前回は勝負がつくまでじゃんけんを続けるじゃんけんアプリを作成しました。今回は、3回じゃんけんをした勝敗の合計を競うじゃんけんアプリをつくってみましょう。勝負の回数をカウントすることがポイントです。

じゃんけんアプリをつくろう！

問題：「じゃんけんポン！と標準出力される。ユーザがコンソールにじゃんけんの手（0,1,2）を入力すると、じゃんけんの結果（ユーザの手、PCの手、ユーザの勝ち負けあいこ、勝敗の数）が標準出力されるプログラムをJavaで記載せよ。また、じゃんけんは3回行い、3回目のじゃんけんが終わった後に、ユーザーの通算成績を標準出力せよ。」

条件：
・ユーザーとCPの1対1のじゃんけんであること
・PCの手はランダムであること
・じゃんけんの手は次のように数字で扱うことグー：0,チョキ：1,パー：2
・じゃんけんごとに、ユーザーの勝敗を標準出力すること
・0,１,２以外の数値が入力された場合は、「0、１，２のどれかの数字を入力してください。」とメッセージを表示し、じゃんけんの手を再入力できるようにすること

解答例

解答例を用意しましたので、見ていきましょう。

Janken3times.java

package com.example.demo.controller;

import java.util.Random;
import java.util.Scanner;

public class Janken3times {

	public static void main(String[] args) {
		
		//Scannerのインスタンス化
		Scanner stdin = new Scanner(System.in);
		
		//勝敗の数
		int winCount = 0;
		int loseCount = 0;
		int evenCount = 0;
		
		for(int i =0; i < 3; i++) {
			// メッセージの表示
			System.out.println("じゃんけんポン！(グー：0，チョキ：1、パー：2　どれかの数字をいれてください。)");

			// ユーザーの手を読み取る
			int userHands = stdin.nextInt();
			
	        // 入力チェック
	        while (userHands < 0 || userHands > 2) {
	            System.out.println("グー：0，チョキ：1、パー：2　どれかの数字をいれてください。");
	            userHands = stdin.nextInt();
	        }
			
			// PCのじゃんけんの手を準備
			Random rand = new Random();
			int pcHands = rand.nextInt(3);
			
			//結果判定
			int result = 0;
			result = (userHands - pcHands + 3) % 3;
			String winOrLose = null;
			if (result == 2) {
				winOrLose = "ユーザーの勝ちです";
				winCount++;
			} else if (result == 1) {
				winOrLose = "ユーザーの負けです";
				loseCount++;
			} else {
				winOrLose = "あいこです";
				evenCount++;
			}
			
			// 判定結果の表示
			String[] hands = { "グー", "チョキ", "パー" };
			System.out.println("ユーザーの手:" + hands[userHands] + ",コンピュータの手:" + hands[pcHands]);
			System.out.println("結果：" + winOrLose);
		}
		
		// 3回じゃんけん後の判定結果の表示
		System.out.println("3回じゃんけんを行った結果：" + winCount +"勝、" + loseCount +"敗、" + evenCount +"分け");
		
		// Scannerをクローズ
		stdin.close();
	}
	
}

解説

		for(int i =0; i < 3; i++) {
         //省略
		}

3回じゃんけんをするので、繰り返しで表現しました。拡張for文でも書けそうですね。
＊

		//勝敗の数
		int winCount = 0;
		int loseCount = 0;
		int evenCount = 0;

			//結果判定
			int result = 0;
			result = (userHands - pcHands + 3) % 3;
			String winOrLose = null;
			if (result == 2) {
				winOrLose = "ユーザーの勝ちです";
				winCount++;
			} else if (result == 1) {
				winOrLose = "ユーザーの負けです";
				loseCount++;
			} else {
				winOrLose = "あいこです";
				evenCount++;
			}

3回じゃんけんをした後に、通算成績を出力するので、繰り返しの前にカウントするための変数を用意し、結果判定部分でカウントを+1しています。

＊

いろんな書き方があるので、一例ととらえてもらえると嬉しいです。
解説は以上です！

最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。

【Java】じゃんけんアプリをつくろう③～3回じゃんけんをしてみよう～

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