#はじめに。
Macにおける開発環境構築のメモです。
フロントエンドに必須となってきているnode.jsのインストール手順を残しておきます。
今回、node.jsのインストールにあたり、使用するnode.jsのバージョンを切替えられるよう「nodebrew」を用いてインストールしていきます。
#1. nodebrewのインストール
nodebrewとは、nodeのバージョンを管理・切替するツールのことです。
##1.1. node.jsがインストールされているか確認
まずnode.jsがインストールされているか確認します。
ターミナルより以下のコマンドを実行。
$ node -v
バージョン情報が表示される場合は、node.jsがすでにインストールされているためnode.jsのアンイストールとnpmの削除が必要となります。
アンインストールについては割愛しますので、以下のサイトなどを参考に行ってください。
・MacにpkgでインストールしたNode.jsをアンインストールする手順
##1.2.homebrowのインストール
homebrowとは、macOS用のパッケージマネージャーです。
Homebrew公式サイトにコマンドが載っていますが、以下にコマンドを載せておきます。コピペしてインストールしてください。
$ /usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
##1.3.nodebrewのインストール
homebrewがインストールできたら、やっとnodebrewのインストールです。
以下のコマンドを実行してください。
$ brew install nodebrew
インストールできたかを確認するために、バージョン確認を行います。
$ nodebrew -v
nodebrewのバージョン情報が表示されればOK。
こんな感じになるはずです。
nodebrew 0.9.6
Usage:
nodebrew help Show this message
nodebrew install <version> Download and install <version> (compile from source)
nodebrew install-binary <version> Download and install <version> (binary file)
nodebrew uninstall <version> Uninstall <version>
nodebrew use <version> Use <version>
nodebrew list List installed versions
nodebrew ls Alias for `list`
nodebrew ls-remote List remote versions
nodebrew ls-all List remote and installed versions
nodebrew alias <key> <value> Set alias
nodebrew unalias <key> Remove alias
nodebrew clean <version> | all Remove source file
nodebrew selfupdate Update nodebrew
nodebrew migrate-package <version> Install global NPM packages contained in <version> to current version
nodebrew exec <version> -- <command> Execute <command> using specified <version>
Example:
# install from binary
nodebrew install-binary v0.10.22
# use a specific version number
nodebrew use v0.10.22
#2.node.jsのインストール
やっと本題、node.jsの最新版をインストールしていきます。
##2.1.node.jsのインストール
以下のコマンドを、ターミナルから実行してください。最新版のnode.jsがインストールされます。
$ nodebrew install-binary latest
##2.2.インストールされたnode.jsのバージョン確認
$ nodebrew list
すると、以下のようにインストール済みのnode.jsのバージョンの一覧が表示されます。
また、currentのところに使用中のバージョンが表示されます。
v4.0.0
v5.0.0
v6.0.0
v7.0.0
current: v6.0.0
##2.3.バージョンを指定してインストールする
最新のみで良い方は、先に進んでください。
###インストールできるnode.jsのバージョンを確認
以下のコマンドで、インストール可能なバージョン情報が表示されます。
$ nodebrew ls-remote
こんな感じ。
v4.0.0 v4.1.0 v4.1.1 v4.1.2 v4.2.0 v4.2.1 v4.2.2 v4.2.3
v4.2.4 v4.2.5 v4.2.6 v4.3.0 v4.3.1 v4.3.2 v4.4.0 v4.4.1
v4.4.2 v4.4.3 v4.4.4 v4.4.5 v4.4.6 v4.4.7 v4.5.0 v4.6.0
v4.6.1
v5.0.0 v5.1.0 v5.1.1 v5.2.0 v5.3.0 v5.4.0 v5.4.1 v5.5.0
v5.6.0 v5.7.0 v5.7.1 v5.8.0 v5.9.0 v5.9.1 v5.10.0 v5.10.1
v5.11.0 v5.11.1 v5.12.0
v6.0.0 v6.1.0 v6.2.0 v6.2.1 v6.2.2 v6.3.0 v6.3.1 v6.4.0
v6.5.0 v6.6.0 v6.7.0 v6.8.0 v6.8.1 v6.9.0 v6.9.1
v7.0.0
###バージョンを指定してインスール
以下のように、「6.9.1」など任意のバージョンを指定しインストールすることが可能です。
$ nodebrew install-binary 6.9.1
#3.インストールしたnode.jsを使えるようにする
##3.1.インストールしたnode.jsのバージョンを有効にする
使用するバージョンをuseコマンドで有効化します。
$ nodebrew use v7.0.0
確認のために、listを実行。
指定したバージョンに変わっていればOK。
$ nodebrew list
v4.0.0
v5.0.0
v6.0.0
v7.0.0
current: v7.0.0
##3.2.実行パスを通す
以下のコマンドでnodeコマンドへパスをbashrcへ保存します。
$ echo 'export PATH=$PATH:/Users/xxxxx/.nodebrew/current/bin' >> ~/.bashrc
注:xxxxxはUserのHomeDir名
##3.3.node.jsのバージョン確認
ターミナルを再起動してから、node.jsのバージョンを以下のコマンドで確認する。
$ node -v
正常にいっている場合は、以下のようにバージョン情報が表示されます。
$ node -v
v7.0.0
しかし、以下のようなメッセージが出た場合は、うまくいってません。
$ node -v
-bash: node: command not found
先程「.bashrc」に書き込んだパスが読み込まれていないようです。
「.bash_profile」に下記を記述します。
if [ -f ~/.bashrc ] ; then
. ~/.bashrc
fi
注:詳しくはこちらのサイトの中盤あたりを参考にしてください。
##3.4.npmも使えることを確認する
npmも使う機会が多いと思うので、npmコマンドも使えることを確認する。
$ npm -v
こちらも先ほどと同様、以下のようにバージョン情報が表示されればOKです。
$ npm -v
3.10.8
以上で、node.jsのインストールは完了です。
自分が躓いたところはリンクなどを入れながら書きましたが、分からなければコメントをください。
catch you later.