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AIに「なぜダメだったか分かる?」と諭していた私が、マネージャー脳を捨てたら開発が爆速になった話

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Last updated at Posted at 2026-05-07

〜マネジメント研修の"正解"が、AI相手では完全に空振りだった話〜


結論から言うと、AIには丁寧さじゃなく『端的さ』が効きます

Claude Codeに「なぜそうなったか分かる?」と諭していた頃の私は、ただ時間を溶かしていました。 マネージャー研修で習った「Whyを考えさせる」を、AI相手にもやってしまっていたのです。 丁寧さは美徳じゃなく、ただの独り言でした。


導入:こんな経験、ありませんか?

AIが間違ったコードを書いた瞬間、つい「なぜそう実装したか分かる?次はどう判断する?」と問いかけてしまう。

同じミスを繰り返されたら、「ルールとして定着してないのかな。私の伝え方の問題かも」と内省を始めてしまう。

指示が誤解されたら、「ごめん、私の指示が曖昧だったね。本来やってほしかったのはこういうことで、その背景としては——」と背景説明を始めてしまう。

全部、マネージャー研修で習った「正しい接し方」です。 そして全部、AI相手では完全に無駄でした。


①まず、説教が無駄だと気づく

"Whyを問う"が、AI相手だと空振りする

マネジメントの世界では「Whyを考えさせる」が鉄則です。 答えを教えるより、自分で気づかせる。指示するより、内省を促す。 私もそう習ってきましたし、それが正しいと信じてやってきました。

でもAIには、自己反省機能がありません。 「なぜそうしたか分かる?」と聞いても、もっともらしい言葉が返ってくるだけで、次の行動が変わるわけではないのです。 私が長文で諭している間、AIはずっと待機しているだけ。トークンと時間だけが、静かに消えていきます。

「教育」のつもりでやっていた行動が、ただの独り言になっていました。 さらに悪いことに、その独り言は有料でした。 これに気づいた時、けっこう恥ずかしかったです。 マネージャー研修で習った「正解」が、相手によっては完全に空振りすることを、頭ではなく時間とお金で学びました。


②そして、端的さの威力を知る

「ここ直して」で済む解放感

ある時から、意識的に短く言うようにしました。 「ここ直して」「これNG、〇〇にして」「CLAUDE.mdに追記、次から守って」。

これだけで、作業が一気に進むようになりました。

マネジメントの現場では「指示が短すぎる人は配慮が足りない」と教わってきたので、最初はちょっと罪悪感がありました。 「冷たい言い方になっていないか」「背景を説明しなくて大丈夫か」と気にしてしまうのです。 でもAIは傷つきません。背景説明も、内省タイムも、関係性への配慮も要らないのです。 端的に直せばいいだけでした。

マネージャーになってから、私はずっと「短く言う」を封印してきました。 配慮の名のもとに、必要のない前置きや言い換えを増やしてきたのです。 それが「丁寧さ」だと思っていました。 AI相手にその癖を持ち込んだ結果、自分の中に眠っていた端的さを、もう一度発掘することになったのです。


③最後に、本物の部下への接し方も変わる

AIで取り戻した端的さが、本業の1on1にも効いた

ここが一番意外だったのですが、AI相手で取り戻した端的さが、本業の1on1にも効きました。

これまで私は、ベテランの部下にも新人と同じように「Whyを考えさせる」をやっていました。 本人はもう答えを持っているのに、私が研修モードで遠回りさせていたのです。 「どう思いますか?」「もし自分が判断するとしたら?」と問いかけて、相手の時間も自分の時間も削っていました。

AIに「ここ直して」で済ませる練習をしているうちに、人にも「ここだけ直してください、理由は〇〇です」が言えるようになりました。 背景は短く、要件は明確に。それだけで、ベテランは動いてくれます。

全員にWhyを問う必要はない——これは、マネジメント本には書いていなかった気づきでした。 新人には内省が学びになります。でもベテランには、端的さの方が敬意になるのです。 マネジメントで学んだことをAIに持ち込んで失敗し、AIで学んだことを本業に持ち帰る。 順番が逆ですが、効果は確かにありました。


結論:明日から「Whyを考えさせる」をやめてみる

AIに対して、研修講師みたいな丁寧さは要りません。 「ここ直して」で済むなら、そう言う。それだけで作業速度は変わります。 長い前置きは、AIには独り言、自分には自己満足にしかなりません。

そしてもし、あなたが本業でマネージャーをしているなら——たまには部下にも、端的さを贈ってみてほしいです。 意外と、その方が喜ばれることもあります。 マネジメント本に書いてある「正解」が、目の前の相手にも当てはまるとは限りません。 それを教えてくれたのは、本でも研修でもなく、AIでした。


おまけ:このゲームができるまでの記録、連載で全部書いています

コードが書けない非エンジニアが、AIと格闘しながら完全バイブコーディングでアプリを作っています。

第一弾(配信中):もふふミルクとにゃんこ脱出ゲーム 🐾

ミルクが主人公の、ふわふわ島を舞台にした脱出ゲーム。完成までの試行錯誤は、連載の第1弾に書きました。

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次回作:もふふミルクのにゃんこ図鑑、AppStore予約登録中 🌱

今回の記事で書いた"引き継ぎ書"の仕組みを最初から適用して作っているのが、この育成ゲームです。ミルクと一緒にふわふわ島で暮らしながら、いろんな猫たちと出会って、育てていくゲーム。

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その次:もふふミルクのにゃんこクエスト ふわふわ島と勇者の扉(構想中)

引き継ぎ書を置いて開発したおかげで、脱出ゲームのときより明らかに順調です。リリース時期が近づいてきたらまたお知らせします。

興味ある方はフォローしてもらえると嬉しいです!


次回:ストア審査用スクショ10枚を、Canva手作業から「コマンド一発」に変えた話 を書く予定です。


これまでのシリーズ

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※本記事はnoteからの転載です:https://note.com/natty_yarrow1907/n/n3335ba82531a

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