Gitって何者?初心者でも10分でわかる基礎
初心者でも今日から使えるバージョン管理の入門書
この記事のゴール
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Gitが何をするツールなのか理解できる
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GitとGitHubの違いがわかる
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コミット・ステージングなど基本概念を理解できる
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チーム開発でGitが使われる理由がわかる
10分で「Gitってそういうことか!」となる内容にしてます。
この記事はgakuseibotのアドベントカレンダー7日目の記事となります。どうぞ最後までご覧ください!!
保存して見返してGitを使いこなしましょう。
1. Gitってそもそも何?
Gitは“バージョン管理システムです。
プログラムの変更履歴を記録し、いつでも過去に戻れるようにするためのツール。
わかりやすく例えると…
Git = プロジェクトのタイムマシン
何か更新するたびに「スナップショット」を保存
失敗しても戻れる
どこがいつ変わったか全部残る
「昨日のコードに戻したい」
「誰がどの部分を変えたか知りたい」
そんな要望を完璧に叶えるのがGit。
2. GitとGitHubの違い
たまに同じものだと思われがちだけど、実は全く別物。
| 比較 | Git | GitHub |
|---|---|---|
| 役割 | バージョン管理のツール | コミット、ブランチなど |
| 動作場所 | ローカル(自分のPC) | インターネット上(クラウド) |
| 使用例 | コミット、ブランチなど | プルリクエスト、レビューなど |
Gitはローカルの仕組み。GitHubは共有のための“場所”。
GitがなくてもGitHubは使えないし、GitはGitHubがなくても使える。
3. Gitが使われる理由
✔ プログラミングの「変更」を記録してくれる
✔ ミスっても簡単に戻せる
✔ 複数人で同時に作業できる
✔ どこの変更が問題かすぐわかる
✔ ほぼすべての現場で必須スキル
特にチーム開発では、Gitなしだと大混乱になります。
4. Gitの3つの重要コンセプト
初心者がまず理解すべきはコレだけ!!
① コミット(commit)
変更を記録する“一回分の保存”のこと。
イメージ:
コードのスナップショットを撮る →「このときはこういう状態だった」を残す。
② ステージング(staging)
コミットするファイルを選ぶ作業。
git add file.txt
イメージ:
コミットするものを箱に詰める作業
③ リポジトリ(repository)
Gitのデータを全部保存する場所。
ローカルリポジトリ(PC内)
リモートリポジトリ(GitHubなど)
この2つを連携させて使う。
5. 最初に覚えるGitの基本コマンド
初心者が必ず使うものだけ厳選。
git init # Gitを開始
git add . # 変更をステージに追加
git commit -m "メッセージ" # 変更を記録
git status # 現在の状態を表示
git log # 過去のコミット一覧
この5つが理解できれば、ほぼGitを使えます。
6. Gitの「流れ」を図で理解しよう
[作業する]
|
v
(変更されたファイル)
|
git add
|
v
[ステージングエリア]
|
git commit
|
v
[リポジトリに記録される]
この3段階だけ覚えればOK。
7. Gitを使うと何が嬉しい?
① いつでも戻れる
あ…バグった → コミットを戻すだけ。
② チームで効率的に開発できる
みんなが同時に別の機能を作れる。
③ コードの改善ポイントがすぐわかる
誰が何を変更したかログで追える。
④ トラブルが起きても復旧しやすい
Gitは "破壊しにくい" 構造になっている。
8. Gitを使わないとどうなる?
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バージョンが final, final2, final_ok, final_ok2 みたいになる
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ファイル上書きでバグ増える
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誰の変更かわからず揉める
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消したくないコードを誤って消す
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戻れなくて詰む
こういう地獄を回避できるのがGit。
9. Gitをこれから学ぶ人へのアドバイス
✔ 「操作より概念を理解」すると爆速で上達する
✔ コマンドは最低限だけでOK
✔ GitHubは“後で覚える”で大丈夫
✔ 困ったらコミットログを見ると道がわかる
Gitは難しそうに見えるけど、最初の壁を超えればめっちゃ便利。
まとめ
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Gitはコードの「タイムマシン」
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GitとGitHubは別物
重要なのは
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コミット
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ステージング
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リポジトリ
基本コマンドを覚えればすぐ使える
お読みいただきありがとうございました!!