2026年8月17日、Anthropic はClaude Workbench(claude.ai内のプロンプトテスト環境)を廃止し、同等機能をClaude Console(console.anthropic.com)に統合すると発表しました。
Claude Codeを日常の開発ワークフローで使っている立場から、実際に移行してみた手順と、影響があるもの・ないものの整理をまとめます。
結論:Claude Codeユーザーへの影響はほぼゼロ
廃止で「なくなる」のはclaude.aiのWorkbenchメニューだけです。Claude CodeのCLI操作、CLAUDE.mdによるコンテキスト設定、APIキー管理はすべてそのまま続きます。
| 項目 | Workbench廃止の影響 |
|---|---|
| Claude CodeのCLI操作 | なし |
| CLAUDE.mdによる設定 | なし |
| APIキー管理(console.anthropic.com) | なし |
| プロンプトテスト環境 | あり(場所が変わる) |
| Cursorの操作感 | なし |
移行作業の全量
1. APIキーはそのまま
Claude Codeに必要なAPIキーはもともとconsole.anthropic.comで管理していたので、廃止前後で手順は変わりません。
export ANTHROPIC_API_KEY="sk-ant-..."
claude
2. Workbenchのプリセットだけ手動バックアップが必要
自動移行機能はありません。 Workbenchに保存していたプロンプトプリセットは廃止までに手動でコピーしてください。
推奨の移行先はCLAUDE.mdです。git管理下に置けば変更履歴も追えます。
# CLAUDE.md(Workbenchプリセットの移行先例)
## システムプロンプト(旧Workbenchプリセット)
...(コピーした内容を貼り付け)
自分は3件のプリセットを転記して、作業は25分で完了しました(2026年8月12日午前)。
3. テスト場所はConsole API Playgroundへ
廃止後、「CLAUDE.mdに書く前にモデルの反応を確認したい」はconsole.anthropic.comのAPI Playgroundで行います。UIはWorkbenchに近く、システムプロンプト入力・モデル選択・Temperature調整が同じ感覚で使えます。
Console Playgroundに慣れるまでの目安は2日程度です。
Cursor vs Claude Code——Workbench廃止後の使い分け
| 判断軸 | Cursor | Claude Code |
|---|---|---|
| 形態 | IDE(VS Code フォーク)内蔵AI | CLIエージェント |
| Workbench廃止の影響 | ゼロ(元々非依存) | テスト場所がConsoleに移るだけ |
| 得意なタスク | 今開いているファイルを対話的に編集 | 複数ファイル横断・自律的なリファクタ |
どちらを選ぶかの目安
- IDE上で差分を確認しながらAIと対話したい → Cursor
- 複数ファイルにまたがる作業を自走させたい → Claude Code
- まず1つだけ選ぶなら → Claude Code(Anthropic Proに同梱・追加コストゼロ)
「どちらか一方」を選ぶより、用途で使い分けるスタイルが最も生産性が上がります。
移行チェックリスト
- Workbenchに保存したプロンプトプリセットをテキストでコピー
- CLAUDE.mdまたはConsole Projectsに転記
- Console API Playgroundを一度開いてUIを確認
- 廃止日(2026年8月17日)までに移行完了
実際の開発フローへの影響と、作ったアプリの公開方法(Lovable / ConoHaの選び方含む)は以下の記事で詳しく解説しています。