Qiita初投稿です。
手頃な価格と強烈な青色と各種インストール記事に触発されて購入を考えた頃には既にディスコンというイベントに遭遇したのが10月。
その直後にマイナーチェンジしたモデルの発売と、購入するも発送待ちを喰らいながらゲットしたのが12月。
ということで表題作業の備忘録として。
(12/26追記あり)
- 製品情報 → Stream 11-r000
事前準備
Windowsはつかいません。ということで早速、手元に以下のものを用意
- HP Stream11
- インストールメディア作成機(MacBookAirを使用)
- USBスティック
- インストールに使うISO (Xubuntu 15.10)
- UNetbootin
ターゲットはXubuntuの最新版、15.10。
i386ではなくamd64をダウンロードすること(ここで唯一嵌った)
UNetBootinを起動、ISOを指定してUSBへ展開。
OS XのUnetbootinでUSBスティックがみえない場合は、USBスティックにexFATでボリューム名をFAT32(ここ大事)として作成すればよい模様。
EFIメモ
EFI機への導入が初めてのため(数年ぶりのLinux)、知らなかったポイントをメモ(間違いがあるかも)。
UEFIはBIOSに代わるシステム機構で基本的には64bit。ただし、一部ハードは32bitのUEFIを持つ。
Linuxの場合、カーネルとの対応関係は以下の通り
- 32bitカーネル: 32bit UEFI
- 64bitカーネル: 64bit UEFI、32bit UEFI(EFI mixed modeというものを使うらしい)
このため、i386でのインストールは断念…
インストール
下準備さえできていれば特にハマりどころもなく、あっさりと完了
- USBスティックをStream11に刺して起動
- 起動画面でESCキー連打してEFIのメニューへ
- F9でEFIのブート選択画面を表示
- USBがリストに表示されていれば選択
- 以下、お好きなように
インストール完了後にアップデートして更新した状態のカーネルは以下の通り
4.2.0-22-generic #27-Ubuntu SMP
Xubuntuの青いテーマが本体とマッチしてピッタリです。
(追記)ブート順設定
WindowsのEFI(/dev/mmcblk0p1)を残していた場合、そのままではそちらがブートの優先度が高い。
変更を行うにはBIOS設定画面でUEFI Boot OrderでOSブート設定を選択してF5/F6キーで変更してF10でサブメニューを抜ける。Enterキーではサブメニューを抜けられないし、ESCキーでは変更をキャンセルされるので注意。
ネットワーク
WIFI
カーネルバージョンが上がったためか、以前の記事にあるようなトラブルも今のところは特に何もせず接続OK。
詳細を確認すると、旧機種の蟹さん(rtlほにゃほにゃ)ではなくWIFI/BTいずれもintelチップに変更されているようです(ドライバはiwlwifi)。
BT pan
上記の通り、Bluetoothモジュールもintelチップとなっている模様。
Androidスマホでのテザリング確認済。
DNSのみ反映されない?
→ 最近のネットワーク設定機構を理解していないので暫定で8.8.8.8を設定。解決策探索中
→ (追記)再度の接続では普通に127.0,1,1でDNSが反映されました。
その他ハードウェア
キーボード
上段のファンクションキーは基本的に機能する模様。以下については確認済
- F2:輝度ダウン(最低輝度では非表示になる)
- F3:輝度アップ
- F4:外部出力設定(アプリが起動)
- F6:ミュート
- F7:音量ダウン
- F8:音量アップ
- F12:機内モード
(追記)
fnキーを押さなくともOSからファンクションキーとしてみえるようにする
→ BIOS設定で[Action Keys Mode]をDisabeledに
タッチパッド
機能に問題はないが、タッチの認識が繊細すぎて意図しないタッチが多発
→ 回避策を探索中
最低限の対策として「マウスとタッチパッド」設定から「タイプ中はタッチパッドを無効にする」にチェック
(「スクロールを反転する」にもチェックするのはos xに慣れてしまった報い……)
その他ソフトウェア
日本語入力 → インストール時に日本語選択でmozcが導入
所感
ハードとして気になるのはタッチパッドの問題のみ。
キー入力もすこぶる快適。
バッテリ持ち等については今後確認していく予定…
旧モデルでの参考記事
残念ながら(?)旧モデルでのハマりどころであったネットワーク周りは蟹さんの呪縛から逃れてしまったので、影響ないのですが、これらの記事が無ければ購入しなかったと思いますので、その敬意も込めた参考情報として。