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GitHub Actions (GH-200) 合格体験記と学習のコツ🚀

Last updated at Posted at 2025-11-30

この記事は Azure PoC部 Advent Calendar 2025🎄2 日目の記事 です。


こんにちは、アーキテクトのやまぱんです。
GitHub Actions の認定資格「GH-200 : GitHub Actions Certification」に合格したので、勉強法・使った教材・出題傾向などをまとめました。

CI/CD パイプラインを体系的に学びたい
GitHub Actions でワークフロー自動化をマスターしたい
DevOps のスキルを証明したい
という方の参考になれば嬉しいです 🚀

ぜひ いいね・拡散・コメント お願いします 🥺
間違いがあれば 優しく 教えてください 🙏

本記事で取り上げる「GH-200 : GitHub Actions Certification」は、GitHub が提供する認定資格の 1 つです。GitHub 関連の認定資格には今回の GH-200 他にも以下のようなものがあります (2025/11 時点)。

その他の GitHub 関連資格

  • GH-900 : GitHub Foundations
    GitHub の基礎知識を体系的に学べる認定資格。初心者向け。

  • GH-200 : GitHub Actions Certification
    CI/CD や自動化ワークフローの設計・運用に関する知識を問う資格。DevOps 志向の方におすすめ。 yml ファイルに 抵抗のある方など。

  • GH-500 : GitHub Advanced Security Certification
    セキュリティ機能 (Code scanning、Dependabot、Secret scanning など) の活用方法を学ぶ資格。セキュリティ担当者向け。

  • GH-100 : GitHub Administration Certification
    GitHub Enterprise の管理・運用、組織設定、権限管理などを扱う資格。管理者・リーダー層向け。

  • GH-300 : GitHub Copilot Certification
    GitHub Copilot の機能とプロンプトエンジニアリングの実践的な知識を問う資格。AI を活用した開発ワークフローの最適化を学びたい開発者向け。

各資格の詳細や最新情報は MS Learn の GitHub 認定資格ページGitHub Docs の認定資格ページ を参照してください。


TL;DR

GH-900 (GitHub Foundations) を取得したあと、次のステップとして GH-200 (GitHub Actions) に挑戦しました。GitHub Actions は業務でも携わることがある機能なので、より深く理解したいと思ったのがきっかけです。結果、無事に合格できました!

image.png

認定証と得点分布

こちらが点数とドメインごとの得点率です。

ドメイン 得点率
ワークフローを作成、管理する
ワークフローを消費する
アクションを作成、管理する
Enterprise において GitHub Actions を管理する やや低

「Enterprise において GitHub Actions を管理する」のドメインが一番得点率が低かったです。ここは組織レベルでのポリシー設定やセルフホストランナーの管理など、Enterprise 環境での運用経験がないと理解しづらい部分なので、もう少し学習しておけばよかったですね。

特に「ワークフローを作成、管理する」のドメインが 40% と最も配点が高いので、ここをしっかり押さえておくのが重要です。

GH-200 : GitHub Actions Certification の概要

GH-200 は GitHub Actions を使った CI/CD パイプラインの設計・運用スキルを問う中級レベルの認定資格です。DevOps エンジニア、ソフトウェア開発者、IT プロフェッショナル向けに設計されています。

試験予約ページは下記です。

試験の基本情報

  • 試験時間 : 120 分
  • 問題数 : 約 60 問
  • 試験形式 : 選択問題 (単一選択、複数選択)
  • 合格点 : 700 点 (1000 点満点)
  • 受験料 : 99 USD
  • 受験方法 : オンライン監督付き試験またはテストセンター
  • 有効期限 : 2 年間 (取得後 2 年間有効)
  • レベル : 中級 (Intermediate)

参考: GitHub Actions Certification - 公式ページ

出題範囲

ドメインは以下のようになっています。ドメイン 1 が 40% と最大の配点なので、ここを重点的に学習するのがポイントです。

  • ドメイン 1 : ワークフローの作成と管理 (Author and maintain workflows) 40%
  • ドメイン 2 : ワークフローの消費 (Consume workflows) 20%
  • ドメイン 3 : アクションの作成と管理 (Author and maintain actions) 25%
  • ドメイン 4 : Enterprise での GitHub Actions 管理 (Manage GitHub Actions in the enterprise) 15%

詳細は Study guide for GH-200 を参照してください。

学習方法

使用した教材

1.参考書籍(まず一周読む)

まずは GitHub CI/CD 実践ガイド を一周読んで全体像を把握しました。思ったよりも読みやすくてサクサク進められました!ワークフローの設計から運用まで実践的な内容が網羅されていて、GitHub Actions の基礎を固めるのに最適です。

GitHub CI/CD 実践ガイド――持続可能なソフトウェア開発を支える GitHub Actions の設計と運用 (エンジニア選書)

2.Udemy 講座(メイン教材・おすすめ!)

書籍で基礎を固めた後、メイン教材として以下の Udemy 講座を活用しました。正直、合格するだけならこれが最短距離です。

  • 解説がとても分かりやすい
  • GitHub Docs への URL も記載されていて深掘りしやすい
  • 実際の試験と似たような問題が出題される

GH-200: GitHub Actions Certification

3.Microsoft Learn(参考程度)

公式のラーニングパスは参考程度に確認しました。
無料で学べるので、時間に余裕がある方や基礎から固めたい方にはおすすめです。

GitHub Actions - ラーニングパス

4.ハンズオン

実際に業務や個人プロジェクトで GitHub Actions を使った経験があると理解が深まります。今回の試験対策としてではないですが、以下のような経験がありました。

  • Azure App Service へのデプロイワークフロー構築
  • Bicep × Azure Container Apps での環境構築自動化
  • GitHub Pages への静的サイトデプロイ
  • ワークフローファイル (.github/workflows/) の作成・管理

学習期間

  • 業務経験 : GitHub Actions を検証や個人プロジェクトで使用していた経験あり
  • 私の場合 : 約 2〜3 週間 (書籍 + Udemy をメインに、MS Learn も参考程度に参照)
  • 初心者の場合 : 1〜2 ヶ月程度が目安

試験のポイント

重要なトピック

以下は特に重要なパートです。

  1. ワークフローの作成と管理 (ドメイン 1 : 40%)

    • ワークフローのトリガー設定 (push, pull_request, schedule, workflow_dispatch など)
    • ジョブとステップの構文、インデント
    • 条件付きキーワード (if 文) の使い方
    • マトリックスビルドの設定
    • 暗号化されたシークレットの使用
    • 環境変数 (デフォルト環境変数、カスタム環境変数)
    • GITHUB_TOKEN の使い方
    • GitHub Packages / GitHub Container Registry への公開
    • CodeQL をワークフローに組み込む方法
  2. ワークフローの消費 (ドメイン 2 : 20%)

    • ワークフローのログの確認方法 (UI、REST API)
    • ステップデバッグログの有効化
    • ワークフローの依存関係キャッシュ
    • ジョブ間のデータ受け渡し (artifacts)
    • ワークフローステータスバッジの追加
    • 環境保護の設定
    • ワークフローの承認ゲート
  3. アクションの作成と管理 (ドメイン 3 : 25%)

    • アクションの種類 (JavaScript、Docker コンテナ、Composite)
    • アクションに必要なファイル構成 (action.yml など)
    • アクションのメタデータと構文
    • ワークフローコマンドの実装
    • アクションのトラブルシューティング
  4. Enterprise での GitHub Actions 管理 (ドメイン 4 : 15%)

    • 再利用可能なテンプレートの作成
    • アクションの配布と管理
    • 組織レベルでの GitHub Actions 使用ポリシー
    • GitHub ホストランナーとセルフホストランナーの違い
    • セルフホストランナーのグループ管理
    • 暗号化されたシークレットのスコープ (リポジトリ、組織、環境)

受験のアドバイス

  • ワークフローの YAML 構文をしっかり理解しておく
    (インデント、キーワード、構造など)
  • トリガーの種類と使い分けを意識する
    (push, pull_request, schedule, workflow_dispatch, repository_dispatch など)
  • シークレットと環境変数の違い、スコープを理解する
  • GitHub ホストランナー vs セルフホストランナーのユースケースを把握する
  • ジョブの依存関係 (needs キーワード) とデータの受け渡し方法を理解する
  • マトリックスビルドの設定方法を覚えておく
  • ワークフローコマンド (::set-output, ::set-env など) の使い方を理解する
  • 再利用可能なワークフローの作成と呼び出し方法を理解する

GH-200 は GH-900 よりも実践的な内容が多いです。実際に GitHub Actions を触った経験がないと難しく感じるかもしれません。事前にハンズオンで手を動かしておくことをおすすめします。

まとめ

GH-200 は GitHub Actions を使った CI/CD パイプラインの設計・運用スキルを体系的に学べる良い機会でした。ワークフローの構文やベストプラクティス、Enterprise での管理方法など、業務で即活用できる知識が得られました。

特に「ワークフローの作成と管理」のドメインは配点が 40% と最も高いので、ここを重点的に学習するのがポイントです。

DevOps / CI/CD に興味がある方、GitHub Actions をもっと使いこなしたい方にはおすすめの資格です!

今後とりたい GitHub 資格

GH-200 合格で、GH-900 に続き 2 つめの GitHub 資格を取得できました!🎉
次は以下の資格取得を目指しています。
年始くらいにとれたらいいなあという気持ちです。

  1. GH-300 : GitHub Copilot Certification

    • AI を活用した開発ワークフローを最適化したい
    • プロンプトエンジニアリングのスキルを体系的に学びたい
    • Copilot の効果的な使い方をチームに展開したい
  2. GH-500 : GitHub Advanced Security Certification

    • DevSecOps の実践的なスキルを身につけたい
    • セキュリティ機能の活用方法を深く理解したい
    • Code scanning や Dependabot の運用ノウハウを習得したい

参考リンク

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