まえがき
こんにちは。馬風(うまかぜ)と申します。
競馬AIを自作し、資産運用を目論んでいます。
今回は、資産運用するにあたって、回収率だけでなく的中率も結構大事ということをお伝えします。
資産運用の仕方から考える
資産の増幅を最大化する方法として、ケリーの公式があります。
これは、複利運用をする際に、総資産の何%を賭ければよいか導き出すものです。
この公式から的中率の重要さが見えてきます。
ケリーの公式とは
f* = 期待値 / 最大オッズ
で表されます。
ここでいう期待値は競馬では長期の回収率のプラス分に置き換えられます。
回収率120%なら、1.2 - 1 = 0.2ということです。
最大オッズは、競馬では買い目のなかで最もオッズが高い組み合わせということになります。
的中率は大事
単勝1点勝負、賭けるオッズは一定とすると、ケリーの公式は的中率と近い関係であることがわかります!
的中率 * オッズ = 回収率
より、
的中率 = 回収率 / オッズ
となります。
回収率から元の1を引くかどうかの違いですね。
実際は賭けるオッズは一定ではありませんが、その傾向がわかります。
シミュレーション
実際に簡易シミュレーションしてみます。計算のため、一定のタイミングで的中することにします。
- 総資産 100万円スタート
- 100レース勝負
ケース1
回収率120%、的中率5%
最終総資産：1 085 800円
ケース2
回収率120%、的中率10%
最終総資産：1 188 000円
ケース3
回収率120%、的中率20%
最終総資産：1 449 400円
ケース4
回収率150%、的中率5%
最終総資産：1 456 400円
的中率5%と20%では、大きな差が出るのがわかると思います!
的中率の違いによっては回収率120%と150%で最終総資産がほとんど変わらないのは驚きですよね!
あとがき
今回は、複利運用するなら的中率も馬鹿にならないというお話でした。
私も競馬AIを改良するとき、大穴狙いにはせず、的中率を安定して出せるモデルを目指して試行錯誤しています。
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