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Pythonの開発環境を勉強する

Last updated at Posted at 2021-03-11

仮想環境での開発について

複数の開発を進めていくと、開発プロジェクトごとに独自のライブラリをインストールすることも考えられる。
そのため、プロジェクト毎に仮想環境を作成し、開発を行いたい。

本テキストでは、その過程でいろいろ調べたものをまとめた内容です。
だいたい参考リンク先の内容を抽出しているものなので、詳しくはそちらをご参考ください…。

環境

  • Windows 10
  • python 3以降

Python本体のバージョン管理

参考:Pythonの複数バージョンの扱い方(Windowsの場合)

バージョン管理は自分で行う。
※pipenvはより高度な管理が可能となります。が、とりあえず、venvはpythonの標準機能となっており、取り扱いしやすいと考えてました。
※virtualenvが類似情報で出てきますが、venvはvirtualenvを元にしており、標準機能を採用しました。

Python3.3以降からはデフォルトでインストールされるPythonランチャー(py.exe)のおかげで、個々のバージョンでも指示できるようになりました。

インストールされているバージョンは--list-pathsで確認できます。
*(アスタリスク)がついているのはデフォルトに設定されているバージョンです。

> py --list-paths
Installed Pythons found by C:\WINDOWS\py.exe Launcher for Windows
 -3.9-64        C:\Users\username\AppData\Local\Programs\Python\Python39\python.exe *
 -3.6-64        C:\Users\username\AppData\Local\Programs\Python\Python36\python.exe

バージョンを指定してコマンド実行する場合は以下の通り。

> py pip install pipenv          <= デフォルトにインストールされる
> py -3.6 -m pip install pipenv  <= Pytyon 3.6にインストールされる

参照リンクの記載にある通り、以下の通り実行を切り替えることが出来る

  1. ファイルごとに実行バージョンを切り替える

例えば、「今までバージョン3.5を使用していて、3.6にグレードアップしたら、一部のPytyonプログラムが動かなくなった。動かなくなったプログラムだけは、3.5のまま使用したい。」そのような場合は、プログラムファイルの先頭に以下の1行を付けてください。

#!python3.5
  1. コマンドごとに実行バージョンを切り替える
 > py -3.5 sample.py

仮想環境(venv)

顧客の開発毎に利用するパッケージは限定させたい。
このため、開発には仮想環境を用いる。

参照:venv: Python 仮想環境管理

venvのコマンドは以下の通り

 >py -m venv [newenvname]                    <= デフォルトのpythonバージョン作成される

 > py -[python-version] -m venv [newenvname] <= pythonバージョン指定

 > py -3.6 -m venv venv

複数のバージョンで実行環境を持つことも可能。
※ バージョンに関しては[newenvname]/pyvenv.cfgファイルに記載されている

home=C:\Users\[username]\AppData\Local\Programs\Python\Python39
include-system-site-packages=false
version=3.9.0

環境を有効にするには以下の通り。

 > .\[newenvname]\Scripts\activate

pycharmでは、メニュー - [実行] - [構成の編集] - [構成]内の [Python インタープリター]のパスを[newenvname]\Script\python.exeを指定する。
これにより実行時に利用されるpythonはvenv環境となる。

作成した環境にインストールされているパッケージの確認

 [newenvname]> pip freeze <= 作成直後は何も表示されないはず。

仮想環境を終了する場合

 [newenvname] > deactivate

パッケージの一括インストール

ほかの環境内容を持ってくる場合、requirements.txtを利用してインストールするのが便利。
仮想環境を有効化した状態で、以下のコマンドを実行する。

 [newenvname] > pip install -r requirements.txt

Pycharmに環境を追加する

  • [ファイル] - [設定] - > Python インタープリター から歯車マークを選択 -> 追加を選ぶ
  • Virtualenv Environment -> 既存の環境から [newenvname]\Scripts\python.exe を選択する

Pycharmでパッケージをインストールする

Pycharmを起動すると「Package requirements '…(パッケージ名)'」と出るため、「install requirements」を選択することで仮想環境(venv)内に一括インストールする。

困ったときに

PIPが使えない

原因:社内ネットワークのプロキシ

やったかな?

  • プロキシをコマンドラインで設定
  • インストール時に「信頼するホスト名」を指定

原因:インストール先が外部ネットワークと切り離されている

pipでダウンロードがそもそもできない時は、別の経路でファイルをダウンロード・環境でビルド&インストールする必要があります。

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