「HTTP/0.9」とは
- Tim Berners-Leeによって提案され、1991年にリリースされたHTTPのプロトタイプ。(1990年としている記事も多いですが、w3cの記事に「The Original HTTP as defined in 1991」と記載されているため、ここでは1991年としました)
- バージョン番号がなく「HTTP」と呼ばれていたが以降のバージョンと区別するため「HTTP/0.9」として位置づけられるようになった。
- サポートされているリクエストメソッドはGETのみ。
- リクエストメソッドはASCII文字列 + CRLFで構成される。(例:
echo -e "GET /\r\n" |nc localhost 80
) -
isindexタグによる検索が利用可能。(HTML 4.01で非推奨、HTML5で廃止)(例:
<isindex prompt="検索" action="search.cgi">
) - サポートされている応答メッセージはHTMLのみ。
- 応答メッセージはASCII文字のストリームで構成される。
- HTTPヘッダーは定義されていない。
- ステータスコード、エラーコードは定義されていない。
- 応答メッセージの転送が完了するとTCP/IP接続が切断される。
参考URL
- The Original HTTP as defined in 1991
- HTTP 0.9: The One-Line Protocol
- HTTP/0.9 – ワンラインプロトコル
- Evolution of HTTP — HTTP/0.9, HTTP/1.0, HTTP/1.1, Keep-Alive, Upgrade, and HTTPS
- Summary of HTTP 0.9
- HTTP/2とは?HTTP/2対応のレンタルサーバーでサイトを高速化させよう
- What is HTTP/0.9 request?
- 第1回 HTTPプロトコルとは
- HTTP のはなし
- HTTPの歴史と技術の変遷
- HTTPのバージョンによるリクエストの形式比較
- HTTP/0.9は今でも使われている?
- HTTPのバージョンについてまとめ
- Webの世界-HTTP基礎編-