「AzureでWebアプリを動かしたいけど、VMを立ててOSやミドルウェアを自分で管理するのは正直しんどい」——そんなときの第一候補が Azure App Service です。
App Serviceは、サーバーの管理をAzureに任せて、アプリのコードだけに集中できる PaaS(Platform as a Service)。この記事では、App Serviceの勘所を要点だけ整理しました。詳しい手順はブログのシリーズ記事にまとめています。
📘 図解・Terraform構築例つきの詳細はこちら
Azure App Service①|概要とプラン・料金
① そもそもVMとApp Service、どっち?
最初の分かれ道がこれです。
- VM(IaaS) … OS・ミドルウェア・パッチ適用まで全部自分で管理。自由度は高いが手間も大きい
- App Service(PaaS) … OSやWebサーバーはAzureが管理。アプリのデプロイに集中できる
「Webアプリを載せたいだけ」なら、まずApp Serviceで十分なケースがほとんどです。細かいOS制御やGPU等が要るときにVMやコンテナを検討します。
② デプロイが速い
App Serviceは デプロイ手段が豊富 です。
Git連携、GitHub Actions、Azure DevOps、ZIPデプロイ、コンテナ……と、既存のワークフローに合わせて選べます。「コードをpushしたら自動でデプロイ」も簡単に組めるので、開発の回転が速くなります。
③ ネットワークの「入口」と「出口」
App Serviceで意外とつまずくのがネットワークです。ポイントは 入口と出口で仕組みが違う こと。
- 入口(受信) = Private Endpoint … 外部から閉域で受ける
- 出口(送信) = VNet統合 … App ServiceからVNet内のDBなどへ繋ぐ
「Private Endpointを付けたのに、DBに繋がらない」というのは、出口(VNet統合)を設定していないケースが多いです。この2つは役割が別、と覚えておくと迷いません。
④ 認証はEasy Authでパスワードレス
App Serviceには 認証機能(Easy Auth) が組み込まれています。
コードを書かずにEntra IDなどでの認証を有効化でき、さらに マネージドID+Key Vault参照 を使えば、接続文字列やキーをコードに書かずにパスワードレスで運用できます。
⑤ スケールと監視
負荷対策の スケール には2方向あります。
- スケールアップ … プランを上げて1台を強く
- スケールアウト … 台数を増やして分散
さらに Application Insights を繋げば、レスポンス時間・エラー・依存関係を可視化でき、「どこが遅いか」をKQLで深掘りできます。
もっと詳しく知りたい方へ
ここでは全体像に絞りました。作成・デプロイ、設定、ネットワーク、認証、スケール・監視 の具体的な手順は、ブログのシリーズ記事で図解・Terraform例つきで解説しています。
- 📘 ①概要とプラン・料金 ← まずはここから
- ②作成とデプロイ
- ③設定(アプリ設定・接続文字列)
- ④ネットワーク(入口=Private Endpoint/出口=VNet統合)
- ⑤認証・ID(マネージドID+Key Vault+Easy Auth)
- ⑥スケール・運用・監視(App Insights / KQL)
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