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社会人デビューから1年6ヶ月の間に読み漁った技術書20冊をまとめました。

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「令和」が発表された日に社会人デビューして以来、1年6か月で技術書を20冊読みました。なるべく新人の私でも読みやすくて、長く使えそうで、手を動かすことができる書籍を選びました。本記事では、読んでよかった技術書20冊について「あらすじ」と「感想」をまとめてみました。「ピン」と来る本を見つけましたら、読んでみてください!

エンジニア基礎力

『かんたん合格ITパスポート過去問題集 令和2年度秋期』 間久保恭子/インプレス/2020年
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ITパスポートの参考書です。私が読んだものとバージョン(?)が違いますが、最新版を掲載しました。資格勉強だけでなく、ITの語彙を増やす意味でも重宝しました。 最初に読んだIT本で、「ITって、カタカナとアルファベット3文字の略称が多いなぁ~」って思いました。エンジニアではない人と話すときは、カタカナ語をなるべく使わないようにしています。


『令和02年 イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生の基本情報技術者教室』 栢木 厚/技術評論社/2019年
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ITパスポートの参考書の上位互換みたいな本です。議事録をとっているときに、「読んでおいてよかったぁ」と思った記憶があります。この本で知った単語がミーティングで、出現したからです。カタカナ語は知っていないと聞きづらいので、資格を取るかどうかは別にして、未経験の方は、一読することをおすすめします。

コンピューターサイエンス

『プログラムはなぜ動くのか 知っておきたいプログラミングの基礎知識 第2版』 矢沢久雄(著)日経ソフトウエア(監修)/日経BP/2007年
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PCの根本の仕組みがわかる本です。「PCの内側ってどうなっているの?」と疑問を持った人は読むことをおすすめします。コンピューターサイエンスの知識が一気に広がり、深くなります。ただ、基本情報くらいの知識を知っていないと、読むのがしんどいかもです。

HTML/CSS

『1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座』 Mana/SBクリエイティブ/2019年
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HTMLとCSSの入門書です。手を動かしながら読む進めていくタイプの本で、やさしく分かりやすい印象です。ページが進むにつれて新しいことが出来てきますが、いきなり難易度があがることはなく、大きく躓かずに読了できました。この本で、「ファビコン」という言葉を知りました。


『HTML5/CSS3モダンコーディング フロントエンドエンジニアが教える3つの本格レイアウト スタンダード・グリッド・シングルページレイアウトの作り方』 吉田 真麻/翔泳社/2015年
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入門書を終えた後に、読む&実践するとよい本です。入門書で学んだ知識をベースに、少し応用的なコーディングの練習ができます。作る側の立場を経験すると、日常でwebサイトをみる見方が変わって、ちょっとだけ成長を実感しました。

JavaScript

『確かな力が身につくJavaScript「超」入門 第2版』 狩野祐東/SBクリエイティブ/2019年

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Javascriptの入門書です。ほしいタイミングで用語の説明があったり、解説が詳しかったです。最後の方にjQueryをさわる部分もあり、入門書としてはちょうどいいです。年末に一気にこの一冊をやり切ったのは良い思い出です。

Java

『スッキリわかるJava入門 第3版』 中山清喬・国本大悟・株式会社フレアリンク(監修)/インプレス/2019年
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Javaの基礎力を磨くのにもってこいの一冊です。分厚いだけあって、丁寧に、説明されている印象です。必要部分だけ読むという使い方もできます。私は、Javabronzeの本を解いているときに、問題と関連する部分を読むように使っていました。登場人物の湊くんの理解力がすごい。


『徹底攻略 Java SE 7/8 Bronze 問題集[1Z0-814]対応』 志賀澄人・山岡敏夫・株式会社ソキウス・ジャパン (編集)/インプレス/2015年
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Javabronzeの問題集として、定番の一冊です。問題数も多くて問題集としてコスパの高く、解説が手厚いです。 模擬問題も付いているので、学び始めから、受験直前までこの一冊で対応できます。

SQL

『スッキリわかるSQL入門 第2版 ドリル222問付き!』 中山清喬・飯田理恵子・株式会社フレアリンク (監修)/インプレス/2018年
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SQLの基礎が一通り詰まっている本です。基礎力はこの一冊で何とかなる気がします。SQLドリルも充実していて、「読む→実践」 のサイクルで力がつく。selectだけでなく、create tableなどのDDLも体系的に学べたのは財産になりました。「ドリル解くぞぉー!うぉー!!!」という感じで取り組む瞬間があったのは良い思い出。

ネットワーク

『イラスト図解式 この一冊で全部わかるネットワークの基本』 福永勇二/SBクリエイティブ/2016年
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ネットワークの基礎を学べる本です。左のページに解説、右のページに図解されていて、知識が整っていた印象です。入社してすぐのネットワーク研修で、イメージ湧きづらかったことも、「そうゆう意味だったんだ!」と発見がありました。たぶん、来年読み直しても、別の発見があるんじゃないかな。

クラウド

『AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー』 山下光洋・海老原寛之/SBクリエイティブ/2019年
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AWSの初級レベルの資格本です。何回も読み返しました。各章のまとめがありがたかったです。章末問題は少し難しい印象ですが、段階的に読み返して合格することが出来ました。私が書いた合格体験記はこちら


『AWS認定資格試験テキスト AWS認定 ソリューションアーキテクト-アソシエイト』 佐々木拓郎・林晋一郎・金澤圭/SBクリエイティブ/2019年
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AWSソリューションアーキテクトアソシエイトの資格本です。要点がまとまっており、こちらも何度も読みました。問題演習を何度も行った後に読むと、最初の頃と比べて理解度が違って、成長(?)を感じた思い出の本です。ちなみに、ソリューションアーキテクトアソシエイトも合格できました。体験記を書いているので、よかったら読んでください。


『Amazon Web Services 定番業務システム14パターン 設計ガイド』 川上明久/日経BP/2018年
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AWS構成のパターンが整理された本です。資格本の知識を広げるために読みました。資格本で得た各サービスの知識を繋げるイメージです。各サービスの定番の形を知ることができて、構成図への理解が深まりました。

Linux

『新しいLinuxの教科書』 三宅英明・大角祐介/SBクリエイティブ/2015年
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Linuxの知識の守備範囲が広く、辞書のように使える本です。まず、これで知識をぼんやり入れておいて、「そういえば、○○ができたような、、、」と思い出せれば、あっという間に元が取れるかもしれないです。作業するデスクに置くようにしています。たくさんのサイトでLinux本のおすすめとして紹介されていますね。

Git

Web制作者のためのGitHubの教科書 チームの効率を最大化する共同開発ツール 塩谷啓、紫竹佑騎、原一成、平木聡/インプレス/2014年
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GitとGitHubの教科書です。「読んだ」というか、「使った」に近い感覚があります。Gitの用語を一通り整理できたし、GitHubというサービスの知識も深まりました。配属されたばかりの後輩にGitの説明をしていたときに、「ちょっと待ってて~」といって、急いで読み返していました。

エンジニア読み物

『リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック』 Dustin Boswell・Trevor Foucher (著)角征典(訳)/オライリー・ジャパン/2012年
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「読みやすいコード」をテーマにした本です。先輩にとてもおすすめされました。定番です。命名のテクニックなど現場でとても役立ちます。こちらも作業デスクに置いています。qiitaのおすすめ技術書まとめ記事で、たくさん紹介されているので、一読の価値はあると思います。


『ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち』 Paul Graham・川合 史朗(訳)/オーム社/平成17年
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IT業界に長く身を置く作者のエッセイです。「オタクは最強」 ということが伝わってきます。業界の根本にある文化や考え方を知ることができました。自分の技量や立場によって、共感できる部分が違いそうなので、もう少し強くなれたら、また読み返そうかな。


『エンジニアの知的生産術 ──効率的に学び、整理し、アウトプットする』 西尾泰和/技術評論社/2018年
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学び方のノウハウがまとめられた本です。「やる気を出す」「記憶を鍛える」などテーマ別に効率的に学ぶ仕組みやアドバイスがまとめられています。自分のやり方に何が足りないのか、何が多すぎるのか、試行錯誤の参考になると思いました。「読んだら実践!」と自戒を込めて書いておきます。


『情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方』 ChadFowler・でびあんぐる(監訳)/オーム社/平成22年
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元ジャズ演奏者で、凄腕プログラマ著者の仕事に対する考え方・スタンスとアドバイスがまとまっている本です。音楽の経験が、プログラマとしての仕事にも活かされていて、別分野に経験を適用させている著者に尊敬です。数年ごとに読み返すと、新しい発見がその度にありそう。


『Webディレクションの新・標準ルール システム開発編 ノンエンジニアでも失敗しないワークフローと開発プロセス』 岩瀬透・栄前田勝太郎・河野めぐみ・岸正也・藤村新・藤原茂生・山岡広幸/エムディエヌコーポレーション/2017年
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小~中規模のシステム開発におけるプロセスやつまづきやすいポイントを解説した本です。「発注元・開発ベンダーが両翼となってシステム開発を進める」などプロジェクトへの向き合い方はとても参考になります。この手の本は、新人の私には自力で見つけることが難しいので、おすすめしてくれた先輩に感謝です。

さいごに

よい本にたくさん出合うことができました。よい本に出合うコツの1つは、思うに、「おすすめされた本を忘れないうちに読むこと」です。今回の20冊は、SNSで誰かが紹介していたり、職場の先輩などにおすすめされたりした本が多数あります。後輩が入ってきたので、ふとした瞬間にスッと「この本読んでおくといいよ」と紹介できる先輩になりたいなと思いました。

今回記事を書くために、読んだ本を振り返ってみると、デザインやセキュリティなどの本は触れられていないことを発見することができました。 この記事で、「よい本に出合えた」と思えた方がいましたら、とてもうれしいです。

これからも本は読んでいきたいと思っているので、
もしよかったら、おすすめの本をコメント欄で教えていただきたいです!
よろしくお願いいたします!!!

最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。

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