はじめに
この記事は未経験、初学者がAstroNvimの環境構築をまとめたものです。
間違っている箇所もあるかと思いますがその場合はご指摘のほどよろしくお願いいたします。
AstroNvimとは
AstroNvimは、Nvimを手軽に使い始めることができる設定集です。
必要な拡張機能が揃っているので、インストールするだけでVimの環境が整います。
UIはVSCodeライクなので、見た目の違和感がなく、Vim初心者でも扱いやすいと思います。
Vimを使ってみたいけど拡張機能どれ入れたらいいかわからないという方におすすめします。
使い始めた理由
見た目がかっこいいから。
しかし今ではAstroNvimがないと開発できない体になってしまいました。
Vimの世界は奥が深く私が知らないコマンドはたくさんあります。
しかし、それらを全て知っていなくても十分開発効率も上がりなによりコマンドを打つのが楽しく感じると思います。
少しでもかっこいい、使ってみたいと思われた方はこの導入を試してみてぜひ一度AstroNvimを触ってみてください。
AstroNvimのインストール方法
ターミナルを開き、次のコマンドを実行してAstroNvimをインストールします。
git clone https://github.com/AstroNvim/AstroNvim ~/.config/nvim
ターミナルでnvim
と打つとこのような画面が表示されると思います。
※macの既存ターミナルで開くと色がおかしくなる可能性があるため、iTerm2を推奨いたします
Nerd Fontsをインストールして、アイコン表示を有効にします。
# Macの場合
brew install font-hack-nerd-font
# .zshrcや.bash_profileに追記
export TERM=xterm-256color
基本設定のカスタマイズ
AstroNvimでは、~/.config/nvim/lua/userディレクトリに設定ファイルを置くことで、個人の設定を反映できます。
設定ファイルの追加
PCを変更しても個人の設定が読み込めるようにGitHubにリポジトリを作成し、クローンしていきます。
まずはこちらのGitHubを自分のGitHubにフォークしてください。
「Fork」または「Use this template」の「Create a new repository」を選択します。
適当な名前をつけリポジトリを作成します。
フォークしてきたリポジトリのREADMEを見ると下の方に
git clone https://github.com/<your_user>/<your_repository> ~/.config/nvim/lua/user
と書いてあるので実行します。
※your_userとyour_repositoryは個人ごとに異なるため変更してください。
※設定ファイルに変更を加えたときはコミット&プッシュしてGitHubにデータを写しておきましょう。
初期設定だと行番号が相対的に変化するので変化しないよう変更します。
まず設定ファイルを開きます
nvim .config/nvim/lua/user/options.lua
5行目のコードをtrueからfalseに変更します。
relativenumber = false, -- sets vim.opt.relativenumber
よく使用するコマンド
こちらの記事にあるものとAstroNvimで個人的によく使用するコマンドを紹介します。
Vim操作
key | 内容 |
---|---|
h | 左へ1つ移動 |
j | 下へ1つ移動 |
k | 上へ1つ移動 |
l | 右へ1つ移動 |
i | 挿入モードへ |
o | 新しい行を追加し挿入モードへ |
yy | 1行コピー |
dd | 1行削除 |
v | ビジュアルモードへ |
y | ビジュアルモードで選択した範囲をコピー |
d | ビジュアルモードで選択した範囲を削除 |
p | カーソルの場所にペースト |
ESC, jj, jk | コマンドモードに戻る |
AstroNvim操作
key | 内容 |
---|---|
Space | Leader key, コマンドの最初に使用する |
Space + w | 内容を保存 |
Space + q | 終了 |
Space + o | フォーカスの変更 |
[ or ] + b | バッファの移動 |
space + c | バッファの削除 |
H | ドットファイルの表示/非表示 |
tmuxについて
私はtmuxと併用してAstroNvimを使用しています。
tmuxはターミナルを分割したり、ウィンドウを複数持つことができるため何個もターミナルを開くことがなくなります。
Vimを使う上では必須級なので入れておいて損はありません。
tmuxに関しては下記の記事を参考にしてみてください。
tmuxを必要最低限で入門して使う
さいごに
この記事では導入と簡単なコマンドしか記載していません。
なので導入してからは実際にご自身で触って慣れてください。
最初は覚えることが多く大変かもしれませんがブラインドタッチすらできなかった私でも1ヶ月もあれば慣れました。
この記事を見てAstroNvimを使う方が増えてくだされば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。