7
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

All About Group(株式会社オールアバウト)Advent Calendar 2020

Day 1

Googleアナリティクスの内部プロモーション計測をGTM経由で行う方法

Last updated at Posted at 2020-11-30

概要

Googleアナリティクスの拡張eコマースには内部プロモーションを計測する機能があります。

参考
拡張 e コマースのレポート - アナリティクス ヘルプ

内部プロモーションには、サイトの一部を宣伝するために別の部分に表示するバナーなども含まれます。

内部プロモーション レポートでは、次の指標の点から内部プロモーションの成果を確認できます。

内部プロモーションの閲覧回数(ユーザーが内部プロモーションを閲覧した回数)
内部プロモーションのクリック数(ユーザーが内部プロモーションをクリックした回数)
内部プロモーションのクリック率(ユーザーが内部プロモーションをクリックする割合(閲覧回数/クリック数))
内部プロモーション名はプライマリ ディメンションです。

例えば、あるサイト内で「今だけお買い得な肉特集」のようなプロモーションを複数のページでバナー設置など行っている場合、そのプロモーションにおける各枠ごとの効果をレポートすることができます。

本記事ではGTM(Google Tag Manager)経由でこのレポートを使用したいときの方法について紹介します。

1. 計測したいバナーが埋め込まれているページ側の対応_プロモーションのインプレッション計測

計測したい該当バナーを埋め込んでいるページに以下のJSを追加します。
IDや名前などの値は事前に決めておきましょう。

参考
https://developers.google.com/analytics/devguides/collection/analyticsjs/enhanced-ecommerce#promotion-data

  • id または name のいずれかを設定する必要があります。
キー 値の型 必須 説明
id テキスト 必須* プロモーション ID(例: PROMO_1234)。
name テキスト 必須* プロモーションの名前(例: サマーセール)。
creative テキスト 省略可 そのプロモーションが使われてる広告(例: summer_banner2)。
creative_name テキスト 省略可 クリエイティブの名前(例: summer_banner2)。
position テキスト 省略可 そのクリエイティブの掲載位置(例: banner_slot_1)。
creative_slot テキスト 省略可 クリエイティブ スロットの名前(例: banner_slot_1)。
        <script>
            dataLayer.push({
              'ecommerce': {
                'promoView': {
                  'promotions': [ // Array of promoFieldObjects.
                   {
                     'id': '01_niku', // ID or Name is required.
                     'name': '今だけお買い得な肉特集',
                     'creative': 'hero_bnr',
                     'position': 'top'
                   }]
                }
              }
            });
        </script>

2.計測したいバナーが埋め込まれているページ側の対応_プロモーションのクリック計測

クリック集計をしたい該当のバナーのonClickに、GTMとの連携に必要なデータレイヤー変数の連携を行います。
プロモーションのデータは1で設定したデータと同じ値にします。


<a href="/path/to/niku_tokusyu"
    onclick="dataLayer.push({
            'event': 'promotionClick',
            'ecommerce': {
                'promoClick': {
                'promotions': [{
                    'id': '01_niku',
                    'name': '今だけお買い得な肉特集',
                    'creative': 'hero_bnr',
                    'position': 'top'
                }]
            }},
            'eventCallback': function() {document.location = '/path/to/niku_tokusyu';}});"
>
    <img alt="今だけお買い得な肉特集" src="image/niku_tokusyu.jpg">
</a>

3. GTM側の対応_プロモーションのクリック計測

2で設定したデータレイヤ変数をもとに、GTMではGoogleアナリティクスへイベント計測するようタグを設定します。

・タグの設定

タグタイプ: Googleアナリティクス:ユニバーサル アナリティクス
トラッキング タイプ: イベント
イベント カテゴリ: eCommerce
イベント アクション: promo_click
このタグでオーバーライド設定を有効にする: true
拡張 e コマース機能を有効にする: true
データレイヤーを使用する: true

・トリガーの設定

トリガーのタイプ: カスタムイベント
イベント名: promotionClick

4.Googleアナリティクスレポートでの確認方法

最後に設定後、計測されているかどうかをGoogleアナリティクスレポートから確認をします。
コンバージョン > eコマース > マーケティング > サイト内プロモーション の画面で、計測されているかどうか確認することができます。

以上で設定完了です!

7
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
7
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?