エンジニアリングマネージャーのしごと
文末カッコで記載のページ数は全て上記書籍からの引用を示す。
画像はchatgptにより生成。プロンプトはロイ・リキテンスタインの絵画風に作成して、とした。
0. 読むモチベ
自身はマネージャーではないが、エンジニアとしてセルフマネジメントしていきたい、という思いで、架空のマネージャーを自分の中に持てたらいいなという思いで読んだ。
1. インポスター症候群に気をつける
インポスター症候群とは?
自分が他人から見られる優秀さや、その評価に、自分が値していない、と感じること。
関連用語として、後述する、ダニングクルーガー症候群がある。
2. 四分類されるマネジメント業務をやる
情報収集
意思決定
ナッジング
ロールモデル
の4つ。
自分の活動のうち、これら4つに分類し、これらが均等になると良いとされている。
ナッジングだけ知らなかったのでメモ。
ナッジングとは、議論に対して自身の観点を提供することで決定に影響を与えることです。
p.28
確かにできる人はこれをやっていますね。PRにコメントを入れてくれる方など。
3.仕事に合った人を獲得するのではなく、人に合った仕事を獲得するのです 〜大聖堂とバザール〜
仕事に合った人を獲得するのではなく、人に合った仕事を獲得するのがマネージャーの仕事、と記載がった。なるほど、それはすごい。
その章での、人がどんな仕事を好むかの大分類があった。
p.90-91
どんな仕事が好きかというタイプ分け、その2分類。
それが大聖堂とバザール。
大聖堂を建設する人は、集中、安定、純粋主義、クラフトマンシップ、を強く求めている。
対象分野のエキスパートになったり、チームの礎になったり、広くではなく深く進むのを好んだり、詳細を楽しんだりする。
バザールをぶらつく人は、
たくさんの喧騒を体感したいと思っている。興奮、多様さ、カオス、変化を求めている。
なるべく多く新しいことを持ってくる、構築し、捨てる、停滞を避ける、チーム間を動き回る、のをこのむ
1on1の話題としてこれが挙げられていた。確かにこの2分類は、単なるAかBかの2分類ではなく、イメージを掻き立てられて、話題にもなるので面白い。
4.評価面談でのフォーマット
面談は面談用ドキュメントを書くことが中心で、面談自体はそれを補うに過ぎません。(p.101)
面談用ドキュメントに記載の内容を質問し、その質問によって相手には内省を促すことが重要。
質問の例は次のようなものであった。(p.104-p.105)
・実績
この半年の自分の実績について考えてください。大きくても小さくても構いません。自分が成し遂げたことで満足しているものはなんですか?またそれはなぜですか?
・ふりかえり
現在の自分の役割についてどう思いますか?前回の面談から、良くも悪くも変化しましたか?
・成長
この期間中で、もっと上手くできたと思うことはありますか?自分の成長のために、どんなスキルを身につける必要があると思いますか。
・将来
会社での自分の将来について考えてください。どこに向かいたいですか?成し遂げたいことや取り組みたいことはなんですか?もしくは、自分自身の現状に満足していますか?
・支援
将来自分の望む場所に到達するために、どんな支援を必要としていますか?
これらを自分むけに問うて内省してみるのはありだと思った。
5. ダニングクルーガー効果に気をつける。
多くの社会的、知的領域において、人が自分の能力を過大評価しがちである。
これは不適切な判断につながるだけでなく、不適切な判断をしていても気づかないことを意味する。
p.189
これ馬鹿の山という比喩で説明されていました。
馬鹿の山とはこのようなものです。生成AIにより生成。
一旦知っている感、だけが増えるのが馬鹿の山で、その後、熟慮された知識に変わっていく様が示されていました。
ダニングクルーガー効果と、インポスター症候群は、あなたが考える以上に、頻繁で職場で発生しています。
p.192
6. スコープ
機能を「Must」「Should」「Could」「Won't」に分解する。
ストレッチゴールを推奨する。
p.207
7. ギルドでサイロを壊す。
p.256
ギルドでは以下のようなことを扱います。
・ある分野や興味のあることにおけるベストプラクティスの議論や進化
・複数チーム間の情報共有
・その分野や興味のあることが会社内で目立つようにする。
7. 次の10年は?
次の10年というスケールで考えることの有用性も最後に語られていました。
これはあんまりいらないのでは?という気がしましたが、一瞬考えてみるとかはいいかも。
8. コンピテンシーとスキルバックログ
コンピテンシーの例が参考になった。
コンピテンシー/現在のレベル
技術知識/L3
メンタリング/L2
影響/L2
合意形成/L3
コミュニケーション/L2
アウトプット/L2
これらを元にL2をL3に上げる、L3をL4に上げるようなアクションを具体的に取っていくのが良いとされる。
それをスキルバックログとして管理するらしい。
以上
自分のスナップショットを作成しよう(p.12)に象徴されるように、
全体で色々な角度で、自分や他者を客観的に、内省的にみて向上していくメソッドが書かれていた。
読み応えありでした。
また、マネジメントも面白そうだとも思えたのもよかった。










