この記事は セゾンテクノロジー Advent Calendar 2024 12日目の記事です。
シリーズ2は HULFT10 のエンジニアによる投稿をお届けします。
はじめに
はじめまして、セゾンテクノロジーの杉山と申します。
本記事では、12/10(火)にリリースされる当社の新製品「HULFT10」をどんな人が購入してくれるのか?アップデートしてくれるのか?という観点からデータ分析を実施した経験について紹介させていただきます。
私は2024年7月より当部へ異動し、約5か月が経ちました。
- HULFT初心者
- データ分析初心者
- Tableau初心者
の状態で異動してきて、こんな初心者だらけの私にデータ分析なんかできるのか?と不安でしたが、この5か月間での学びやつまづいたことについて共有させていただければと思います。
◇HULFTを理解する
前部署では、SIerとして働いていたため製品を扱うということは全くの初めてでした。
まずは、製品の理解からということで製品知識や、今までの開発の歴史などを身に着けました。
そこから、今回のHULFT10の製品戦略はどういうものなのかを理解しました。
◇仮説を立てて、Vizを作成
まず最初に、HULFT10の製品戦略を元にこんな人がHULFT10を使ってくれるのではないか?と仮説を立ててみました。
例えば…
・既存顧客がクラウドリフトするのにHULFT10Containerを使用してくれるのではないか
・Z世代向けにUIを刷新する
などです。
この仮説が正しいのかを検証するために、必要なデータは何か?を洗出し
それらのデータを取得し、Tableauによって可視化しました。
実際に作成してみたVizがこちらです。
Vizより、下記の事項が分かるようになりました。
・HULFTの売上順位、売上80%を占めている社数
・Ver8からVer10への移行遷移
・アップデートしてくれた会社の傾向
・HULFT10の暗号化オプションの増減割合
・HULFT-HUB、HULFT ManagerからSmart ProxyやAPI Gatewayへの移行遷移
12/10(火)にHULFT10がリリースされた後、実際にデータが発生しこれらのVizの遷移を確認していくのが楽しみです!
また、色んな方に活用していただきブラッシュアップしていきたいと考えています。
◇つまづいたこと
いざTableauにて、Viewを作成しようとした時に
色んな箇所に存在しているデータをどのキー項目で紐づけていいのかが分からず
どこから手を付けたらいいのか…という状態になりました。
そこで、まず契約形態を理解しなければ!となり
有識者へ確認し知識をつけることで、必要なデータを取得することが出来るようになりました。
まとめ
製品はリリースして終わりではなく、
- リリースした製品がどのように普及されているのか
- 製品戦略の妥当性
などを検証していくことがとても重要だと思います。
これらのデータ分析結果が、営業戦略やマーケット戦略、次の製品開発へ役立つ材料になってくれることを期待して今後もデータ分析を続けていきたいと思います。
ここまでご覧いただきありがとうございました。