AWS Certified Machine Learning - Specialty試験に合格しました

感想

スコアは843でした。英語での受験でしたので、210分の試験で、一通り問題をといて20分ほどあまった感じです。時間配分的にはSAP(ソリューションアーキテクトプロフェッショナル)と比べると余裕がありました。短い問題もあれば長文もありでしたが、ほとんど長文のSAPと比べるとだいぶ楽でした。
知っていれば即答できる問題も数問あり、単に機械学習の知識が問われているような問題も数問ですがあったように思います。自分は機械学習エンジニアではないので、解答が全部知らないキーワードだったりすると完全にお手上げ状態でした。
ひととおり問題を解いたあと、見直してみるとフラグを２５個もつけていました。２５個もわからないという状況で、時間だけが余っていて、「今回は落ちたかも」と本気で思いましたが、残った時間で、確実に違ってそうな解答を外して、消去法でなんとか解答したという感じです。
Udemyとかで結構問題集をやったのですが、似たような問題は半分もでなかった印象です。私のケースでは半分以上、初めて見る問題（シナリオ）でした。

試験内容

Domain 1: Data Engineering 20%
Domain 2: Exploratory Data Analysis 24%
Domain 3: Modeling 36%
Domain 4: Machine Learning Implementation and Operations 20%

ドメイン1は先にデータアナリストの試験をうけておくと良いと思います。ドメイン4はAWSの試験という感じで、他のAWSの試験を受けていればそこまで難しくは感じないと思います。問題はドメイン2と3でした。私は機械学習の経験が浅いということもあって、ここをどう攻略するかが鍵でした。

いろいろなサイトでcourseraが薦められていましたが、自分はG検定対策本などで勉強することにしました。

深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト)公式テキスト 第2版
https://www.amazon.co.jp/深層学習教科書-ディープラーニング-G検定-ジェネラリスト-公式テキスト/dp/4798165948/ref=asc_df_4798165948/
他にもG検定の参考書はたくさんあるので、自分にあったものを見つけて勉強するのがよいかと思います。

その他にも、キカガク、codexaの無料コースやYouTubeのヨビノリさんの機械学習関連の動画などを一部見たりして知識を深めました。
https://www.kikagaku.ai
https://www.codexa.net
https://www.youtube.com/watch?v=s5_Pk3CjhNA&t=28s

これまで機械学習にあまりふれてこなかった人は、ドメイン2と3が絶対に課題となるので、本試験の対策をする前に、最低２，３ヶ月くらいは試験のことは忘れて機械学習の勉強をしたほうがよいかもしれません。

試験対策

教材

Blackbelt
https://aws.amazon.com/jp/aws-jp-introduction/aws-jp-webinar-service-cut/#ai-wn
SageMakerのところは２、３回繰り返し読みました

Exam Readiness: AWS Certified Machine Learning - Specialty
https://www.aws.training/Details/eLearning?id=42183
小テストが35問

Udemy - AWS Certified Machine Learning Specialty 2021 - Hands On!
https://www.udemy.com/course/aws-machine-learning/
メイン教材。動画は見ませんでした。PDFを２，３回繰り返しました。
SageMakerのビルトインアルゴリズムにかなりのページをさいていますが、本試験ではうーんという感じでした

問題集

サンプル問題
https://d1.awsstatic.com/training-and-certification/docs-ml/AWS-Certified-Machine-Learning-Specialty_Sample-Questions.pdf
初回やったときは難しいなぁという印象でしたが、試験直前で改めてやってみても正解率8割くらいでした。。実際の試験と難易度は近いと思います。

Udemy - AWS Certified Machine Learning Specialty Full Practice Exam
https://www.udemy.com/course/aws-machine-learning-practice-exam/
65問の模試1セット

Udemy - AWS Certified Machine Learning Specialty: 3 PRACTICE EXAMS
https://www.udemy.com/course/aws-certified-machine-learning-specialty-full-practice-exams/
65問の模試2セット

Tutorial DOJO - AWS Certified Machine Learning Specialty Practice Exams 2021
https://portal.tutorialsdojo.com/courses/aws-certified-machine-learning-specialty-practice-exams/
65問の模試2セット

上の問題集で65問の問題5セットを2回繰り返しました。感想のところでも書きましたが、本試験で同じような問題がでたかというと、半分もでてないと思います。
解答を暗記するのではなく、間違えた問題のキーワードやその周辺の知識を理解するようにしました。２回目はだいたい９割近く取れていたと思います。

模試

スコアは65%でした。Modelingは50%。予想通りでした。
サンプル問題と同じく、難しいなぁという印象でしたが、難易度は本試験に近いと思います。
模試を受けたのは６月で、Udemyの問題集を１回目やった直後だったので、2回目やった後だったら、もう少し取れていたかもしれません。

本試験

時間的に余裕があるのはわかっていたので、焦らず、１回目は長文は後回しにして、短い問題から確実に解いていきました。わからない問題はフラグを立てて、まず最後までときました。
２回目は１回目にとばした長文の問題を最後までとき、わからない問題は同じくフラグを立てました。この時点で２時間ほど使っていて、フラグは２５個たっていました。
３回目はフラグを立てた問題をじっくり読んで、消去法で確実に間違っている解答を消して、最後はフィーリングでした。試験終わりまであと２０分というところで３回目を終えました。
自信持って解答できなかった問題が２５問あるという状況は正直不安でしたが、残り２０分であわててもしょうがないので、きっぱり試験終了としました。

結論

AWSの他の試験もそうですが、ある程度の知識で即答できる問題もありますが、シナリオベースのユースケースを問う問題がかなり多い印象でした。もともと機械学習を毎日仕事で使っている人でなければ、多くのユースケースにふれるということは難しいので、ドキュメントを読んだり、問題集を解いたりして、できるだけ多くのキーワードを覚えていくしかないのかなとも思いました。正確にキーワードを理解できていれば、このケースではこれは使わないなとか推測はできるので、即答はできなくても、消去法で回答の精度を高めていくことはできるのかなと思います。
これからMLS試験を受ける方の少しでも参考になっていればうれしいですー^^

次は、最後の最難関、Advanced Networking試験、がんばります