sshfsの開発が終了になったので、rcloneを使ってマウントしてみました
今回はVPSのファイルにアクセスするやり方を説明します
環境
rclone v1.66.0
winfps v2.0
rcloneをインストールする
https://rclone.org/downloads/
「windows」の「Intel/AMD - 64 Bit」をダウンロード
ファイルを展開して任意の場所に配置
winfspをインストール
・Windowsの場合は、winfspをインスールする必要があります
https://github.com/winfsp/winfsp/tags
・後ろにB1(bate)などがついてない通常版をインストール(今回は「v2.0」をインストール)
・該当バージョンの「Downloads」をクリックして、
・「Download WinFsp」をクリック
・「winfsp-2.0.xxxx.msi」のmsiの拡張子のファイルを実行(デフォルトでOK)
設定を行う
コマンドプロンプトを起動します
インストールしている場所まで移動して設定コマンドを実行
cd \tool\rclone
rclone config
下記のやり方を引用(中間は省いているので詳細はリンク先をご覧ください
https://developers.gmo.jp/18603/#Rclone
No remotes found, make a new one?
n/s/q> n [←nを入力。新規にリモート設定を作成します]
name> vps [←リモート設定の名前を入力します。よく使うので短い方が良いです。後で変更可能]
Storage> sftp [←sftpと入力します]
host> 157.xxx.xxx.xxx [←接続先のホスト名を入力します。ipアドレスでも可]
user> [←SSHのユーザー名を入力します。省略すると今現在ログイン中のユーザー名が使われます]
port>22 [←ポート番号を入力します。省略可能]
y/g/n> [←パスワードを入力します。公開鍵認証を使う場合はそのままエンター]
key_pem> [←PEM形式の秘密鍵を直接入力できます。省略可能。次でファイル名でも指定できます]
key_file> ~/.ssh/id_rsa [←秘密鍵のファイル名を入力します。私はこちらを使いました]
y/g/n> [←秘密鍵のパスワードを入力します。省略可能]
pubkey_file> [←公開鍵ファイルを指定できます。省略可能]
key_use_agent> [←ssh-agentを使う場合はtrueにします。省略可能]
use_insecure_cipher> false [←falseで良いでしょう。古いサーバーに接続する場合はtrueにする必要があるかもしれません]
disable_hashcheck> [←SFTPのハッシュチェックを無効にします。省略可能]
y/n> [←拡張設定を行いたい場合はYesと答えます。省略可能]
e/n/d/r/c/s/q> q
バージョンよって上記以外の質問もでてきますが、基本デフォルト(何も入力せず)にエンターで大丈夫です
VPSに接続してファイルの中身を確認
rclone lsd vps:/home/user/github/laravel
「vps」はconfigで設定したname、「/home/user/github/laravel」はマウントしたいフォルダー
書き込み可能でマウントする
rclone mount vps:/home/user/github/laravel E: --vfs-cache-mode writes
「vps」はconfigで設定したname、「/home/user/github/laravel」はマウントしたいフォルダー
「E:」新しく空いてるドライブを指定、「--vfs-cache-mode writes」書き込みオプション
自動起動
「rclone_vps_start.bat」のバッチファイルにしてショートカットをスタートアップメニューに配置します
バッチファイルの中身は上記のコマンドを記入します
※バックグラウンドで実行できる --daemonのオプションが使えなかったのでコマンドプロンプトは表示したままになります
C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\StartUp
GUIで設定も可能です
rclone rcd --rc-web-gui
まとめ
linux環境に開発環境がある際の参考にして頂ければと思います
間違って削除してしまう可能性もあるので、本番環境や/(全フォルダー)は選択せず、
必要に応じて自己責任でお使いください