はじめに
突然ですが、みなさんはあんスタというものをご存じでしょうか。
「あんさんぶるスターズ!!」という、アイドル育成ゲームとは思えないほどストーリーが重かったり闇深かったりするゲームです。ぜひプレイしてください。この記事はほぼ音ゲーオタクによる布教です。
さて、今回やりたいことは、
・譜面のクリア状況を一目でわかるようにしたい
この1点です。(もちろんゲーム上でもわかるようになっているのですが)
プロセカやデレステもそうですが、クリア状況によってガチャ石がもらえます。ガチャ石回収のために「あとこれだけ頑張れば石がもらえる……!」というのをパッと見てわかるようにしようと思います。モチベ上げです。
あとついでに曲のクリア状況や長さ(イベランで非常に重要です)もまとめて一覧にしたいと思ったので、Power BIでレポートにしてみようと思います。
あとこの記事はPERSOL CROSS TECHNOLOGY Advent Calendar 2024です。
私の記事はくだらないものですが、他はとても良い記事です。ぜひ読んでください!
https://qiita.com/advent-calendar/2024/persolcrosstechnology
準備
スコアDB
これがあればとても便利なのですが、あいにくあんスタには存在しないので、手入力でゴリ押します。
ここはPower Appsでやります。曲が追加されたときにすぐデータを反映させたいので、スマホでも使えるPower Appsはうれしいです。ぶっちゃけこのデータ追加作業が一番時間かかる。
あんスタの場合、必要なデータは以下の通りです。
- 曲名
- ユニット
- 属性(All,Sparkle,Brilliant,Glitter,Flash)
- レベル
- ハイスコア(今回は面倒なのでS+,S,A,B,C)
- 最大コンボ(S+,S,A,B,C)
- クリア回数(S+,S,A,B,C)
- 曲の長さ
こちらが実際のあんスタくんの画面です。
デフォルトで用意されている検索条件はこんな感じ。
ハイスコア、最大コンボ、クリア回数で絞り込みできます。全部S+になればうれしい。石がいっぱいもらえます。
こういうことです。あんスタはいいぞ。
なのですが、複数条件での絞り込みができず……。(最大コンボS+以下かつクリア回数S+以下とか)
個人的にほしいなと思っているので、それができるようにやっていきたいです。
あと曲の長さに関してはそもそもデータがないのですが、有志がまとめてくれているので、それを参考にさせていただきます。ありがとうオタク!
参考にしたサイトはこちら。いつもお世話になっております。
あとは、このデータを入力できるようにAppsのFormを作ってあげればいいですね。簡単だ!
SharePointリストを作る
個人利用なのであまり気にしませんが、一応SharePointリストを作成する際はリスト名や列名は英数字の方がいいので(日本語だと変な文字列になってあとから「この項目、なに……?」となります)、今回も英数字で作成してから日本語に戻します。
できました。このあとPower Appsを作るときにデータが入っていた方が作りやすいので、とりあえず1件登録しました。
Power Appsを作る
本当はCopilotとか使おうと思ったのですが、今回は「こんなに簡単にできるの!?」というのを感じていただきたいので、一番簡単な方法でやります。簡単なので音ゲーオタクはみんなやりましょう。
アプリ作成画面で、「SharePoint」を選択すると、SharePointリストを参照して「一覧」「編集」「閲覧」の3画面を作ってくれます。たぶんこれが一番簡単です。
ただ、スマホサイズの画面になるので、PCで使いたいという人はちょっと不便かもしれないです。
できました。とても簡単。音ゲーオタクはみんなやりましょう。
(ちなみにここの関数では、検索窓(TextInput1)に入れた文字から始まる曲を曲の長さ順に並び替えています)
Power Apps Copilot
ちょっとだけCopilotの内容を紹介。
最近、関数バーにコメントアウトで(//、もしくは/* */)やりたいことを書くと、関数を書いてくれるようになりました。これはすごい……。Power Appsのハードルが大幅に下がったなと感じています。
こう書くと、
こうなって、Tabを押すと、
こう。ちょっと手直ししなきゃいけないですけど(この場合は""が不要です)、使用する関数は合ってます。そのうちもっと精度が上がりそうですね。期待!
本当はちゃんと難易度やクリア状況でアプリ上でもソートかけたいんですが、今回はとりあえずここまで……。
Power BIでクリア状況を見よう
SharePointリストをPower BI Desktopに接続します。
いらない列は消して、今回はこんな感じになりました。
難易度やコンボ数をスライサーに設定し、いろいろ整えて……。
スライサーの数が多い!でもこれで複数条件での検索ができるようになりました。
個人的にExpertのコンボを逃しがちなので、そこだけピックアップしました。
パフェコン(Perfect Combo:別ゲーで言う「ALL PERFECT」です)の数は本当に少ないのでモチベを挙げようと思い、そこだけメジャーで計算して作成しました。
とても簡単ではありますが、
CALCULATE関数とCOUNT関数を組み合わせ、「Combo」列(これがExpertのコンボ)にあるS+の数を数えました。
このあとデータをちゃんと入れていきます。本当に大変な作業だ……。あと50曲以上はあるので地道に頑張ります。
動かしてみるとこんな感じになります。クリア回数Aかつフルコンボできていない曲がいっぱいある、サボりがばれてしまうな……。
まとめ Power Platformをやろう
今回わざわざやらなくてもいいことをPower Platformでやってみたのは正直記事を書くモチベのためです。好きなものを作ろうと思うとはかどりますよね。
個人的に、Power Platformは「とりあえずやってみる」が大事だと思っています。別に業務改善をしなきゃいけないというわけでもないですし、作ったものが最終的に「やっぱ使わんかったな……。」となってもまあいいんじゃないかなと……。
なんとなくハードルが高い、何を作ったらいいのかわからないという方がこの記事を見て、「こんなくだらない動機でいいの!?」とちょっとでもPower Platformさわってみる気持ちになってくれたら私はうれしいです。
次はなににしよう、原神とか崩壊スターレイルの遺物管理アプリでもいいし、ウマ娘DBでもいいな……。
オタクたち、Power Platformをやろう!!
そしてやっぱりあんスタはいいぞ!!!!!!!!!!あなたの推しがきっと見つかる!!!!
あんさんぶるスターズをよろしくお願いします!!!!