DAX Studio ドキュメントの日本語訳
Power BI/DAX開発者必携ツールの「DAX Studio」ドキュメントを日本語訳していきます。
「非公式」なので、言い回しに疑問があれば必ず公式ドキュメントを参照してください。
公式サイト
https://daxstudio.org/
公式ドキュメント
https://daxstudio.org/docs/intro/
すべてのクエリのトレース
トレースにはサーバー管理者権限が必要です。権限がない場合、トレースボタンは無効になります。
Dax StudioのAll Queriesトレースは、すべてのクライアントツールからのクエリーイベントのキャプチャをサポートします(Query Planや Server Timings機能のようにDAX Studioから送信されたクエリーだけではありません。
All Queriesトレースは、Power BI Desktop のようなクライアント・ツールで生成されたクエリを確認したい場合に非常に便利です。
次のウィンドウは、Power BI Desktop のレポートでいくつかのスライサーをクリックすると生成されるクエリのリストを示しています。
さらに調べたいクエリを見つけたら、クエリをダブルクリックしてエディタにコピーすることができます。
All Queriesトレースには多くのイベントが含まれるため、特定のクエリを見つけるためにフィルタオプションを使用すると便利です。
「すべてのクエリ」タブの上部には、小さなツールバーがあります。
これらのボタンは左から右へ以下の通りの機能です。
ボタン | 説明 |
---|---|
記録 | 一時停止/停止したトレースを開始または再開する。 |
ポーズ | 現在のトレースを一時停止する |
ストップ | 現在のトレースを停止します(キャプチャされたイベントは出力ウィンドウに残ります)。 |
削除 | キャプチャしたすべてのイベントをクリアする |
編集部へのコピー | は、現在ハイライトされているクエリの内容を編集ペインにコピーします。 |
フィルター表示 | フィルターコントロールの表示/非表示を切り替えます。 |
クリアフィルター | は、現在設定されているすべてのフィルタをクリアします。 |
Power BI デスクトップのキャッシュ
_All Queries_トレースをPower BIに接続する場合、Power BIには独自のレベルの内部キャッシュがあることに注意する必要があります。非常に高いレベルでは、以下のようになります:
つまり、DAX Studio が接続する前にビジュアルがレンダリングされている場合、フィルタの変更やクロスフィルタリングなど、_ビジュアルレベルキャッシュに_保存されているデータとは異なるデータを要求するような操作を行わない限り、通常はクエリをキャプチャすることはできません。
そこで、Power BI レポートの DAX クエリをパフォーマンス・プロファイル化しようとする場合に推奨される手順は、次のとおりです:
- 空白ページに移動する(または新しい空白ページを作成する)
- Power BI デスクトップを保存する(白紙ページを選択した状態)
- Power BIデスクトップを閉じる
- Power BI Desktopでファイルを開きます(空白のページがあるはずです)
- DAX StudioをPower BI Desktopに接続する
- Dax Studioで_すべてのクエリの_トレースを開始する
- Power BI Desktopに切り替える
- 空白でない他のページのいずれかに移動する
この時点で、DAX Studioはすべてのクエリを表示するはずです。