Claude Opus 4.8で発表された Dynamic Workflows が話題になっている。
ただ、最初に見たときは正直、
「前からsubagent + skillsでやっていたよね?」
という感想だった。
Claude Codeを普段使っている人なら、
- migration skill
- review agent
- dependency audit agent
- test generation agent
などを組み合わせて、役割分担するのは普通だったと思う。
なので最初は、
「multi-agent化しただけでは?」
という認識だった。
従来でもworkflowは組めていた
例えばrepository全体のmigrationをするときでも、
のようなworkflowを組んでいる人は多かったと思う。
つまり、「workflowが存在しなかった」わけではない。
従来の問題
問題は、workflow設計責務が人間側にあったこと。
例えば、
- どのsubagentを使うか
- reviewをどこで入れるか
- workflowをどう分割するか
- contextをどう切るか
を、人間が設計していた。
特に大規模repositoryになるほど、workflow自体の設計・維持コストが大きくなっていた。
実際のClaude Codeでの使い方
まずClaude Codeで、
/effort ultracode
を実行する。
これで、大規模タスク時にDynamic Workflowsを積極利用するモードになる。
従来の使い方
例えば以前なら、
Spring Boot migration skill
を自分で作り、その中で、
- dependency audit
- migration
- review
- test fix
などを明示的に組み合わせていた。
つまり、workflow設計者は人間だった。
Dynamic Workflowsを使う場合
現在は、migration task自体をClaudeへ渡す。
例えば、
Spring Boot 2.x → 3.x migrationをしたい。
まず repository 全体を確認して、
breaking changes と dependency 更新方針を整理して。
javax → jakarta の影響範囲を洗い出し、
PR分割案を提案して。
その後 backend 側から進めて、
テスト修正まで対応して。
のように依頼する。
従来との違い
以前なら、
- migration skill
- dependency audit subagent
- review workflow
などを、人間側で明示的に組み合わせる必要があった。
Dynamic Workflowsでは、migration task自体をClaudeへ渡すと、Claude側が必要なworkflowを組み立てながら進める。
例えば同じmigrationでも、
- dependency問題が中心
- CI問題が中心
- frontend影響が大きい
- backend変更が中心
など、repository状況によって必要なworkflowは変わる。
以前は、それを人間側でworkflow化していた。
Dynamic Workflowsでは、そのworkflow設計責務自体をClaude側へ寄せ始めている。
なぜ「Dynamic Workflows」なのか
この「Dynamic」は、単にsubagentが増えたという意味ではなさそうだった。
以前のskills/subagent運用は、
のように、workflowを固定設計していた。
一方Dynamic Workflowsでは、
- repository構造
- dependency状況
- CI構成
- frontend/backend比率
などによって、workflow構成そのものを変えながら進める方向へ寄っている。
その意味で、今回の「Dynamic」は、workflowが実行時に変化する、という意味合いが強そうだった。
実際に触って認識が変わった
最初は、
「前からsubagentでやっていたよね?」
と思っていた。
ただ実際に触ると、変わっていたのはsubagent機能そのものではなく、workflow設計責務だった。
以前は、人間がworkflow設計者だった。
Dynamic Workflowsでは、その一部をClaude側へ委譲し始めている。
この視点で見ると、最初に感じていた違和感もかなり整理できた。
どういうタスクで効果が出るのか
小規模修正では差分は小さい。
例えば、nullチェック追加程度なら従来と大差ない。
一方、かなり相性が良いのは、
- Spring Boot migration
- Java version upgrade
- dependency更新
- bug sweep
- 大規模refactor
- architecture review
のような、workflow設計が必要なタスクだった。