この記事はSnowflake Advent Calendar 2023シリーズ3の19日目です。
この記事の公開日は12/31ですが、せっかくなので登録しました。
SnowVillageとは
SnowVillageはSnowflakeの国内ユーザコミュニティの愛称です。
公式名称はSnowflake User Groups Japanなのかな?
主にSlackで活動していますが、強い人たちはYouTubeで講義したり、技術書典で本を出版したりしています。
SnowVillageの分科会と#geo
SnowVillageはテーマ別にSlackのチャンネルが作られていて分科会(あるいはTeam)と呼称されています。
グローバルにSub-Chaptersとして周知されている大きな分科会から、Slack上だけで活動している小さな分科会まで色々。
例えば#data-clean-room、#data-management、#streamlit、#certifications、#containerなど…
#geoは立ち上がったばかりのまだ小さな分科会です。
イベントの趣旨
分科会が立ち上がったので簡単なイベントをやろう!ということで、ただ雑談をするだけのトーク会として企画しました。
どんなことを話してもいいよねというつもりだったのですが、何を話せばいいか分からず気まずくならないように、以下のようなトークテーマを用意していました。
- GISのこういう処理、どう実装しているかみんなに聞きたい
- SnowflakeのGIS、まだここがイケてない!
- 最近見かけたgeoな話
- 私の一押しのST_*関数はこれ
- 私の好きなマップタイル
- この形式のデータは扱いたくない!この町の住所は触れたくない!
- ところで可視化はいつもどうしてる?
また、次のイベントに繋げたかったので、これからやろうと思ったことを最後に宣言してもらいました。
当日出た話題の抜粋
- Snowflake Native Appsやそうでないところで便利なライブラリが色々存在している
- CARTO's Analytics Toolbox
- SedonaSnow
- Mapbox
- PODB
- MapLibre
- Snowflakeに足りない機能の例
- ST_GeneratePoints
- ST_BUFFERは最近実装された
- GeographyかGeometryか問題
- CARTO's Analytics ToolboxにはGeographyのST_BUFFERがある
- Geoloniaがすごく頑張っている
- Geoloniaの住所正規化ライブラリが気になる
- 郵便番号の精度ってどうなの?
- ある程度は分かるけど自治体跨ぎになる(市区町村を跨いで同じ郵便番号になる)ケースがある
- KEN_ALL.csvが辛い
- 改善されてもまだ辛いときがある
-
浜松市の行政区再編
- 一部の行政区が分割されて違う行政区に統合される
- いつ対応するか悩む…
- 初心者へのアドバイス:座標系の違いやGeographyかGeometryの違いに起因する距離の誤差に注意!
- 例えば南北の地域では距離の誤差が大きくなることがある
- 質問:位置情報ってどういう風にコード化するの?
- 代表的なのはメッシュコード:https://www.fttsus.org/worldgrids/ja/top-ja/
- ジオハッシュ、S2セル、H3セルなども
-
Snowflakeの検索最適化サービスって使ったことある?
- 誰も試したことがない
- 可視化ってどうしてる?
- DBeaverで小細工
- ダウンロードして、Keplerを使う。Notebook+kepler.gl
- Streamlitを使う。ライブラリは色々ある
- PyDeck
- Folium
- https://qiita.com/keijipoon/items/92d9551930fe52d6c90a
- Tableauでやる。でもいちいちやるのは面倒
- Snowsightで投げたクエリの結果に緯度・経度が含まれているとき、そのままSnowsight上でプレビューしたい
- Snowflake Communityにアイディアを投稿したらいいんじゃないの!?
- 自治体ポリゴンの形状が破綻していたことがある
- Snowflakeで最近ST_ISVALIDが実装されたから今後はテストが簡単になりそう
- 大量に可視化したいときってどうするの?
- https://maptiler.jp/
- GeoJSONで分割する、みたいな手法が鉄板
- 測地系について
- 日本測地系はそろそろ駆逐されてきている
- 交通関係はまだ日本測地系が残ってしまっているかも…
- 質問:測地系っていつ更新されるの?
- 大きな変化があったときに再度測量される:https://www.gsi.go.jp/sokuchikijun/jgd2000-2011.html
- Geoの活用事例
- BIMってSnowflakeで扱える?
- 3Dモデルで言うとPLATEAUも熱い
- 次回までにやろうと思ったこと
- Geoloniaのジオコーダを解析する!
- #geoに興味のありそうな人を誘う
- Snowflakeのクイックスタートをやってみる
- Snowflakeの検索最適化サービスを試してみる
- Snowsightで地図が表示されてほしいから、Snowflake Communityにアイディアを投稿してみる
感想
Geoな分野は奥が深いなということをあらためて感じました。
ここについてはSnowflakeも伸びしろがたくさんありそう。
こういうイベントは継続して、Geoな分野の知識をもっと習得していきたいです!