DAX Studio ドキュメントの日本語訳
Power BI/DAX開発者必携ツールの「DAX Studio」ドキュメントを日本語訳していきます。
「非公式」なので、言い回しに疑問があれば必ず公式ドキュメントを参照してください。
公式サイト
https://daxstudio.org/
公式ドキュメント
https://daxstudio.org/docs/intro/
DAXクエリの作成
DAXクエリは非常にシンプルな構造をしています。Microsoftのドキュメントでは、クエリの構文について説明しています。しかし、このガイドでは、非常に実践的な、例に基づいたアプローチを取ります。
これらのクエリーを自分で試してみたいなら、必要なのはこれだけです。
- DAXスタジオ
- Power BIデスクトップ
- Adventure Works 2020サンプルファイル
DAX StudioとPower BI Desktopの両方をインストールした後に始める最も簡単な方法は、Adventure Works 2020.pbixファイルを開き、External Toolsをクリックして、そこからDAX Studioを起動することです。
ベーシッククエリ
DAXクエリの最も単純な形式は、EVALUATE <テーブル式>
である。
そこで、EVALUATE Customerを
実行して、customerテーブルのすべての行を出力することができる。
しかし、テーブル名だけでなく、テーブルを返す関数なら何でも使えます。あるカラムのすべての値のリストを取得するには、VALUES関数を使用します。この関数は、指定されたカラムのすべての一意な値を持つ単一の行を持つテーブルを返します。
EVALUATE
VALUES ( Customer[City] )
また、テーブル内のすべての行を必要としない場合は、CALCULATABLE 関数を使用して、指定した条件を満たす行のみを返すこともできます。
EVALUATE
CALCULATETABLE ( Customer, Customer[City] = "Redmond" )
VALUES関数とCALCULATETABLE関数を組み合わせて、最初の文字が "R "であるすべての都市のリストを取得することもできます。
EVALUATE
CALCULATETABLE ( VALUES ( Customer[City] ), LEFT ( Customer[City], 1 ) = "R" )