * 11
121

> 5 / 2
2.5

1-3 ブール代数

Haskellの真理値は、"True"と"False"がある。
論理積( && )や論理和( || )、論理否定( not )のための演算子もある。
値の比較には、"==" or "/=" を使う。

> True && False
False

> True && True
True

> False || True
True

> not False
True

> not (True && True)
False

> 5 == 5
True

> 1 == 0
False

> 5 /= 5
False

> "hello" == "hello"
True

1-4 関数の呼び出し

中置関数：2つの引数で関数を挟む

// 中置関数の例
> 2 * 2
4

前置関数：関数名の後にスペースで区切って引数を書く

// 前置関数の例
> succ 8
9

前置関数を中置関数として呼び出す：関数をバッククオート( ` )で括る

// 下記は同じ意味
> div 10 2
> 10 `div` 2