はじめに
概要
この記事はHoudini Apprentice Advent Calendar 2025 13日目の記事です。
HoudiniのUIのカスタマイズしてちょっとでも使いやすくしよう的な記事になります。
入門者~初学者を対象としておりますので、今回は実務というより学習に寄った紹介になります。
環境
Houdini21.0.559 Py3.11
※基本的にはどのバージョンでも使用できるノウハウだと思います。
はじめに2
Houdiniの学習の方法には大きく2つあると思います。
①書籍やYoutubeなどで紹介されているチュートリアル通りに作成する
②SampleのHIPファイルを元に写経する
②の学習をする上でHoudiniを2つ立ち上げてそれぞれ行き来ししながら学習をすると思うのですが、それって大変じゃない?1つのHoudiniで完結させようよ、というのが今回の記事の本旨となります。
ただ、学習全般に使えるTips的なものも含めているので、参考にしていただければ幸いです。
色んなUIを見てみよう
Houdiniでは用途に応じたUIを既に用意してくれています。

デフォルトはBuildですが、アニメーション作業用・モデリング作業用あとは地形作業(Terrain用)なんてものまで用意されています。まずはここから自分の目的に合うものを触ってみるのも良いかもしれないですね。
さて、Buildがデフォルトで設定されていますが、1つHoudiniの学習を進める上ですぐに気づくことがあると思います。
そこに気付いたあなたはHoudini学習が順調に進んでいると言っていいでしょう!(※過言)
Houdini作業の大半において、SceneViewとは出力結果を確認するための場所であって、作業スペースではないといっても良いでしょう(※過言2)
なので、確認用画面が無駄に大きいこのレイアウトから作り変えていきましょう。
学習用のUIレイアウトをつくる
なんかSceneViewが小さくなって見たことないWindowがごちゃごちゃ増えましたね。SceneViewは基本的に小さくでも何も困りません。
こちらのレイアウト大きく4つのエリアに分かれてその中にそれぞれ細かいツールが入れてあります。

Buildレイアウトから作り変えていきましょう。
Buildレイアウトから作り変える
まずScene View以外の全てのパネルとタブを閉じます。
Scene Viewの左側に隠れているTree Viewも消しましょう。
そしたらSceneView右上の▽から Split Pene Left/Right で左右分割します。

もう一回左右に分割して3分割したら、一番左のPenelで次は上下に分割します。
これで完成系の画面でいう大枠のエリア分割が出来たので、次はそれぞれを細分化していきます。
赤と青のエリア
最初に右と中央のエリアを作り変えます。ますそれぞれ上下に1回ずつ分割します。
そのあとに、それぞれのPenelのタブを右クリックして、Penelの種類を切り替えます。
上はParameters 下はNetwork Viewに切り替えます。
これで右と左それぞれにノードを触れるネットワークとそのパラメータを見れる部分が表示されました。
ただ、このままだと全てリンクしていて、分割している意味がありません。なので左右それぞれで独立した動きをするように調整します。
パネルの右上に安全ピンのようなボタンがあります。こちらはクリックするとパネルの表示などを固定できる機能ですが、長押しすると数字が出てきます。
こちらの数字を中央・上下のパネルは①、右側・上下のパネルは②のように割り振りましょう。
そうすると、リンクする情報がそれぞれ独立して、右は右、中央は中央で独立したノードを扱えるようになります。
これをすることで参考にするノード群と自作のノード群を並べてみることが出来たり、複数の場所を行き来することなく調整出来るようになります。便利。

次に左上のScene Viewを調整していきます。
緑のエリア
こちらもさっきと同様に左右に割って右側を上下に割ります。
左側にはHelp Browser 右下にはLabs>Parameter Diffを割り当ててあげましょう。
Help BrowserはノードのHelpを開くときに出てくる画面を常に表示させることが出来ます。
ちなみに自分は英語のままHelpを使用していますが、日本語のヘルプを読みたいよという方はこちらで設定できます。
Houdini内からHoudini日本語マニュアルを開くには
上記記事ではリンクが18.5になってますが、リンクのバージョンを整えれば大丈夫です。
※ちなみに2025/12/13時点ではHoudni21の翻訳はまだありませんが、既に開始されてはいるそうです。いつも翻訳ありがとうございます!(超私信)
Parameter Diffは個人的に愛用しているパネルで2つのノードのパラメータの差分だけを表示してくれるパネルになってます。

この機能が使える部分が1つのHoudini内で比較勉強を進めるメリットの1つですね。便利。
橙のエリア
こちらはみんな大好きGeometrySpreadSheetを表示しておきます。
ちなみに、SceneVeiwとGeometrySpreadSheetにもリンクパネル機能がありますが、個人的には以下の理由で外しています。
①GeometrySpreadSheetは開いているだけでノードの計算が行われるので、複数開くと地味に重たい
②SceneViewがバグった時に面倒
長押しでLastSelectedNodeにしておくと最後に触ったノードを表示してくれるので、それでも使用可能です。
SceneViewを2つにするのも無しではないです。
レイアウトを保存する
こんな感じで出来上がったレイアウトは最初のレイアウトが沢山出ている画面からSaveCurrentDesktopAsで名前を付けて保存しておきましょう。
そうすると次から今回作成されたレイアウトが使用出来るようになります。
起動時のレイアウトを変えるには
Edit>Preferences>GeneralUserInterfaceからStarupInDesktopで変更可能です。

その他使いやすくするTips
ワイヤーの形状を変える
ノード整理
グリッドを表示させてSnapするようにしておくことで、ノードが綺麗に並びやすくなる(気がする)

リンク表示
エクスプレッションやSpareInput・objmergeなどのノード同士のリンクを表示してくれる。
常に表示すると煩いからSelecetedNodesだと便利。


値がデフォルトじゃないパラメータのみを表示
虫眼鏡マークから表示項目を切り替えることでデフォルト値じゃない項目だけを表示することが出来る。便利。

(おまけ)自分が普段作業している時のUI
ここまで学習用のUI設定を行ってきましたが、自分が普段から使用しているUIについて紹介します。

普段はこんな感じでUIレイアウトを設定しています。
Networkの部分はコンテキストごとにタブ分けしてあって、それぞれに移動しやすくしてあります。
また、1つのレイアウトの中にタブで隠しているのもあり、その中には自作PythonPanelツールなどを仕込んでいます。
その他にもSolaris用やMotion調整用などでUIを分けていますが、今回は割愛します。
おわりに
今回は1つのHounidi内で学習をするということに重きを置いて紹介しましたが、その他にも様々なカスタマイズが可能です。
皆さまも自分だけのUレイアウトを模索してみてはいかがでしょうか?
それでは、しゃーした~。



