この記事は2026年8月28日時点の公式ドキュメントをもとにしています。
Claude Codeを起動できた。でも、画面を見た瞬間に「ここから何を入力したらええんやろ」と手が止まる。
最初は、それで普通です。Claude Codeにはできることが多いぶん、全部を覚えてから始めようとすると、最初の1回が遠くなります。
この記事で扱うのは /help という1機能だけ です。10分後のゴールは、Claude CodeのHelp画面を自分で開き、確認して、閉じられること。コードの編集はしません。
先に、入力場所を見ておきます。
通常のターミナルで入力: claude
↓ Claude Codeが起動
Claude Codeの入力欄で入力: /help
↓ Help画面が開く
Help画面で確認後: Esc
↓ 入力欄へ戻る
Claude Codeの入力欄で入力: /exit
ここを見分けられたら、今日はもう半分成功です。
この記事でできるようになること
この記事は、次のような方を想定しています。
- AIエージェントという言葉は聞いたことがある
- Claude Codeはまだ使ったことがない、または起動したばかり
- ターミナルの黒い画面を見ると、どこへ何を打つのか迷う
- まずはファイルを変更しない操作から試したい
AIエージェント は、質問へ文章で答えるだけでなく、目的に合わせてファイルを読んだり、コマンドを実行したり、作業を進めたりできるAIです。Claude Codeは、そのAIエージェントを開発作業で使うためのツールです。
CLI は「Command Line Interface」の略で、ボタンではなく文字を打って操作する方式です。文字を入力する画面が ターミナル です。
今回は、そのClaude Codeの中で迷った時に戻れる入口を1つ作ります。
/helpは何をする機能か
/helpは、Claude Codeの中で利用できるコマンドの入口を表示する スラッシュコマンド です。スラッシュコマンドとは、/から始まり、Claude Code自身を操作する短い命令のことです。
Anthropicの公式Quickstartでは、/helpは利用可能なコマンドを表示するセッションコマンドとして案内されています。
ここでいう セッション は、Claude Codeを起動してから終了するまでの、ひと続きの作業時間です。
大切なのは、/helpを通常のターミナルへ直接入力しないことです。先にclaudeを実行してClaude Codeを起動し、その中の入力欄へ/helpと入力します。
ターミナルのコマンド: claude
Claude Code内のコマンド: /help
似た見た目ですが、入力する場所が違います。最初にここでつまずくのは珍しくありません。
なぜ最初に/helpが便利なのか
理由は、コマンドを暗記しなくてよくなるからです。
Claude Codeは更新されますし、環境や設定によって画面に見える内容が変わることもあります。古い記事の一覧を丸ごと覚えるより、 自分の環境でHelpを開く方法 を覚える方が長く使えます。
また、/helpを開くだけなら、練習用コードを書き換える必要がありません。AIエージェントにまだ慣れていない時は、「まず見るだけ」という小さな成功がちょうどええんちゃうかなと思います。
事前準備: Claude Codeを起動できる状態にする
すでにclaudeを起動できる方は、この章を飛ばして「10分で/helpを開く」へ進んでください。
Claude Codeの利用には、公式ドキュメントに記載された対象アカウントまたは対応する外部プロバイダーへのアクセスが必要です。ログイン画面が出た場合は、画面の案内に従って自分で認証してください。認証コード、APIキー、パスワードを記事のコメントや第三者へ渡さないでください。
macOS / Linux / WSL
通常のターミナルで、公式のNative Installを実行します。
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
Windows PowerShell
PowerShellで次を実行します。
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex
Windows コマンドプロンプト
コマンドプロンプトで次を実行します。
curl -fsSL https://claude.ai/install.cmd -o install.cmd && install.cmd && del install.cmd
インストール後、新しいターミナルを開いて確認します。
claude --version
バージョン番号と(Claude Code)が表示されれば、起動の準備はできています。
10分で/helpを開く
ここからが今日の本題です。全部で5段階です。
1. 練習用フォルダを作る
/helpだけなら既存プロジェクトは必要ありません。通常のターミナルで練習用フォルダを作ります。
macOS / Linux / WSLでは次を使えます。
mkdir -p ~/claude-help-practice
cd ~/claude-help-practice
Windows PowerShellでは次を使えます。
New-Item -ItemType Directory -Force "$HOME\claude-help-practice"
Set-Location "$HOME\claude-help-practice"
このフォルダには練習用コードを置かないので、/helpで何かが書き換わる心配を減らせます。
2. Claude Codeを起動する
通常のターミナルで入力します。
claude
初回だけログインを求められる場合があります。ブラウザが開いたら、自分のアカウントで案内に従います。
Claude Codeのロゴや、モデル名、作業中のフォルダ、入力欄が表示されたら起動成功です。
3. Claude Codeの入力欄へ/helpと入力する
ここからは通常のターミナルではなく、 起動したClaude Codeの入力欄 です。
/help
入力してEnterを押します。
2026年8月28日にClaude Code 2.1.246で確認した環境では、Help画面が開き、General、Commands、Custom commandsというタブが表示されました。画面の細部はバージョンや設定で変わる可能性があります。
この時点で、今日の中心となる成功は達成です。
4. Help画面を閉じる
内容を確認したら、キーボードのEscを押します。
Esc
Claude Codeの入力欄へ戻れば成功です。Help画面を閉じても、Claude Codeそのものは終了していません。
5. Claude Codeを終了する
Claude Codeの入力欄へ次を入力します。
/exit
Enterを押し、元のターミナルへ戻れば一連の練習は完了です。
成功したか確認する
次の4項目を確認してください。
-
claude --versionでバージョンが表示された -
claudeでClaude Codeが起動した - Claude Code内で
/helpを入力し、Help画面が開いた -
Escで閉じ、/exitで元のターミナルへ戻った
全部できていれば、AIエージェントを起動し、その中の機能を1つ自分で動かせています。
成果は、Helpの中身を暗記したことではありません。 通常のターミナルとClaude Codeの入力欄を見分け、迷った時に自力で入口へ戻れるようになったこと です。
つまずきポイント
1. /help: no such file or directoryのようなエラーになる
通常のターミナルへ/helpを入力した可能性があります。/helpの前に、次を実行します。
claude
Claude Codeが起動してから、その入力欄へ/helpと入れてください。
2. claude: command not foundと表示される
インストール直後のターミナルが、コマンドの場所をまだ読み込んでいない場合があります。まずターミナルをいったん閉じ、新しく開いてから確認します。
claude --version
それでも見つからない場合は、公式のSetupまたはインストールトラブルシューティングを確認してください。
3. Claude Codeではなくログイン画面が出る
初回起動では正常な流れです。ブラウザの案内に従って、自分のアカウントで認証します。
会社や学校の端末では、組織の管理者が利用方法を指定している場合があります。勝手に別アカウントや個人のAPIキーへ切り替えず、管理者のルールを確認してください。
4. Help画面がこの記事と少し違う
Claude Codeは更新されるため、タブ名、項目、並び方、ショートカットが変わる場合があります。
この記事の実機確認は2026年8月28日、Claude Code 2.1.246です。Help画面が開いて、利用できる項目を確認できれば、細部が違ってもすぐ異常とは限りません。
5. Help画面から戻れない
まずEscを1回押します。Claude Codeの入力欄へ戻れば大丈夫です。
ターミナル自体を強制終了するとセッションも終わるため、まずはEscでHelpだけを閉じるのが分かりやすいです。
6. Escを押したのにClaude Codeが終了しない
それは正常です。EscはHelp画面を閉じる操作で、Claude Codeの終了ではありません。
入力欄へ戻ったあと、次を入力します。
/exit
7. Helpに項目が多くて、また迷う
全部読む必要はありません。今日は「自分で/helpを開けた」だけで十分です。
次回、やりたいことが決まった時にもう一度開き、関係する項目を1つだけ選ぶ。AIエージェントは機能を知ることより、目的に合わせて小さく使う方が身につきます。
よくある質問
/helpを使うとファイルは変更されますか
/helpはHelp画面を表示するためのセッションコマンドです。今回の手順ではコード編集を依頼していません。より安心して試すため、空の練習用フォルダから起動しています。
/helpはClaudeへの質問ですか
通常の文章による質問ではなく、Claude Code自身を操作するスラッシュコマンドです。/helpを実行すると、通常の回答ではなくHelp画面が開きます。
毎回/helpを開く必要がありますか
ありません。迷った時だけで大丈夫です。よく使う操作が自然に身についたら、必要な時に戻れる入口として使えます。
ターミナルが苦手でも使えますか
今回必要なのは、通常ターミナルでclaude、起動後の入力欄で/help、Helpを閉じて/exitという区別です。一度に多くの操作を覚える必要はありません。
限界と、使わなくてよい条件
/helpには明確な限界があります。 Helpを開くだけでは、ファイルの要約やコード修正といった実際のタスクは完了しません。 あくまで、次に使う入口を見つける機能です。
また、使いたい機能がすでに決まっていて、公式ドキュメントの該当ページも分かっている人は、/helpを経由せず直接そのページへ進む方が速いです。
見分け方は簡単です。「何を入力すればよいか迷っている」なら/helpを開く。「使う機能名が決まっている」なら公式ページへ進む。この使い分けで十分です。
今日の最初の1歩
最後に、今日やることを1行へ戻します。
ターミナルで claude → Claude Code内で /help → Esc → /exit
Help画面が開けば、AIエージェントの機能を1つ、自分の手で動かせています。コピーしたコマンド以上に残るのは、入力場所を見分け、迷った時に自分で戻れる感覚です。
参考リンク
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