はじめに
現在、参画しているプロジェクトでジョブ管理システムを現行のTivoliからJP1に更改するという追加対応がユーザー側から急に降って湧いてきた。ちぼり?じぇーぴーわん?そんなものは見たことも聞いたこともないので、調べてわかったことを残していく。
ジョブ管理システムってなんぞや
ジョブ管理システム(ジョブかんりシステム)とは、コンピュータ上での複数のジョブ(プログラム、バッチ処理)の起動や終了を制御したり、ジョブの実行・終了状態の監視・報告などを行うソフトウェアで>ある。「ジョブスケジューラ」、「タスクスケジューラ」とも呼ばれる。 (Wikipediaより)
ジョブ管理はコンピュータ上のプログラムや、予約したプログラムを実行するバッチの処理などのジョブを制御・監視すること。コンピュータ上のジョブは大量にあり、営業日変更時や夜間に流すジョブなど煩雑になるので、ジョブ管理システムで管理を自動化している。
人間にやらせるとコストや時間も大変だし、ミスも出るからシステム化しようねってことらしい(今更感)
主な機能は3つ
- ジョブの実行設定
実行順序などの設定ができる。 - ジョブのスケジューリング
日時指定などを実行条件として事前に登録することができる。 - ジョブの監視/ログ保存
ジョブの実行状態の監視をし、ログを残すことができる。ジョブ実行において異常があった場合、管理者にリアルタイム通知が発砲される。
主なジョブ管理システム
JP1
日立が提供するジョブ管理システム。当初のメインフレームでの運用管理にはじまり、Windows、Linux、UNIXといった各種プラットフォームをはじめ、クラスタや仮想化プラットフォーム、クラウドサービスなど、幅広い環境に対応している。国内シェアNo.1
Tivoli
IBMが提供するジョブ管理システム。JP1と基本的な機能の違いはあまりない。
ただただ無名。
JP1はQiitaで調べると記事が数多く出てくるが、Tivoliに関してはほぼ出てこない。 使い分けに関しては委託しているベンダーによって変わってくると思われる。