使っているモデルの提供終了や値上げ、把握できていますか?
直近の期限は 2026-10-31、Mistral の zai-glm-5-2 です。あと5日です。
主要AI API(OpenAI / Claude / Gemini ほか)の仕様・価格・廃止・規約の変更を、
公式ドキュメントを出典に毎週まとめています(個人運営・非公式)。
⚠ これは個人が運営している非公式のまとめです。OpenAI・Anthropic・Google をはじめ、記事に出てくる各社とは一切関係がありません。実際の移行判断の前には、必ず原典リンクで最新の内容をご確認ください。
今週、21モデルが実際に止まりました
予告されていた提供終了が、2日続けて実行されました。
どちらも公式ページの記載で確認しています。
10月22日(Google・4モデル)
veo-3.1-generate-preview / veo-3.1-fast-generate-preview /
veo-3.1-lite-generate-preview / gemini-omni-flash-preview
→ 移行先は gemini-omni-1.1-flash
価格ページとモデル一覧から削除されました。
10月23日(OpenAI・17モデル)
gpt-4-turbo / gpt-4-0613 / gpt-4o-2024-05-13 / gpt-4.1-nano /
gpt-3.5-turbo-0125 / o1-2024-12-17 / o1-pro-2025-03-19 /
o3-mini-2025-01-31 / o4-mini-2025-04-16 / gpt-image-1 ほか、
ファインチューニング版を含む17モデル
廃止ページの記載が「停止予定」から「10月23日に停止した」に変わりました。
まだ動いていると思っていたコードがあれば、ここで止まっています。
今週の重要トピック
1. 【新機能】Claude のAPIバージョン 2026-10-21 が公開され、移行手順のページも用意された。
あわせてクライアントSDKと ant CLI の新バージョンが出ており、これらは既定でAPIバージョン 2026-10-21 を送る。対象は Python SDK 2.0.0、TypeScript SDK 1.0.0、C# SDK 13.0.0、Go SDK 2.0.0、Java SDK 3.0.0、PHP SDK 1.0.0、Ruby SDK 2.0.0、ant CLI 2.0.0。注意点が2つある。ひとつは、SDKを上げるとAPIバージョンの指定を変えていなくても既定で新しいバージョンが送られること。もうひとつは、新しいSDKとCLIにはAPIバージョンとは関係のない破壊的変更も含まれること。さらにライセンスが MIT から Apache 2.0 に変更された。
- 影響:Claude の公式SDKまたは ant CLI を使っている全チーム。とくに依存関係を自動更新しているプロジェクト
- 出典:https://platform.claude.com/docs/en/release-notes/overview
2. 【新機能】OpenAIのAPIで12時間のプロンプトキャッシュを選べるようになった。
共有の指示文・ツール定義・コンテキストを長く保持するため、リクエストの間隔が数時間空いていてもキャッシュ入力の安い価格が効く。注意が必要なのは書き込み側の価格で、12時間キャッシュの書き込みは入力トークン価格の2.5倍かかる。読み出しが安くなる代わりに書き込みが高くなるため、同じプレフィックスを12時間のうちに何回読むかで損益が変わる。対象は v1/responses。
- 影響:Responses API でプロンプトキャッシュを使っているチーム。共通の指示文・ツール定義・コンテキストを何時間も空けて使い回しているアプリ
- 出典:https://developers.openai.com/api/docs/changelog
3. 【新機能】Claude で、組織の管理者が Claude Console の Capabilities ページから組織全体の web fetch を無効にできるようになった。
無効にすると、web fetch ツールを含む Messages API のリクエストは400エラーで失敗する。Claude Managed Agents のセッションでは400にはならず、web_fetch の呼び出しがエージェントにエラー結果を返す形になる。有効にしたままでも、同じページで web fetch の許可ドメインと拒否ドメインを設定できる。あわせて Managed Agents の web_fetch が組織のドメイン制限に従うようになり、URLはリダイレクトで到達したものも含めて、組織側のリストとエージェントの web_fetch ツールの allowed_domains / blocked_domains の両方を通過する必要がある。web_search についても同様で、組織の Allow web search 設定は10月6日から、ドメイン制限は10月14日からセッションに適用されていると明記された。自分のコードを変えていなくても、組織の設定変更でリクエストが失敗しうる点に注意が要る。
- 影響:Messages API で web fetch ツールを使っているチーム。Claude Managed Agents で web_fetch / web_search を使っているチーム
- 出典:https://platform.claude.com/docs/en/release-notes/overview
4. 【新機能】OpenAIでも同じ型の変更があり、Platform settings で、プロジェクトごとに利用できるサービスティアを選べるようになった。
組織の設定で、全プロジェクトに対してサービスティアを制限することもできる。公式はあわせて service tier errors のページを案内している。自分のコードを変えていなくても、組織や管理者の設定変更によって、これまで通っていた service_tier 指定のリクエストがエラーになりうる。3番と合わせて、管理者側の設定が実行時のエラーに直結する変更が、今週2社から出たことになる。
- 影響:service_tier を指定してリクエストを送っているチーム。組織に複数のプロジェクトがあり、管理者と開発者が別のチーム
- 出典:https://developers.openai.com/api/docs/changelog
5. 【新機能】Z.ai GLM 5.3 Flash(zai-glm-5-3-flash)が Mistral のプラットフォームで利用できるようになった。
Z.ai によるマルチモーダルの Mixture-of-Experts モデルで、パラメータ数は320B(うちアクティブ18B)、コンテキストウィンドウは最大1Mトークン。開発者向けのエージェント処理、ビジュアルコーディング、複雑なツール利用を対象としている。価格は100万トークンあたり入力$0.15、キャッシュ入力$0.03、出力$0.50。あわせて確認しておきたい点として、当トラッカーでは2026年9月28日に zai-glm-5-2 が2026年10月31日に停止すると記録している。公式の変更履歴は 5.3 Flash を 5-2 の移行先とは書いていないため、後継かどうかは断定できないが、停止日が近いモデルを使っている場合は選択肢のひとつになる。
- 影響:Mistral のプラットフォームで Z.ai のモデルを使っているチーム。とくに2026年10月31日に停止する zai-glm-5-2 を使っているチーム
- 出典:https://docs.mistral.ai/getting-started/changelog/
6. 【新機能】OpenAIの Decisions API が gpt-6-luna で一般提供(GA)になった。
public beta からの変更点として、リクエスト間で共有される入力をキャッシュしてプロンプトキャッシュの割引を受けられるようになり、個々の質問の指示に画像を含められるようになり、input_json で構造化データを直接渡せるようになった。1リクエストあたりの質問数の上限は、public beta の200から400へ引き上げられた。公式は public beta からの変更点をまとめたページを用意している。当トラッカーでは2026年10月5日に public beta としての提供を記録済み。
- 影響:Decisions API を使っているチーム。public beta の頃から使っているチームは変更点の確認が必要
- 出典:https://developers.openai.com/api/docs/changelog
7. 【新機能】Claude で、各APIリクエストがどのエンドカスタマー向けのものかをAnthropicに伝える user profiles が提供された。
プラットフォームやゲートウェイを運営している場合、あるいはAPI利用を再販している場合、安全性に関する措置が組織全体ではなくエンドカスタマー1件に適用されるようになる。SDKと ant CLI が新しい /v1/user_profiles エンドポイントに対応する。翌日には enforcement_status と enforcement_actions のフィールドも追加され、Anthropic がエンドカスタマーを制限またはBANしているかどうかを確認できるようになった。継続中のものを探すには enforcement_status[] フィルタを使う。あわせて Admin API に組織webhook が追加され、betaヘッダー webhooks-2026-10-07 を付けて /v1/organizations/webhooks で登録すると、制限やBANの開始と解除が通知される。組織webhookの利用にはAnthropicの担当チームへの申請が必要。
- 影響:プラットフォーム・ゲートウェイを運営している事業者、API利用を再販している事業者
- 出典:https://platform.claude.com/docs/en/release-notes/overview
8. 【新機能】Anthropicが運用するClaude APIを、Google Cloudプロジェクト経由で利用できる「Claude Models on Google Cloud (Anthropic managed)」が提供された。
アクセス制御はGoogle Cloud IAMが行い、課金はGoogle Cloud Marketplaceが扱う。あわせて、このAnthropic運用版で Claude Opus 5.5 の Fast mode が利用できるようになった。モデル一覧の列も、従来の「Google Cloud ID」が「Claude Models on Google Cloud (Google managed) ID」に変わり、Anthropic運用版の列が追加されている。廃止ページ側でも、独自の終了スケジュールを持つパートナー運営のプラットフォームとして Amazon Bedrock と Google managed 版が挙げられており、どちらの運用版を使っているかで終了日が変わりうる点に注意が要る。
- 影響:Google Cloud 経由で Claude を使っているチーム
- 出典:https://platform.claude.com/docs/en/about-claude/models/overview
移行期限カレンダー(今後60日以内・廃止/終了予定)
| 期限 | 提供元 | 対象 |
|---|---|---|
| 2026-10-31 | Mistral | zai-glm-5-2(2026-09-29発表) |
| 2026-11-02 | xAI | grok-imagine-image-quality(2026-09-03発表) |
| 2026-11-12 | Anthropic | Usage Policy(利用規約)(2026-10-08発表) |
| 2026-11-17 | gemini-3.1-flash-tts-preview / gemini-3.1-flash-live-preview / gemini-2.5-flash-native-audio-preview-12-2025 / gemini-2.5-flash-preview-tts / gemini-2.5-pro-preview-tts(2026-10-06発表) | |
| 2026-11-30 | Anthropic | claude-sonnet-4-5-20250929(2026-09-30発表) |
終了日が決まっているモデルの全一覧
随時更新のカレンダーを別記事で保守しています。→ https://qiita.com/aiapi_radar_news/items/cf6c49b1e6b04ebe74d3
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※ 本記事は各社の公式発表をもとに個人がまとめたものです。
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