[DAX Studio] DAX クエリの書き方②

DAX Studio ドキュメントの日本語訳

Power BI／DAX開発者必携ツールの「DAX Studio」ドキュメントを日本語訳していきます。
「非公式」なので、言い回しに疑問があれば必ず公式ドキュメントを参照してください。

公式サイト
https://daxstudio.org/

公式ドキュメント
https://daxstudio.org/docs/intro/

結果の並べ替え

先ほどの例を続けると、結果がランダムな順番で返ってくることがわかります。結果を並べ替えたい場合は、クエリの最後にオプションで ORDER BY 節を追加します。つまり、都市名で結果を並べ替えたい場合は次のようになります。

EVALUATE
CALCULATETABLE (
    VALUES ( Customer[City] ), 
    LEFT ( Customer[City], 1 ) = "R"
)
ORDER BY
Customer[City]

一部のクライアントツール（Power BI Desktopなど）は、データモデルに設定されたプロパティに基づいてORDER BY句を生成します。

計算の追加

メジャーや変数のようにクエリに計算を追加するには、クエリの最初にオプションの DEFINE キーワードを使用します。

既存の Sales[Sales Amount] 列の値を合計する新しいメジャーをクエリに定義するには、以下のように記述します。

DEFINE
    MEASURE Sales[My Sales Amount] =
        SUM ( Sales[Sales Amount] )
EVALUATE
ADDCOLUMNS ( VALUES ( 'Date'[Month] ), "My Sales Amount", [My Sales Amount] )

複数のメジャーを定義するには、MEASURE <table>[<measure name>] = <expression> の複数のブロックを追加します。

DEFINE
    MEASURE Sales[My Sales Amount] =
        SUM ( Sales[Sales Amount] )
    MEASURE Sales[My Double Sales Amount] =
        SUM ( Sales[Sales Amount] ) * 2
EVALUATE
ADDCOLUMNS (
    VALUES ( 'Date'[Month] ),
    "My Sales Amount", [My Sales Amount],
    "My Double Sales Amount", [My Double Sales Amount]
)