はじめに
VCIを作るにあたり、ぶつかる壁といえばなんでしょう?
・Unityがわからん!
・プログラムわからん!Luaって何!?
・モデリングできないんだけど...
大まかに分けるとこの3つだと思っています。
Unityとプログラムに関してはバーチャルキャストwikiの
[ガイド]初めてVCIを作成する
VCI TOP
に書かれているので読み解けばなんとかわかる(と思う)。
(と言ってもプログラム何も知らない人からしたら難しいですがそれはまた別の話・・・)
ではモデリングはどうでしょう。
VCIに限った話ではなく、VRを問わず他のツールでもモデリングは共通して使えるものなので
ノウハウは調べればたくさん出てきます。
しかし僕はつまづきました。
Blender使えばいいよとは出てくるが、なんかすぐ使えそうにない・・・
それに僕は・・・
絵 心 が 無 い
しかしVCIアイテムを作るにあたって、音楽VCIでもない限り
目に見えるモノそのものは必ずなくてはならない。
というわけであまり使えないかもしれませんが
僕みたいなモデリング出来ない人でも多少なら何とかなる経験をまとめます。
ロケーション(背景)であったり、見栄えのいいもの、大規模なVCIには向いていない話です。
その場合はBlenderなり覚えたほうが早いです・・・
ペイント3Dを使う
手軽に絵を描くソフトといえばWindows標準搭載のペイント。
そんなペイントですが最近のOSではペイント3Dが搭載されています。
このペイント3D、なんと3Dのオブジェクトが作成できます。
高度なことはできない(やろうと思えばできるかもしれない)ですが
比較的直感的な操作で使えるので、過去にはこんな感じでカラーコーンを作ったこともあります。
(バーチャルキャスト内で誕生日の人におもむろに僕が出してるのはコレです)
しかもこの通りglbやfbx出力に対応しています。
glbならVCI制作で便利です。
UniVCIが取り込まれたUnity環境にglbをドラッグアンドドロップすればprefabが自動生成されてVCIが作りやすいです。
colorcone.glb(右にある立方体のアイコンのやつ)を入れたらcolorcone.prefab(一番右のサムネ付きのやつ)が生成された図
あとはHierarchyにprefabを入れれば通常のVCIの作り方に沿うだけ。
ただ、ペイント3Dじゃボーンの設定ができないのでモノを揺らしたいときは大変です。
うまいこと揺れなかったVCIがこれ
ちなみに、3Dライブラリを選択するとあらかじめ用意された3Dデータを配置できます。
いわゆるアセットといえばいいでしょうか。
unityの機能を駆使する
図形の組み合わせだけで大丈夫ならunityだけで解決しちゃうかも。
図形を組み合わせる
画像の通りHierarchyで右クリックして「3D Object」を選択すると色々な図形が選べます。
図形を組み合わせて作られたVCIアイテムの一例
※ちなみにこの雪だるま時計はにゃふさんによる初心者向けVCI勉強会が参考になります。
便利ツール
三角錐や円錐、階段など、unity標準の図形では作りにくいものはProBuilderを使うといいかもしれません。
ProBuilderは最近のunityでは標準で搭載されていますが使うにはひと手間必要です。
メニューから Window > Package Manager を選択して、Probuilderと検索して出てきたものをInstallすればOK。(画像はすでにInstall済なのでUp to dateになっていますがここがInstallになっているはず)
あとは Tools > ProBuilder > ProBuilder Window を選択すれば使用できます。
出てきたウインドウの「New Shape」を選んでみると・・・
Stepsを変えてみると段の数が変わったり、種類ごとに設定が可能です。
Coneを選ぶとこんな感じ。
Number of Sidesで底面の角の数が変えられます(つまりn角錐)。
私の自作VCIのスイッチ部分はProBuilderを使用しています。
###ん?
さっきの自作VCIの下の生き物はどうやって作ったって?
ごめん、一時期だけ頑張ってBlender使ったときに作ったんだ・・・
(やっぱBlenderマスターすると強いんだろう・・・)
まとめ
見た目を重視しないものなら無理にモデリングツールを使わなくてもなんとかなるかも。
でもやっぱりBlender覚えたほうがいいし強い。