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【SOC初動対応】BCASを装ったフィッシングメールのOSINT分析と判断根拠

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フィッシングメール分析レポート(OSINT / 初動対応)

1. 概要

本レポートは、受信したメール1通について、
フィッシング詐欺の可能性を評価し、
技術的・内容的観点から危険性を判断したものである。

2. メール基本情報

3. 本文の特徴(内容分析)

  • 緊急性の強調:有「まもなく次期コードに変更になります 当社のカードは次期対策済み 今後値上げ予定です」との文言が緊急性を煽っている
  • 行動要求の有無:有「リンク先 https://bom.so/MchgAz」
  • 不自然な表現・構成:「次期」→「磁気」の誤変換

4. ヘッダ分析(技術的分析)

4.1 Receivedヘッダ

  • 抽出した送信元IP:220.88.220.214
  • IPの位置(最下段Received):最下段Received:From
  • 内部IP除外:RFC1918に該当する内部IPは確認されなかった

4.2 認証結果

  • SPF:SPFは none であり、送信ドメインにSPFレコードが設定されていない、または送信元IPの正当性を検証できない状態であった。
  • DKIM:neutral (no sig)(DKIM署名が存在しない)
  • DMARC:none(DMARCポリシー未設定)

5. URL / ドメイン分析(OSINT)

5.1 抽出URL

  • 表示URLおよびクリック先URLはいずれも https://bom.so/MchgAz であり、
    表示文字列と実体URLの乖離は確認されなかった。
    なお、当該URLは短縮URLであり、最終的な遷移先については
    別途リダイレクト解析が必要である。

5.2 抽出URLのドメイン情報

  • 登録日:不明
  • レジストラ:不明
  • ASN / ホスティング事業者:- ASN / 回線事業者:Korea Telecom(韓国)

6. 難読化・回避技術の有無

  • 不要文字挿入:本文中に不自然な文字列混入が確認された
  • ゼロ幅文字:視認上は判別困難だが、難読化の可能性あり
  • 表示文字と実体の乖離:確認されなかった

7. 危険性の判断(結論)

本メールをフィッシングと判断した理由は以下の3点である。

  1. SPF・DKIM・DMARCがすべて none / no sig であり、
    送信ドメインの真正性および改ざん耐性が確認できない。

  2. SMTP初回接続元IPが Korea Telecom の回線に属し、
    逆引きDNSも存在しないことから、
    正規サービスのメール送信基盤とは考えにくい。

  3. 支払い情報の更新を促す緊急性の高い文言と、
    短縮URLを用いた誘導が確認され、
    典型的なフィッシング構文と一致する。


8. 最終判定

  • 判定:Phishing
  • 推奨対応:
    • 当該メールの削除
    • URLへのアクセス禁止の周知
    • 同一件名・送信元の横展開確認
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