7
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

データサイエンスに関して By データミックスコミュニティAdvent Calendar 2019

Day 23

csvファイルを加工して、Tableauで(ある必要が全くない)レーダーチャートを描く

Last updated at Posted at 2019-12-21

はじめに

Tableauにはレーダーチャートを描く機能がない。
それにも関わらず、私はTableauでレーダーチャートを描く。
なぜか?それはシンプルな欲求である。
まるで空腹の赤子が食事を求めるかの如く、今の私は「Tableau上のレーダーチャート」を求めている。

...以上でおふざけは終了して、
需要があるかわからないが、Tableau上でレーダーチャートを描く方法を記載します。

レーダーチャートを描く手順

以下のようなテーブルデータが手元にあるという想定です。

value name ユーザID
1 機械学習 cook-man
2 統計 cook-man
3 数学 cook-man
4 プログラミング cook-man
5 脱臼のしやすさ cook-man

step1: レーダーチャートの値軸を図示するためのレコードを挿入

スクリーンショット 2019-12-21 17.59.04.png
value name ユーザID
0 機械学習 user0
0 統計 user0
0 数学 user0
0 プログラミング user0
0 脱臼のしやすさ user0
・・・ ・・・ ・・・
5 機械学習 user5
5 統計 user5
5 数学 user5
5 プログラミング user5
5 脱臼のしやすさ user5
1 機械学習 cook-man
2 統計 cook-man
3 数学 cook-man
4 プログラミング cook-man
5 脱臼のしやすさ cook-man

step2: 縦軸上の始点となる項目を複製し、別名に変更

スクリーンショット 2019-12-21 18.03.25.png
value name ユーザID
0 機械学習 user0
0 統計 user0
0 数学 user0
0 プログラミング user0
0 脱臼のしやすさ user0
0 機械学習+ user0
・・・ ・・・ ・・・
4 機械学習 cook-man
2 統計 cook-man
3 数学 cook-man
4 プログラミング cook-man
5 脱臼のしやすさ cook-man
4 機械学習+ cook-man

step3: 値軸と実データを判別するフラグ列(LINE1)作成

スクリーンショット 2019-12-21 18.06.26.png
value name ユーザID LINE1
0 機械学習 user0
0 統計 user0
・・・ ・・・ ・・・ ・・・
5 脱臼のしやすさ cook-man
4 機械学習+ cook-man

step4: 値軸とユーザーデータの線の色を変更するための列(LINE2)作成

value name ユーザID LINE1 LINE2
0 機械学習 user0 値軸
0 統計 user0 値軸
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
5 脱臼のしやすさ cook-man ユーザー
4 機械学習+ cook-man ユーザー

step5: 項目名表示用の列・行を作成

スクリーンショット 2019-12-21 18.13.18.png
value name ユーザID LINE1 LINE2 項目表示用ラベル
0 機械学習 user0 値軸
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
5 機械学習 項目表示用 値軸 機械学習
5 統計 項目表示用 値軸 統計
5 数学 項目表示用 値軸 数学
5 プログラミング 項目表示用 値軸 プログラミング
5 脱臼のしやすさ 項目表示用 値軸 脱臼のしやすさ
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
4 機械学習+ cook-man ユーザー

step6: 同一ユーザー内での項目インデックスを付与

スクリーンショット 2019-12-21 18.18.03.png
value name ユーザID LINE1 LINE2 項目表示用ラベル index
0 機械学習 user0 値軸 0
0 統計 user0 値軸 1
0 数学 user0 値軸 2
0 プログラミング user0 値軸 3
0 脱臼のしやすさ user0 値軸 4
0 機械学習+ user0 値軸 5
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・

step7: 角度の情報を追加

スクリーンショット 2019-12-21 18.25.04.png
value name ユーザID LINE1 LINE2 項目表示用ラベル index θ
0 機械学習 user0 値軸 0 90
0 統計 user0 値軸 1 18
0 数学 user0 値軸 2 306
0 プログラミング user0 値軸 3 234
0 脱臼のしやすさ user0 値軸 4 162
0 機械学習+ user0 値軸 5 90
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・

step8: Θ・ラジアン・X座標・Y座標を算出

value name ユーザID LINE1 LINE2 項目表示用ラベル index θ ラジアン X座標 Y座標
0 機械学習 user0 値軸 0 90 =RADIANS(90) =COS(ラジアンの値)*valueの値 =SIN(ラジアンの値)*valueの値
0 統計 user0 値軸 1 18 =RADIANS(18) =COS(ラジアンの値)*valueの値 =SIN(ラジアンの値)*valueの値
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・

step9: 最後にTableau上で設定です!


最後のTableauの設定は、以下画像を参照しながら行ってください...
スクリーンショット 2019-12-21 18.41.58.png

##最後に
step9が若干雑になってしまいましたが、「Tableauで描くレーダーチャートの説明」は以上とします。
何がご不明点あればコメントください。

参考:
ちなみに作成したCSVファイルはこんな感じです。
image.png

7
3
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
7
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?