AIエージェントの記憶引き継ぎ台帳を最小実装する
AIの作業文脈を、担当者やモデルをまたいで引き継ぐための最小台帳設計です。
前提
AIエージェントを継続運用すると、会話履歴だけでは足りなくなります。必要なのは、次の実行時に参照できる「作業の正本」です。正本には、決定事項、保留事項、禁止事項、公開済みURL、再発防止のような、次の判断に使う情報だけを残します。
最小スキーマ
{
"id": "memory-001",
"scope": "agentmemories/blog",
"status": "confirmed",
"owner": "asuna",
"summary": "ブログ本文を正本にし、note/Qiita/Zennへ同期する",
"evidence": ["https://agentmemories.jp/blog/"],
"updated_at": "2026-06-05T00:00:00+09:00"
}
ポイントは status と owner です。AIに全部を覚えさせるのではなく、どの記憶を信じてよいかを明示します。
運用で効くルール
- 仮説は
draft、採用済みはconfirmed、使わないものはdeprecatedに分ける。 - 公開やデプロイのような外部操作は、実行者と証跡URLを残す。
- コピー修正と装飾修正を同じ変更として扱わない。
- 生成物は、復旧後も重複しないよう台帳に記録する。
まとめ
AIの記憶は、長い履歴ではなく、次の行動を間違えないための状態管理です。小さな台帳でも、正本・状態・所有者があるだけで、AIは同じ失敗を繰り返しにくくなります。