コマンドが怖くなくなるGit操作の基本10選
この記事のゴール
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初心者がつまづくポイントを避けられる
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Gitコマンドの「意味」が理解できる
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10個の基本操作で一通りの開発ができるようになる
この記事はgakuseibotのアドベントカレンダー8日目です。是非お読みください!
Git初心者がまず覚えるべき10コマンド
「いっぱいありすぎて無理…」
という人のために、本当に使う10個に限定してまとめた。
1. git init — Gitを始める
新しいプロジェクトにGitを導入するときの最初の一歩。
git init
実行すると、フォルダの中に .git が作られ、ここから履歴が管理され始める。
2. git status — 今の状態を教えてくれる
初心者が一番使っていいコマンド。
git status
-
変更されたファイル
-
まだステージングされてない
-
コミット済み
などを教えてくれる「現在地確認コマンド」。
3. git add — 保存する変更を選ぶ
コミット前に、変更を「箱」に詰めるイメージ。
git add file.txt # ファイル単体
git add . # 全部まとめて
4. git commit — 変更を履歴として保存
Gitの中心機能。
git commit -m "メッセージ"
メッセージは「何をしたか」がわかるように書くと後で助かる。
5. git log — 過去の変更を一覧表示
履歴のタイムマシン。
git log
誰が・いつ・何をしたか全部残ってる。
q で終了。
6. git diff — 変更点を確認
どこがどう変わったかを比較できる。
git diff
コミット前に「本当にこれで大丈夫?」を確認する時に便利。
7. git branch / git switch — 新しい作業スペースを作る
新機能を作るときは、別のブランチで作業する。
git branch feature-login # 作成
git switch feature-login # 移動
git switch -c feature-login # 一行で作成+移動
8. git merge — ブランチをひとつにまとめる
完成した機能をメインに統合する操作。
git switch main
git merge feature-login
mainブランチ ←---- featureブランチを合流
9. git push — 変更をリモート(GitHubなど)へ送る
自分の手元で作った履歴をGitHubへアップロード。
git push origin main
※初回は -u を付けて設定:
git push -u origin main
10. git pull — 他の人の変更を取り込む
チーム開発ではこれが超重要。
git pull
GitHub ----→ 自分のPC
へ最新状態を持ってくる。
10個のコマンドを使った「基本の流れ」
[作業する]
↓
git status
↓
git add .
↓
git commit -m "〇〇を追加"
↓
git push
↓
(チームメンバーが更新)
↓
git pull
この流れを繰り返すだけでOK。
Gitのコマンドが怖くなくなるコツ
✔ 失敗してもほぼ元に戻せる(Gitは強い)
✔ とりあえず git status を見れば迷子にならない
✔ add → commit → push が基本の型
✔ ブランチは「作業机」を増やすだけと思えばOK
✔ 最初は10個以外覚えなくて大丈夫
まとめ
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Gitは全部覚える必要なし
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実際に使うのは10個前後
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困ったら git status と git log で状況確認
add / commit / push の流れだけ覚えると一気に楽になる
お読みいただきありがとうございました!!