はじめに
お疲れ様です。秋並です。
皆さん、Github Copilotはご存じでしょうか。
Github Copilotはコーディング作業を支援するサービスで、例えば下動画のようにコメントの内容からコードを自動生成することが出来ます。
Github Copilotはコード生成に用いることがメインですが、Markdownファイルにも対応しているためブログ記事の作成のような用途にも使用することが出来ます。
そこで、今回は
- Github Copilotを使用したMarkdownファイルの作成方法
について解説したいと思います。
環境/前提条件
- Visual Studio Code上でgithub copilotを使用することができる状態になっている(参考サイト:VSCode ではじめる GitHub Copilot 活用術)
Github Copilotをmarkdownファイルでも使えるようにする
VScodeでGithub Copilotを使用する場合、デフォルトではMarkdownファイルでのコード補完が無効になっているため有効化する必要があります。
VSCodeの設定で copilot
と検索し、Markdownでのコード補完を有効化してください。
Markdownで文章を作成する
Markdownで文章を途中まで記述すると、Copilotが続きの文章を提案してくれます。提案された文章は「tabキー」を押すことで採用することができます。
ファイル全体の文章量が少ない場合、補完される文章も大雑把になりますが、文章を書き進めればそれまでに記述した文章をもとに、よりもっともらしい文章を提案してくれるようになります。
texによる数式の補完
数式を記述する際には、texを使用する人も多いと思いますが、Github Copilotではtexの数式も、いい感じに補完してくれます。
例えば、下画像のように何も数式が書かれていない状態で文章を記述すると日本語のみの文章が提案されます。
一方で、下画像のように、「初期手先位置 \vec{P}_{\mathrm{start}}
」まで記述した場合、その数式の情報をもとに「目標手先位置 \vec{P}_{\mathrm{goal}}
」という数式が提案されていることが分かります。
個人的には、texで数式を記述しているとタイプミスをすることが多いので、この補完はすごく助かっています。
ここでは、texによる数式の例のみを紹介しましたが、plantumlのような言語でもいい感じに補完してくれます。
まとめ
今回は、「Github Copilotを使用したMarkdownファイルの作成方法」について解説しました。
Github Copilotはあくまでコード生成支援ツールなので、文章作成専用のツールと比べると性能や使いやすさの面で劣るかもしれません。
また、どちらかというと「一から全部文章を書いてもらう」というよりは 「大まかな文章の構成は自分で考え、補助的に文章の生成の手助けをしてもらう」 といった使い方の方が現実的なのかなと思います。
いずれにせよ
- コードも作成するし、ブログ記事も良く書く
といった人からすると、一石二鳥な使い方が出来ると思うので気になる方は是非お試しください。