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現場の看護師がAIで「申し送り」を解決してみた(SBAR × 音声入力 × Next.js)

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Last updated at Posted at 2026-04-09

🩺 はじめに

私は看護師です。そして、コードを書きます。

現場で感じていた「申し送りの非効率」を解決するために、
AIでSBAR形式の申し送りを自動生成するWebアプリを作成しました。
今回はバイブコーディングで開発しており、設計とUXにフォーカスしてまとめています。

🔗 デモはこちら(実際に触れます)
🐙 GitHubはこちら

デモは Google Gemini の無料枠を使用しています。1つのIPアドレスから1時間に5回まで利用できます。上限に達した場合は時間をおいてお試しください。

👉 音声 or テキスト入力 → SBAR生成

録音UIとSBAR生成画面のスクリーンショット
録音後のSBAR生成画面のスクリーンショット

💡 解決したかった課題

  • 申し送りにフォーマットがない
  • 新人は何を話せばいいかわからない
  • 忙しくて整理する余裕がない

👉 構造化は必要だが、現場では難しい

🧩 アプローチ

SBAR(Situation(状況) / Background(背景) / Assessment(評価) / Recommendation(提案))形式に
AIで自動変換する仕組みを実装しました。

⚙️ 技術スタック

  • Next.js 14(App Router) + TypeScript
  • Gemini API(Streaming)
  • Dexie.js(IndexedDB)
  • Zod(バリデーション)
  • PWA

⚙️ 実装ポイント

① プロンプト設計(SBAR精度)

SとBが混ざる問題を防ぐため、明確に定義

S: 現在の事実のみ
B: 過去情報

👉 出力精度が大きく改善


② ストリーミングでUX改善

const reader = res.body!.getReader();

👉 「待たされる」体験を削減


③ Privacy by Design

  • 音声データは保存しない
  • 匿名化されたテキストのみ保持

👉 医療現場では「持たない設計」が重要


④ オフライン対応

  • IndexedDBに保存
  • 復帰時に自動解析

👉 現場は常にオンラインではない

※初回起動・AI解析には通信が必要


⑤ SBARの手動修正機能

AI出力は完全ではないため、

  • SBAR各項目を編集可能
  • 1文申し送りも修正可能

👉 「AIは補助、最終判断は人間」という前提で設計


⑥ 型安全(Zod)

z.discriminatedUnion(...)

👉 不正データの流入防止


⑦ APIレート制限

const RATE_LIMIT_MAX = 5;

👉 デモ公開時のAPI枯渇対策

🧠 学び

  • SBARは明示的に定義しないと崩れる
  • UXは速度より体感が重要
  • 医療では「持たない設計」が重要
  • オフライン前提が必要
  • AIの出力はそのまま使わず、前提設計で制御する必要がある

🚀 動かしてみたい方へ

🐙 GitHub:こちらのREADME.mdをご覧ください。

git clone ...
npm install
npm run dev

環境構築・APIキー設定を行えばローカルで動作します。

また、リポジトリ内の DOCS.md は設計仕様書として整理しています。

この内容を ClaudeCode などのAIに渡すことで、
同様のアプリ構成をベースに再現・カスタマイズすることも可能です。

プロンプトを書き換えることで、自分の現場に合わせたツールに応用できます。

DOCS.mdは実装コードではなく「設計を再現するためのドキュメント」です。


📘 詳細な設計・背景・UI/UX解説はZennで公開中👇
👉 現場の看護師がAIで「申し送り」を解決しようとした話——ミルレコ開発記


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