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ああ、全世界のインフラ担当者よ、半熟AWSインフラエンジニアになれ! (※AWS 旧ソリューションアーキテクトプロフェッショナルの話です)

Last updated at Posted at 2018-12-20

今更ながら遅れながら、AWSのソリューションアーキテクトプロフェッショナル(SAP)に合格してきました。
タイトルは新作ゲームの発売前に動画流出しちゃった某ゲーム会社の過去作品タイトルをいただきました(ごめんなさい。怒られたらタイトル変えます。)

合格した結果は、末尾にでも記載しますので暇なら見ていただければと思います。
あとぼくは他の方のように本は紹介しません。
本はソリューションアーキテクトアソシエイトレベル(SAA)を受ける際に失敗したことがありますので、避けております。

合格への手引き

月並みですが、合格への手引きを書きたいと思います。

最低限の必須条件

  • AWS ソリューションアーキテクトアソシエイト(SAA)の資格合格者
  • SAA合格からAWSの運用経験2年(※補足必要事項1)

追加・補足でやると良いこと

  • BlackBeltシリーズの熟読
  • ホワイトペーパーの熟読
  • Linux AcademyやKoiwaClubの利用(※補足必要事項2)
  • 書籍はない。(はず)
  • Advanced Architecting on AWS

補足事項へのコメント

補足事項1

2年間の運用経験は必要ですが、EC2, ELB, RDS、S3をちょっと触った程度を2年間続けていただけでは当然知識はたまりません。
VPC、VPCピアリング、DirectConnect、ElastiCache、Elasticsearch、SQS、SNS、ECS(及びDocker)、AWS Import/Export、S3、S3 RRS、S3 Glacier、IAM、IAM Role、ADFS、DynamoDB、Red Shift、Kinesis、Key Management Service、CloudFront、Route53などの知識を複合的に利用し環境構築やコスト効率やセキュリティ、高可用性などの内容を問われます。
また、他にもオンプレからの移行とかでvCenterを使うとかもありますので、受託案件でいろんなお客さまの環境構築したり、自社内のインフラ連携したりという経験が必要になります。

補足事項2

Linux AcademyとKoiwaClubは旧ソリューションアーキテクトプロフェッショナルでは有効です。
模擬試験を受けた際に、beta版の問題が表示され、困惑しました。
おそらくbeta版が取れた暁にはLinux AcademyやKowaClubといったサービスも刷新、追従が必要であり、BlackBeltやホワイトペーパーなどで自分で公式からの知見を得つつ自分で試した方には問題ない形になるかと思います。

半熟AWSインフラエンジニアのぼくが受かるために実施したこと

通常業務

いろんなお客さまからAWSを使った案件をいただいており、こういう機会があるのは営業の方々が日々いろんなお客さまと折衝いただいているおかげであると認識しています。
また他ベンダーの業界の方ともAWSの知識を使った会話を行うことで、自分たちの設計思想や他ベンダーの方々の設計思想の違いを認識することができるなど、いろんなメリットがありました。
自社内では使ったことがないサービスも実は他社では使ってたりしますので、自社内だけで完結するのは勿体ないところですね。

通常業務外で足りない部分の補い方

やはりBlackBeltシリーズやホワイトペーパーを読まないことにはダメでした。
練習を兼ねたり、本気で資格に臨む意味でkoiwaclubを利用していました。
あとはAWS公式のサンプル問題を読み(答えが載ってない)、模擬試験(旧版がないのでbeta版側)を受けた感じです。

勉強期間

通常業務でいろんなサービスを触る機会がありましたので、2年ぐらいかかっています。
足りない部分の補足は1ヶ月程度勉強し、模擬試験に臨み、心を折られました。

だいたいこんな感じで、本番に挑んだ感じになります。

さて、お待たせしました。私の受験した結果内容になります。

模擬試験の結果

practice.png

総合スコア:  47%

トピックレベルスコア:
1.0  High Availability and Business Continuity: 33%
2.0  Costing: 50%
3.0  Deployment Management: 0%
4.0  Network Design: 75%
5.0  Data Storage: 83%
6.0  Security: 50%
7.0  Scalability & Elasticity: 33%
8.0  Cloud Migration & Hybrid Architecture: 50%
_人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> 3.0  Deployment Management: 0% <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

ちょ…おま…試験二日前にこの結果はやめてくれよ…と心の中でも思ったり、みんなに言いましたね!死にたくなりました!
みんな試験期間はきちんと設けようね!
二日前に心折れるよ!

モチベーションの保ち方としては、「とりあえず申し込んじゃったし、受験日変えてもいいけど、とりあえず受かるかどうかはやってみて判断するか」でした。

本試験の結果

success.png

総合成績: 66%

分野別の成績:
1.0  High Availability and Business Continuity: 54%
2.0  Costing: 100%
3.0  Deployment Management: 57%
4.0  Network Design: 42%
5.0  Data Storage: 63%
6.0  Security: 78%
7.0  Scalability & Elasticity: 63%
8.0  Cloud Migration & Hybrid Architecture: 85%

こちらは合格した時の結果になります。
Costingが100%は誇らしいです。任せたまえ。
セキュリティとか割と頑張ってきたんですけど、80%ないぐらいかーとか思いましたし、相変わらず可用性やデプロイ周りは弱いなーと感じました。
模擬試験を受けた際に苦手な分野や点数の低い分野があれば、別の試験対策もしてみると他の項目上がったりするんじゃないかなーと思います。
Costについてはちょっと前にAWSパートナーで受けられるコスト関連のトレーニングもあったのでそれが効果を現したのかもしれませんね。

まとめ

これで晴れてぼくもAWS ソリューションアーキテクトプロフェッショナルを名乗れますね!(名乗っていいですよね?)
そういえば合格認定証がまだ受け取れていないのですが、前は合格とともに届いたので今回もすぐ届くだろうと思ったら後日に回されました。

AWSの旧版SAPに関しては、もう随分いろんな人が記事公開してるので今更感満載ですよね。。。。

AWS ソリューションアーキテクトプロフェッショナル 受けてきました&勉強法(2017/6版)
この方とかかなり重要な情報記載されてるよなーとか思いながら読んでたのですが、ぼくの言った試験会場は過去にSAAを受けた際にも行った会場ですが、運転免許証とクレカの提出のみでリモートでカメラ越しに見られることはありませんでした。
場所は池袋にあるiServe池袋です。(そこでしか受けたことがないです)

【体験記】AWS認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナル試験(SAP)に合格する方法
この方は比較的最近受けられたので模擬試験がbeta版込みの模擬試験だったんだと思われます。
リモートでカメラ監視されるとやっぱきついんだな…っていうのが正直な感想ですね。
それにしても80%はすげーですねー

そういえばSAPの試験は170分あるのですが、ぼくの会社の人はSAPを受けた時に時間全部使い切ったもしくは時間ギリギリになったって話が多かったのですが、逆に60分ぐらいで終わりました…アハハ…。
会社にも16時から17時ぐらいにリモートでやりまーすって言ったけど、時間目一杯使う想定だったんですよね。
見直す余裕もあったけど割とサクサク答えられたからいいやーと思ってアンケートに答えてたのですが、「次に発表か!?次に発表か!?」なぁんて思いながら合否判断されてました。

受かったときゃー嬉しかったです。
参考になれば幸いでごぜーます。

稚拙な文ですがこれにて幕引きとなります。

2018.12.26 追記

そういえば結果を受け取りましたのでSAPの本試験は合格だなーと思って眺めていたのですが、SAP Practice(模擬)は47%でも合格、と表示されていました……。
はて、そんな割合で新模擬試験は合格と見て良いのだろうか……。

result.png

多分良くない。
恐らくまだ模擬試験含めβ版だから判定が甘くなっている、もしくは誰でも受かるようになっていると見るのが正しいか、AWSのみが知る結果ですね。

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