こんにちは、駆け出しアーキテクトのやまぱんです。
今回はこの本を読んで改めてストレージについて入門して、その上でAzure のことを考えて自分なりにかいてみました。
いままでストレージという観点で体系だって学んだことがなかったので知識の再確認や再構築ができました。
タイトルは思い切りインスパイア?オマージュ?してタイトルつけました。
もし間違ってる点あればコメントでもDMでもチャットでもなんでもよいので教えてください。
ちなみに本記事の内容は上記の本の最初の方にかかれているストレージの種類あたりの記述に対応します。
ストレージの種類と Azure での対応
Azure のストレージサービスカットでの Azure ストレージの説明をしているものは結構ありますのでここではあえて、ストレージの種類カットで記載してみます。
(Azure のストレージサービスを網羅してません)
ストレージ形式 | 古さ | 主な用途 | プロトコル | ファイルシステム | 速度 | Azureでのサービス |
---|---|---|---|---|---|---|
ブロックストレージ | 古 | OSブート領域/DBなど | iSCSIなど | 自由 | 高速 | Managed Disk |
ファイルストレージ | (中間) | ファイル共有 | NFS(Linux)やSMB/CIFS(Windows) | ext4/xfsx(Linux)やNTFS(Windows)など、ストレージ依存 | 中速 | Azure Files = ストレージ アカウントの中の"ファイル共有"、Azure NetApp Files |
オブジェクトストレージ | 新 | 写真の保存など | HTTP/HTTPSのみ | NA(概念なし) | 低速 | Azure BLOB Storage=ストレージ アカウントの中の”コンテナー” |
Managed Disk の実態は 下記のリンク先に「ページ"BLOB"」とあるように実態はオブジェクトストレージだが、Azure VM からはブロックストレージのようにみえます。
- ページ BLOB について-MS Learn
https://learn.microsoft.com/ja-jp/rest/api/storageservices/Understanding-Block-Blobs--Append-Blobs--and-Page-Blobs#about-page-blobs - サンプル ユース ケース -MS Learn
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/storage/blobs/storage-blob-pageblob-overview#sample-use-cases
- BLOB : Binary Large Object
データベース管理システム(DBMS)が用意している通常のデータ型のフィールドには格納することができない、画像や音声、動画、実行ファイル、圧縮ファイルなど様々な種類のバイナリデータをレコード中に直接格納することができる。 - clob : (参考までに)一方、巨大な不定長の文字データを格納できるデータ型を「CLOB」(Character Large Object)と呼ぶことがある。
参考
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今回書くきっかけになった本
基礎からの新しいストレージ入門 基本技術から設計・運用管理の実践まで -
Azure のストレージサービス一覧 (上記の表にはないものもあります。)
- Azure Storage の論文
ここに Azure のストレージサービスに関する論文があります。
https://azure.microsoft.com/en-us/blog/sosp-paper-windows-azure-storage-a-highly-available-cloud-storage-service-with-strong-consistency/
↑英語ですが下記で日本語にできます
https://translate.google.com/?hl=ja&sl=en&tl=ja&op=docs