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メリークリスマス 皆様:champagne::birthday:

アルマクリエイション 大伴です。
セールスフォースとPardotの管理者として働いております。

今回は、私が「リード」と「個人取引先」の重複、Salesforce⇔Pardotとのやりとりにおいて苦労した点、注意したほうがいい点などを紹介させていただきます。

「個人取引先とは」・・・

2019年7月に入社した際に、初めて、この会社にて、「個人取引先」という概念を知りました。

個人取引先とはなんぞや・・・(SFDCサイトより抜粋)
“特定の取引先項目および取引先責任者項目が 1 つのレコードに結合されて、個人に関する情報が保存されます。”

その前に重要事項のご説明。

(以下、SFDCサイトより抜粋)
個人取引先は一度有効にすると、無効にできません。
Sandbox を作成して個人取引先が Salesforce 組織に与える影響をプレビューすることをお勧めします。
https://help.salesforce.com/articleView?id=account_person_enable.htm&type=5

ということで

私が入社した時点では既に「個人取引先」が有効になってしまってる状態では、もう無効にすることは出来ないので、「個人取引先」として管理していくことで合っているの?とか、もしかして、違うんじゃ、、
とか議論をしても時すでに遅し!なのでした。

弊社の場合は、セールスフォースでは、法人のお客様ではなく、個人のお客様として顧客管理をしていくという方針なので、「個人取引先」として管理していくということで問題ない、ということです。

######ここで、問題になったのは、
大量に登録されているリードが、個人取引先とかなり重複している・・・

######なぜ・・・!?

という問題でした。

確認すると、

弊社独自システムから入ってくるお客様情報は、セールスフォースへ個人取引先として流れてくる
そして、Pardotのフォームから流れてくる情報は、リードとして登録される、ということでした。

なんで、リードで登録されるんじゃーぃ!!!

ということを調査していくと、
リードとして登録するか、個人取引先として登録するかを、Pardotのほうで選択できるようになっている とのことでした。
その設定の変更は、自社では行えず、セールスフォースのサポートチームへ依頼 しないといけないので、皆さんもご注意ください。

そんなこんなで重複がわんさか・・・
一旦、どないしよ。。。と悩みに悩みました。

ただ、今回、2020年1月から新システムの稼働をプロジェクトとして掲げていたこともあり、荒業にでることにしました。
Pardotに入っているリードをアクティビティごと全削除する、と決断しました。
(きっと通常の会社様はしないであろう・・・あ、そしたら、このブログの意味があまり・・・参考にならないですよね:thinking::pray:

リードを全て削除し、重複していないリードの全情報を個人取引先としてセールスフォースへ入れ、その取引先責任者IDをPardotの静的リストとして再度、インポートして情報を紐づけるということを考えました。

######まず、前提のお話ですが、

弊社、メルマガの種類がたくさんあります。
各事業部がそれぞれで施策を企画し、それぞれが、メールを書き、メルマガを出しているという感じです。
社員のPardot利用率がかなりの高さです。

ということもあり、
プリファレンスページを作成し、それぞれで登録解除などを管理しています。
そこで、お客様がどのメルマガリストに属しているのかということがとても重要な情報になってきます。

プリファレンスページはメルマガがたくさんある場合は、とても有効です!!!

プリファレンスページで管理してセールスフォースへビジュアルページとして表示させてみてはどうだろう、とアドバイスをくださったのは、csyk1004様 です。  
あの日は本当に感謝感激感動でした。いつぞやのSalesforceSaturdayでした。このご恩は忘れません。

話が少しそれましたが、作業内容としては、以下です。
dataloderフル活用です!

作業の詳細内容
1. 全メルマガリストのメール可能なリストをリスト毎にエクスポートする
2. その各CSVからe-mailのリストを作成
3. dataloderで取引先とリードのデータ全件エクスポートする
4. 2で作ったメールアドレスがリードのCSVに含まれているもののみ抽出する
5. 4で作ったリストから3の取引先のリストにあるものを削除する
6. 全リードを削除する
7. Pardotのゴミ箱に入っているので永久削除する ※注意a
8. 5のメールアドレスを元に1のリストから名前とメールアドレスのCSVを作成する
9. これをdataloderで7のリストを取引先としてインポートする
10. dataloderで取引先責任者をエクスポートする
11.  9で出したリストの取引先責任者IDを8のリストにマージする ※注意b
12. Pardotへ1の各リストへ再インポートする

この流れで、全リードを削除し、個人取引先としてSFDCへインポートし、その取引先責任者IDを紐づけ、Pardotのメルマガリストへインポートすることで、もともとのメルマガリストにも入ってくる、いうことになります。
(注意:リードのときに紐づいていたアクティビティは消えます)

※注意a:永久削除をしておかないと、SFDCへdataloderでinsertできないのでご注意ください。ただ、本当に事前に確認してからやるようにしてください。

※注意b:個人取引先としてインポートし、その後、インポートリスト分をエクスポートし、取引先責任者IDをPardotへインポートするリストと突合すること

ちょっと荒業過ぎましたが、

今回は、2020年1月のプロジェクト始動が重要だったので、このような手段をとりました。
スーパーエンジニア山本さんのおかげで、ECサイトからの注文情報が全てSFDCに入ってくるようになったので、それをそのままPardotに引っ張れるようになりました!(カスタムオブジェクト連携です。)これで、いろいろな施策が簡単に打てるようになります!

今後は、しっかりデータを貯めて、分析に活かせるようにしていきたいです。

######最後に、
2019年7月からSalesforce+Pardotのadminとして転職し、その後、業務があまりに孤独のため、SalesforceSaturdayというコミュニティを知り参加するようになりました。そこで普段の疑問や気になる点、分からないことなどを教えていただいたことが本当に自分の糧になっています。今後ともよろしくお願いいたします。この場をお借りしてお礼を申し上げます。
いつもありがとうございます。

皆さま、お会いする機会もあるかと思いますので、まだまだ未熟者ですが、今後とも、宜しくお願い致します。

拙い文章を最後まで読んでくださりありがとうございます。

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