DAX Studio ドキュメントの日本語訳
Power BI/DAX開発者必携ツールの「DAX Studio」ドキュメントを日本語訳していきます。
「非公式」なので、言い回しに疑問があれば必ず公式ドキュメントを参照してください。
公式サイト
https://daxstudio.org/
公式ドキュメント
https://daxstudio.org/docs/intro/
MDXサポート
DAXクエリを実行するだけでなく、DAX StudioからMDXクエリを実行することもできます。
MDXを実行する機能は、Microsoftの表形式エンジンによって提供されています。DAX Studioはクエリーテキストをデータソースに送信し、結果を表示するだけです。
制限事項
MDXクエリーには以下の制限があります。
- シンタックスハイライトは MDX 言語をサポートしていません
- DAX StudioはMDXコード補完機能を提供しません
- DAX Studioは生データのみを表示し、マルチディメンジョナルモデルで設定可能な追加フォーマット情報(背景色、前景色、フォーマット文字列など)は要求しません
パフォーマンス
DAX Studioのパフォーマンスは、他のツールからMDXクエリを実行するのとほぼ同じです。ただし、MDXクエリには、2つの返り方があることに注意してください。
- 行セット - 行と列の2次元配列
- セルセット - 多次元構造
DAXクエリは行セット形式でのみデータを返すため、DAX Studioではこの構造を使用します。これは、Report Builderなどのツールで使用される形式でもあります。一方、Excelはセルセット形式を使用しているため、セルセットを使用するExcelのようなツールと行セットを使用するDAX Studioのようなツールの間でパフォーマンスに差が出る可能性があります。
MDXはまた、異なるキャッシュ特性と異なる内部セマンティクスを持つため、MDXクエリと同等のDAXクエリではパフォーマンスに差が生じます。
MDXクエリに特に興味があるのであれば、MDX StudioというMDX言語専用のツールがあります。