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【読書感想文】『人は、誰もが「多重人格」』を読んで、得意と苦手の向き合い方を考えた

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【本のご紹介】
書籍名:人は、誰もが「多重人格」 誰も語らなかった「才能開花の技法」
著者:田坂 広志

Amazonリンク

【Before】
この本は、かつて営業職で働いていた時におすすめされた本です。

当時も読んでよかった記憶はありますが、久しぶりに読み直してみることにしました。
本書は対話形式で進んでいくため、内容としてはとても読みやすい本でした。

扱っているテーマは自分の中にある「思い込み」や「可能性」について考えさせられる内容でした。

私はこれまで、
「苦手なことを無理に克服するより、得意なことを伸ばした方がよい」
という考え方を比較的大切にしてきました。
そのため、本書を読む中で、自分の中にある考え方と少しぶつかる部分もありました。

【気づき】
本書を読んで印象に残ったのは、
「才能とは人格である」
という考え方です。

才能というと、生まれ持った能力や得意分野のように考えがちです。
しかし本書では、状況に応じて自分の中の人格を引き出し、育てていくことが才能につながる、という視点が示されていました。

特に印象に残ったのは、深層意識の中に「自己限定」の意識がないか、という部分です。
「自分にはできない」
「自分には才能がない」
「これは苦手だから向いていない」
こうした言葉を、無意識のうちに自分に対して使っていることはあると思います。
その言葉が、自分の可能性を狭めてしまっているのかもしれないと感じました。

また、
「人格を演じることは、人格を育てること」
という考え方も印象に残りました。

最初は無理をしているように感じても、必要な場面で必要な自分を演じていくことで、少しずつその人格が育っていく。
そう考えると、「できる自分になる」のではなく、「できる自分を少しずつ育てる」という感覚に近いのだと思います。

一方で、少し悩まされた部分もあります。
私はこれまで、苦手なことを無理に克服するよりも、得意なことを伸ばした方が成果につながりやすいのではないかと考えていました。
しかし本書を読むと、苦手な仕事や苦手な場面も、自分の可能性を引き出してくれる機会として捉えることができるのだと感じました。

ただ、苦手なことをすべて克服しなければならない、というよりも、必要な場面で引き出せる自分の幅を少しずつ広げていくことが大切なのかもしれないと思いました。

【After】
本書を読んで、自分の可能性を狭めているのは、能力そのものではなく、自分の中にある「自分はこういう人間だ」という思い込みなのかもしれないと感じました。
もちろん、得意なことを伸ばすことは大切だと思っています。

ただそれと同時に、
「これは苦手だから無理」
「自分には向いていない」
と決めつけすぎることで、本来育てられるはずの自分を育てないままにしている可能性もあるのだと思います。

仕事では、状況に応じて求められる役割が変わります。
それらは、最初から完璧にできるものではなく、少しずつ育てていくものなのだと思います。

得意を伸ばすことも大切にしながら、必要な場面で引き出せる自分の幅を広げていく。
本書を読んで、そんなことを考えました。

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