個人サイトやSaaSを立ち上げるとき、最初に立ちはだかるのがドメイン選びです。本記事では、実際に aimaker-lab.com を取得した際の判断プロセスをもとに、TLD選択とレジストラ比較をエンジニア目線で整理します。
TLD選択:迷ったら.comで終わり
| 用途 | 推奨TLD |
|---|---|
| 副業ブログ・アフィリサイト | .com |
| 個人開発のSaaS・プロダクト | .dev / .app |
| 個人ブランド・ポートフォリオ | .me / .dev |
| AIプロダクト | .ai(年8,000〜12,000円) |
| 迷っているなら | .com |
SEOへの影響はほぼゼロ。Googleは.devも.appも.comと同等に扱います。TLDで検索順位が変わることはないため、迷う時間が無駄です。唯一の例外は .jp で、国内向け検索でわずかに優位という観察があります。
レジストラ比較:「2年目更新料」が決め手
| レジストラ | 1年目(.com) | 2年目以降 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| お名前.com | 1円〜(キャンペーン) | 1,500〜2,500円/年 | 日本語電話・チャットサポート |
| Cloudflare Registrar | 約$10(原価) | 約$10(値上がりなし) | 新規取得不可(移管専用) |
| Namecheap | $9〜$15 | $14〜$20 |
.io/.devの初年度が安い |
| Squarespace Domains | $12〜$20 | $20〜$24 | 旧Google Domains踏襲のUI |
ポイント:Cloudflare Registrarは全TLDをICANN原価で販売(マージン上乗せなし)。5年保有すると差が1〜2万円になります。ただし新規ドメインの直接取得は不可で、他レジストラから移管する方式のみ。
実際の構成:お名前.com → Cloudflare DNS
2026年5月12日に aimaker-lab.com をお名前.comで取得(初年度キャンペーン価格)し、その後CloudflareにDNS移管しました。
Cloudflare DNS移管手順(概要)
1. Cloudflareアカウントを作成(無料)
2. 「Add Site」でドメイン名を入力
3. CloudflareからネームサーバーAとBをコピー
4. お名前.comの管理画面でネームサーバーを書き換え
5. 数分〜数時間で「Active」表示
所要時間:約15分。SSL証明書はCloudflareが自動発行します。
メリット:
- Cloudflare Pages / Workersとの一体運用
- CDN・DDoS保護が標準で有効
- DNSレコード(A/CNAME/TXT/MX)がUIで即編集可能
読者タイプ別の結論
お名前.comが最適な人:
- クレジットカード不要(コンビニ・銀行振込払い対応)
- 日本語電話サポートが必要
- 初年度コストを最小化したい
Cloudflare Registrarが最適な人:
- 英語チケット対応でOK
- 5年以上の長期保有を想定
- すでにCloudflare製品を使用中
私の結論は「お名前.comで取得→Cloudflare DNS運用→長期フェーズでCloudflare Registrarに移管」という段階的アプローチでした。
WHOIS プライバシー保護
個人開発者は必ず有効化してください。設定しないと氏名・住所・電話番号が公開されます。
- お名前.com:プランによる(確認必須)
- Cloudflare Registrar / Namecheap / Squarespace:標準で無料・常時有効
独自ドメインメールの現実解
副業ブログ初期は Cloudflare Email Routing(無料)で hello@yourname.com → 個人Gmail に転送するだけで十分です。本格化したらGoogle Workspace($6/月〜)に切り替える段階的アプローチが推奨。
詳細な比較表・DNS移管の具体的手順・FAQ(中古ドメイン・.ai ドメインの判断など)は元記事で整理しています。