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Digdag公式ドキュメントからDigdagを学ぶ-Scheduling workflow

Last updated at Posted at 2020-07-12

目標

Digdagの公式サイトのドキュメントのScheduling workflowの翻訳+α
DigdagのRubyを使ってRailsにバッチを作るまでが最後の目標
http://docs.digdag.io/scheduling_workflow.html

目次

Getting started
Architecture
Concepts
Workflow definition
Scheduling workflow
Operators
Command reference
Language API -Ruby
Digdagで環境毎に設定値を変える(RubyOnRails)
Digdagを用いてRubyOnRails環境でバッチ実装

Scheduling workflow

Setting up a schedule

ワークフローを定期的に実行するには、ワークフロー定義の最初にschedule: オプションを追加します。

簡単なワークフローを生成します。日本時間の毎日9時に実行させる場合以下のようにスケジュールオプションを追加します。

workflows.dig
timezone: Asia/Tokyo

schedule:
  daily>: 09:00:00

+step1:
  sh>: echo start schedule ${session_time}

Digdagサーバーを起動してworkflowsプロジェクトをDigdagサーバーにプッシュします。

$ digdag server --memory
$ cd workflows
$ digdag push workflows

ワークフローの詳細を見るとセッションに9時の実行履歴が追加されてStatusはSuccessになっています。
127.0.0.1:65432
スクリーンショット 2020-07-12 9.00.34.png

SessionsのSuccessをクリックすると実際試行情報も確認できます。
スクリーンショット 2020-07-12 9.08.42.png

schedule: オプション

構文 説明
hourly>: MM:SS 毎時 30分に実行 hourly>: 30:00
daily>: HH:MM:SS 毎時 7時に実行 daily>: 07:00:00
weekly>: DDD,HH:MM:SS 毎週9時に実行 weekly>: Sun,09:00:00
monthly>: D,HH:MM:SS 毎月一日の9時に実行 monthly>: 1,09:00:00
minutes_interval>: M 30分ごとにこのジョブを実行する minutes_interval>: 30
cron>: CRON 複雑なスケジューリングにはcron形式を使用

digdag checkコマンドは、最初のスケジュールがいつ開始するかを示します。

check
$ digdag check
2020-07-12 09:23:10 +0900: Digdag v0.9.41
  System default timezone: Asia/Tokyo

  Definitions (1 workflows):
    workflows (2 tasks)

  Parameters:
    {}

  Schedules (1 entries):
    workflows:
      daily>: "09:00:00"
      first session time: 2020-07-13 00:00:00 +0900
      first scheduled to run at: 2020-07-13 09:00:00 +0900 (in 23h 36m 47s)

注意

hourly、ddaily、weekly、またはmonthly使用する場合、セッション時間は実際の実行時間と異なる場合があります。
セッション時間は、実際の実行日の00:00:00です(hourlyの場合、時間は00:00に設定される)。

スケジュール例(システム時間:2019-02-24 14:20:10 +0900)
セッション時間は全て「00:00:00」になっている

schedule first session time first scheduled to run at
hourly>: 32:32 2019-02-24 14:00:00 +0900 2019-02-24 14:32:32 +0900
daily>: 10:32:32 2019-02-25 00:00:00 +0900 2019-02-25 10:32:32 +0900
weekly>: 2,10:32:32 2019-02-26 00:00:00 +0900 2019-02-26 10:32:32 +0900
monthly>: 2,10:32:32 2019-03-02 00:00:00 +0900 2019-03-02 10:32:32 +0900

Running scheduler

digdag schedulerはスケジューラを起動します。

$ digdag scheduler

ワークフロー定義を変更すると、スケジューラはdigdag.digファイルを自動的に再ロードするため、再起動する必要はありません。

以前9時に設定されている時間を12時に変更してdigdag schedulerを実行してみたがエラーが出ました。
digdagのバグかもと思って調べたら以下のようなISSUEがありました。
schedulerはメンテも活発に行ってなさそうだったのでdigdag schedulerよりはdigdag serverをお勧めします。

workflows.dig
timezone: Asia/Tokyo

schedule:
  daily>: 12:00:00

+step1:
  sh>: echo start schedule ${session_time}
$ digdag scheduler
1) Error injecting constructor, java.lang.IllegalArgumentException: Configured authenticatorClass not found: io.digdag.standards.auth.jwt.JwtAuthenticator
  at io.digdag.server.ServerModule$AuthenticatorProvider.<init>(ServerModule.java:176)
  while locating io.digdag.server.ServerModule$AuthenticatorProvider
  while locating io.digdag.spi.Authenticator
    for the 1st parameter of io.digdag.server.AuthRequestFilter.<init>(AuthRequestFilter.java:28)
  while locating io.digdag.server.AuthRequestFilter
  while locating io.digdag.server.AuthRequestFilter annotated with @com.google.inject.internal.UniqueAnnotations$Internal(value=3)
1) Error injecting constructor, java.lang.IllegalArgumentException: Configured authenticatorClass not found: io.digdag.standards.auth.jwt.JwtAuthenticator
  at io.digdag.server.ServerModule$AuthenticatorProvider.<init>(ServerModule.java:176)
  while locating io.digdag.server.ServerModule$AuthenticatorProvider
  while locating io.digdag.spi.Authenticator
    for the 1st parameter of io.digdag.server.AuthRequestFilter.<init>(AuthRequestFilter.java:28)
  while locating io.digdag.server.AuthRequestFilter
  while locating io.digdag.server.AuthRequestFilter annotated with @com.google.inject.internal.UniqueAnnotations$Internal(value=3)

Checking scheduling status

クライアントモードのコマンドを使用して、スケジュールを管理できます。
クライアントモードのコマンドについては今後整理します。早めにみたい方は以下のリンク参照
http://docs.digdag.io/command_reference.html#client-mode-commands

スケジューラコマンドは、デフォルトでhttp://127.0.0.1:65432をリスンします。 127.0.0.1(localhost)からの接続のみ受け付けます。これはセキュリティ上の理由から、パブリックネットワークへのポートは開かれません。
リスンアドレスを変更するには、-bind ADDRESSオプションを使用してください。

Setting an alert if a workflow doesn’t finish within expected time

例がなかったので簡単なコードで確認します。
ワークフローの実行時間が1秒以上かかる場合、警告を表示

workflows.dig
timezone: Asia/Tokyo

schedule:
  daily>: 11:45:00
sla:
  duration: 00:00:01
  +notice:
    sh>: echo alert! so slow

+step1:
  sh>: ./your_script.sh

sleep 5にして5秒遅延させる

your_script.sh
#!/bin/bash
sleep 5
echo start script

サーバーのLogをみたい場合、起動の時にtask-logオプションを追加してください。

$digdag server --memory --task-log ./task_log

1秒で設定したワークフローの実行時間がが5秒かかったのでLogにaletメッサージが表示されています.
StatusはSuccessになっています。

スクリーンショット 2020-07-12 11.46.19.png

Options

このパラメーターは、fail:BOOLEANおよびalert:BOOLEANオプションをサポートしています。
cを設定すると、ワークフローが失敗します。
alert:trueは、上記の通知メカニズムを使用して通知を送信します。

fail:trueを設定すると、ワークフローが失敗します。
alert:trueを設定すると、上記の通知メカニズムを使用して通知を送信します。上記の例では時間が過ぎてもStatusがSuccessになっていたのはこの設定がDefaultだと思います。

fail:true を追加してみると実行時間が1秒超えた場合StatusがFailureになるのがわかる。

add_fail_option
timezone: Asia/Tokyo

schedule:
  daily>: 12:03:00
sla:
  duration: 00:00:01
  fail: true
  +notice:
    sh>: echo alert! so slow

+step1:
  sh>: ./your_script.sh

スクリーンショット 2020-07-12 12.05.06.png

Skipping a next workflow session

セッション間の継続時間よりも長い時間がかかるワークフロー(30分または60分ごとのセッションなど)を頻繁に実行している場合があります。
ワークフローの期間におけるこの変動は、いくつかの理由で発生する可能性があります。たとえば、通常処理しているデータの量が増加している場合が該当します。

たとえば、1時間ごとに実行されるワークフローがあり、通常30分しかかからないとします。しかし、これは休日であり、現在はサイトの使用率が大幅に増加した結果ワークフローで1時間30分かかっている大量のデータが処理されています。
この期間中、2番目のワークフローが次の1時間実行開始されます。両方が同時に実行されるため、使用可能なリソースにさらに負担がかかります。

この場合は、次の1時間のワークフローセッションをスキップし、代わりに後続のセッションを利用して2時間のデータを処理するのが最善です。これを行うために、以下を追加しました。

skip_on_overtime:true | false: セッションが既に実行されている場合にスケジュールされたセッションの実行をスキップするかどうかを制御するために使用

スケジュールされたワークフローセッションには、以前に実行されたセッション時間を含むlast_executed_session_time変数があります。通常last_session_timeと同じです。skip_on_overtime:trueが設定されている場合かセッションが最初の実行である場合は値が異なります。

毎分実行されるワークフローを定義

workflows.dig
timezone: Asia/Tokyo

schedule:
  minutes_interval>: 1
  skip_on_overtime: true
+step1:
  sh>: ./your_script.sh
your_script.sh
#!/bin/bash
sleep 120
echo start script

毎分実行予約しても実際スクリプトは2分かかるサンプルです。
skip_on_overtime: trueにより1分ごとに実行設定しても実際は最初の実行が終わった後の1分後に次の実行時間が決まります。
スクリーンショット 2020-07-12 12.33.17.png

Skipping backfill

skip_delayed_by オプションを使用するとbackfill コマンドで、指定した時間だけ遅延したセッションの作成をスキップできます。

Digdagが再起動すると、スケジュールのセッションが、last_session_timeの次のセッションまで自動的に作成されます。

schedule:
  minutes_interval>: 1
  skip_delayed_by: 3m

+setup:
  sh>: echo ${session_time}

スケジュール停止の時
スクリーンショット 2020-07-12 13.16.51.png

スケジュール再開の時(17分に再開)
スクリーンショット 2020-07-12 13.17.38.png
再開時間の3分前の14分、15分、16分は再実行される、3分以上過ぎたセッションはSkipしている。

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