はじめに
この記事では、Microsoft の AI 系資格 AB-731 : Microsoft AI Transformation Leader について、試験概要や勉強方法、押さえておきたいポイントを紹介します。
AB-730が「Microsoft 365 Copilot などを使って、生成AIを業務でどう活用するか」を問う試験だとすると、AB-731はもう少し上流寄りで、AI 導入をどう進めるか、どのように組織に定着させるか、どのように責任ある AI として管理するか が問われる試験になっています。
3行要約
- AB-731は、AI活用を組織に導入・推進するリーダー向けの Microsoft 認定資格
- コードを書く試験ではなく、生成AIのビジネス価値、Microsoft AI サービス、導入戦略・ガバナンスが中心
- AB-730と同様、コスパ良く取得可能なAI系資格の一つ (個人的感想)
試験概要
AB-731 は、Microsoft 365 Copilot、Azure AI、Microsoft Foundry などを前提に、AI をビジネスにどう活かすかという視点の問題で構成されています。
- AI の活用機会を見つける
- AI 投資をビジネス目標に結び付ける
- 生成AIのリスクや制約を理解する
- 責任ある AI の考え方を踏まえて導入する
- 組織全体で AI を定着させる
- Copilot や Foundry Tools などを、業務ユースケースにマッピングする
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験コード | AB-731 |
| 資格名 | Microsoft AI Transformation Leader |
| カテゴリ | AB系認定資格(2026年新設) |
| 対象者 | AI導入・活用推進をリードするビジネスリーダー/DX推進担当者 |
| 試験時間 | 45分 |
| 問題数 | 約50問 |
| 合格ライン | 700点 / 1000点 |
| 難易度 | 初級(Microsoft 認定体系上) |
※2026年7月時点の情報です。受験前に必ず Microsoft Learn の公式ページを確認してください。
出題ドメインと配点
| ドメイン | テーマ | 配点の目安 |
|---|---|---|
| ドメイン1 | 生成 AI ソリューションのビジネス価値を特定する | 35〜40% |
| ドメイン2 | Microsoft の AI アプリとサービスの利点、機能、機会を特定する | 35〜40% |
| ドメイン3 | Microsoft の AI アプリとサービスの実装と導入戦略を特定する | 20〜25% |
AB-730 と比べると、プロンプトや個人業務での活用だけではなく、組織としてどう導入するか に重心があります。
AB-730 との違い
個人的に、AB-730 と AB-731 はかなり近い領域に見えますが、試験の目線が違います。
AB-730を受けたことある人なら気づくと思いますが、シナリオ問題で顕著に差が現れますね。
| 試験 | 主な目線 | 向いている人 |
|---|---|---|
| AB-730 | Copilot や生成AIを業務でどう使うか | ビジネスユーザー、現場担当者 |
| AB-731 | AI を組織にどう導入・推進するか | 管理職、企画、DX推進、PM、コンサル |
AB-730 は「AI を上手に使う人」向け、AB-731 は「AI 活用を広げる人」向けという印象です。
そのため、AB-730を先に受けておくと、Copilotや生成AIの基本的な考え方が入りやすく、AB-731の学習もしやすいと思います。
ただ、どちらも難易度が高くないので、ご自身のロールに沿って取得してもよい気はします。
結果
- 受験日:2026年7月
- スコア:890点
- 結果:合格
学習方法
勉強期間・時間
- 総勉強時間:約20時間
- 使用教材:Microsoft Learn 公式教材、Udemy (模擬試験)
1. Microsoft Learn 公式教材
まずは Microsoft Learn のラーニングパスを一通り確認しました
AB-731T00-A のコースでは、組織における AI 変革をどう進めるか、AI 活用機会の見つけ方、ビジネス目標との整合、責任ある AI などが扱われています。
個人的には、以下の観点を意識しながら読むと理解しやすかったです。もっと言うと、試験で役に立つ気がします。
- AI を導入する目的は何か
- どの業務プロセスに AI を適用できるか
- どの Microsoft AI サービスを選ぶべきか
- 導入時にどんなリスクがあるか
- 利用者にどう定着させるか
- 責任ある AI として何を管理すべきか
2. Udemy (模擬試験)
AB-730の受験時に使用した問題集が、とても役に立ったので、同じものがないか探していたところ見つけました!
こちらも、問題精度が高いので、かなりおススメです。
私は、このUdemyの問題集を使って、以下に取り組みました。
- 各問題セットが100%になるまで、何週もする
- 正解だけでなく、なぜ他の選択肢が違うのか理解する
- Copilot / Copilot Studio / Foundry Tools の違い等を把握する
- 責任あるAI、ガバナンス、導入戦略を腹落ちさせる
当日の流れと注意点
- 試験時間は45分
- 合格ラインは700点
- コードを書く問題はありません
AB-730 と同様に、時間はそこまで厳しくないと思います。
受験してみての感想
AB-731 は、AI の技術詳細を深く問うというより、AI をビジネスにどう活かし、どう安全に導入するかを整理できる資格だと思います。
特に、以下のような方にはおすすめです。
- AI 活用をチームや会社に広げたい方
- DX推進や業務改善に関わっている方
- Microsoft 365 Copilot の導入を検討している方
- AI関連の企画・提案・上流工程に関わる方
- AB-730 の次に受ける資格を探している方
一方で、AI エンジニアリングやモデル開発を深く学びたい方には、別のAI資格(新設のAI-200とか...?)の方が合っているかもしれません。
まとめ
- AB-731は、AI 導入・変革をリードする人向けの Microsoft 認定資格
- AB-730よりも、組織導入・ガバナンス・マネジメント寄り
- コードは不要で、ビジネス価値、Microsoft AI サービス、導入戦略、責任あるAI が中心
- DX推進、企画、PM、コンサル、管理職の方におすすめ
- AB-730の次に受ける AI 系資格としても相性・コスパが良い