【本のご紹介】
書籍名:他者と働く 「わかりあえなさ」から始める組織論
著者:宇田川 元一
【Before】
チームで働いていることもあり、組織論に何となく関心をもっていました。
良い組織とは何なのか、またその組織を作っていくにはどのようなことが行われているとよいのか、などを考えていた時に本書を知りました。
何か具体的な課題感を持っていたわけではないつもりでしたが、
組織論の勉強だと思って、手に取りました。
【気づき】
本書では組織の中で起こる課題について、
人と人や組織と組織の「関係性」の中で生じていると説いています。
この「関係性」の中で生じている課題の克服のために、
「対話」が必要だということのようです。
私は「対話」が大事だということは理解していたつもりでしたが、「対話」が課題の克服のための手段であることを紐づけられていなかったので、この点は大きな気づきでした。
また、対話のステップとして下記が挙げられており、こちらも学びでした。
①準備:相手と自分のナラティブ(物語、解釈の枠組み)に溝があることに気づく
②観察:相手の言動や状況を見聞きし、溝の位置や相手のナラティブを探る
③解釈:溝を飛び越えて、橋が架けられそうな場所や架け方を探る
④介入:実際に行動することで、橋を築く
【After】
これからは、「対話=課題克服の手段」であることを前提として業務に向き合いたいと思います。
社内でも顧客とも、対話は避けては通れません。その時に、なかなか溝が埋まらないケースはこれまでもありましたし、これからもあると思います。
もし「話が噛み合わない」「期待値がずれている」と感じた場面では、単に説明を増やすのではなく、
まずは①相手と自分の認識のズレ(ナラティブ)に気づくことから始めたいと考えています。
その上で、相手の前提や背景を観察し、どこに橋をかけられるかを考えることで、
関係性を整えるというアプローチを意識していき、溝に橋が架かる経験を積み上げていきたいと思います。
本書でも触れられていることですが、対話は自分と他者を助ける行為にもなり、さらに「自分が自分の人生の主人公」として必要な行為とも言えます。
そんな対話をこれからも大切にしていきます。