はじめに
久しぶりにGitを使ってソースコードを管理しようと思ったのですが、使い方を忘れてしまっていたので、自分用のメモかねてGit、Githubの使い方を載せておきます。
※ご自身のPCにGitのインストールし、GithubアカウントにSSHキーの登録を済ませている必要があります。
改行コード変換について(やらなくても良い)
WindowsとMacなどOSが違う場合、改行コードが異なるため、Gitの設定で改行コードを自動変換できるようにしておく方が良いらしいです。
設定確認コマンド
git config --global -l
設定の表示
core.editor="C:\Users\YourName\AppData\Local\Programs\Microsoft VS Code\bin\code" --wait
core.autocrlf=false /* ←改行コード自動変換設定 */
core.quotepath=false
user.email=test_user@example.comm
user.name=username
上記のように「core.autocrlf=false」になっている場合は自動変換設定がOffになっているため、設定の変更を行った方が良い
※Windowsの場合の設定です。MacなどのPCの場合は「true」ではなく「input」とするのが良いそうです。
設定変更コマンド
git config --global core.autocrlf true
上記を実行後、再度「確認コマンド」で設定がtrueになっていれば完了です。
Githubのリポジトリ作成方法
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GitHubへログイン
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Gitリポジトリ作成
リポジトリ一覧の「New」ボタンをクリック
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リポジトリ設定
a. リポジトリ名、説明、公開設定を設定する。※公開:public、非公開:private
b. 下にスクロールすると、使用言語やREADME fileなどの選択がありますが、何もせずデフォルト設定のままで「Create Repository」をクリックします。
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ローカルリポジトリとの紐づけ
基本的には下記の上の「ローカルリポジトリの作成からpushまで」の手順を使います。※初心者の方は
git add README.md
の部分は解説を見た方が良いかもです。
解説
※「ローカルリポジトリの作成からpushまで」の手順の解説です。
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ターミナルを開き、ローカルリポジトリまで移動してください。
cd C:\your_local_repository_path\ ←ローカルのパス
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リポジトリ内に「README.md」(マークダウンファイルを作成する)コマンド
※「README.md」は作らなくても大丈夫です。echo "# test" >> README.md
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ローカルリポジトリの初期化
git init
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ファイルをリポジトリのステージに乗せる
※上記手順では「git add README.md
」となっていますが、すべてのファイルをステージに乗せるには、下記のコマンドに変えます。git add .
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リポジトリへコミットする
git commit -m "first commit"
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ブランチ名を強制的に「main」に変更します。
git branch -M main
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リポジトリをステージに乗せる
git remote add origin git@github.com:username/test.git 👆ここはユーザーによって変わります。
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ローカルリポジトリをリモートリポジトリにプッシュします。
git push -u origin main
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上記手順でリモートとローカルの紐づけし、ブラウザを更新すると、リモートリポジトリが表示されます。これで紐づけは完了です。
ブランチを作らない運用
上記の「Githubのリポジトリ作成方法」特に詳しい記録やブランチを作る必要がなければ、移行下記の手順で、リポジトリの変更を保存できます。
手順
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ローカルリポジトリの編集
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変更をステージに乗せる
git add .
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コミットする
git commit -m "(ここ内容は何でも良い)"
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プッシュする
git push
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リモートリポジトリ確認
ブランチを使用する運用
ブランチとは複数人開発で同時に開発を進める際に、他の改修によって影響を受けないよう、作業場を分けるためのものです。
ブランチを作ってみる
作成コマンド
git branch <branchname>
ブランチへの移動コマンド
git checkout <branchname>
作成と移動を同時に行うコマンド
git checkout -b <branchname>
ブランチの削除コマンド
※別ブランチへ移動している必要があります。
※ローカルとリモート両方のブランチを削除する必要があります。
ローカル
git checkout -d <branchname>
リモート
git push origin --delete <branchname>
ブランチにて初めてのプッシュ
最初のブランチ作成後、「ブランチを作らない運用」の手順でリモートへプッシュすると、下記のようなエラーが出るため「←ココ」の部分をコピーし、再度実行してください。
fatal: The current branch test has no upstream branch.
To push the current branch and set the remote as upstream, use
git push --set-upstream origin <branchname> **←ココ**
To have this happen automatically for branches without a tracking
upstream, see 'push.autoSetupRemote' in 'git help config'.
ブランチとメインブランチのマージ
上記手順で、プッシュしたブランチをmainブランチへマージする方法
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最新のmainブランチに移動する
git checkout main git pull ←最新の状態をリモートから取得
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他のブランチを作り、移動する
git checkout -d test_branch
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ファイルを編集後、リモートへプッシュ
- 方法
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変更をステージに乗せる
git add .
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コミットする
git commit -m "test_commit"
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プッシュする
git push
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- 方法
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Githubへアクセスし、ボタンをクリック
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プルリクエスト作成
※作成したIssueを紐づけたい場合は、Developmentから紐づけることも可能です。
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マージする
※マージせず、プルリクエストのみを閉じることもできます。
Confirm mergeをクリック
下記の表示が出れば完了です。
最後に
以上で終了です。上記のコマンドなどの操作方法を覚えておけば、最低限のリポジトリ管理は大丈夫だと思うのであまりGitを触ったことがない人のお役に立てれば幸いです。