DAX Studio ドキュメントの日本語訳
Power BI/DAX開発者必携ツールの「DAX Studio」ドキュメントを日本語訳していきます。
「非公式」なので、言い回しに疑問があれば必ず公式ドキュメントを参照してください。
公式サイト
https://daxstudio.org/
公式ドキュメント
https://daxstudio.org/docs/intro/
複数の結果セット
DAXクエリーでは、指定したバッチ内で複数のレコードセットを返すこともできます。
つまり、以下のように実行できます。
EVALUATE
Customer
EVALUATE
'Product'
1つはCustomerテーブルの内容、もう1つはProductテーブルの内容です。
しかし、1つのバッチ内で複数のEVALUATE
ステートメントを持つことはできますが、DEFINE
ステートメントは1つしか持つことができないことに注意してください。そのため、1つのブロックの中ですべての計算を宣言する必要があります。
DEFINE
MEASURE Sales[Total Sales] =
SUM ( Sales[Sales Amount] )
MEASURE Sales[Total Cost] =
SUMX ( Sales, Sales[Unit Price] * Sales[Order Quantity] )
EVALUATE
{ [Total Sales] }
EVALUATE
{ [Total Cost] }
DAXクエリでパラメータを使用する
DAX Studioのユニークな機能の1つに、パラメータ化されたクエリのサポートがあります。
DAXクエリにパラメータを追加するには、次のようなフィルタを含むクエリから始めることができます:
EVALUATE
FILTER ( 'Product', 'Product'[Color] = "Red" )
そして、"Red"
への参照を@Color
というパラメータに置き換えます。
EVALUATE
FILTER ( 'Product', 'Product'[Color] = @Color )
パラメータを指定してクエリを実行すると、DAX Studioは使用するパラメータの入力を求めるプロンプトを表示します。