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neomuttを使用してCLIでメール確認

Last updated at Posted at 2024-09-01

したいこと

メールをCLI(ターミナル)で確認・整理する

メール送信については、この記事の対象外です

動作環境

  • OS:Mac v14.4.1
  • ターミナル:Wezterm (zsh)
  • メールクライアント:neomutt

導入方法

  1. 必要なソフトをインストール
  2. メールアカウントのパスワードをkeychainに登録
  3. neomuttの設定ファイルを作成

必要なソフトのインストール

homebrewでneomuttを入れてしまいましょう

brew install neomutt

メールアカウントのパスワードをkeychainに登録

パスワードを設定ファイルに平文で書くのは避けたいので、今回はkeychainに登録しておきます

# keychainへの登録コマンド
security add-generic-password -a アカウント名 -s パスワード名 -w パスワード

Gmailアカウントの注意点

Gmailアカウントの場合、パスワードはGoogleアカウントのパスワードではなく、アプリパスワードを使用します
アプリパスワードの作成手順は以下を参照してください

keychainに登録したパスワードを確認する場合は、以下のコマンドを使用します

今回は設定ファイルに以下コマンドを使用することで、パスワード参照できるようにします

# keychainの内容表示コマンド
security find-generic-password -a アカウント名 -s パスワード名 -w

neomuttの設定ファイルを作成

neomutt全体の設定ファイル

~/.config/neomutt/neomuttrc ファイルを新規作成し、以下を記載します

# アカウント1の設定
source "~/.config/neomutt/account1"
folder-hook $folder 'source ~/.neomutt/account1'

今回はアカウントファイルへの参照しか記載していないですが、設定項目はたくさんあるので、リファレンスを参考に設定してみてください

アカウントを複数作成したい場合は、neomuttrc を以下のように記載し、アカウント毎に「メールアカウント毎の設定ファイル」を作成すればOKです

# アカウント1の設定
source "~/.config/neomutt/account1"
folder-hook $folder 'source ~/.neomutt/account1'

# アカウント2の設定
source "~/.config/neomutt/account2"
folder-hook $folder 'source ~/.neomutt/account2'

メールアカウント毎の設定ファイル

~/.config/neomutt/account1 ファイルを新規作成し、以下を記載します

## 受信設定
set imap_user = "メールアドレス" # 今回はimapを使用
set imap_pass = "`security find-generic-password -a アカウント名 -s パスワード名 -w`"
set folder    = "imaps://メールアドレス@サーバ名:ポートNo"
set spoolfile = "+INBOX"
mailboxes     = "+INBOX"
set postponed = "+Drafts"
unset record

# 接続方法
set ssl_starttls      = yes # 対象のメールサーバによっては設定不要
set ssl_force_tls     = yes # 対象のメールサーバによっては設定不要

ちなみにですが、Gmailの場合は以下のように指定します

## 受信設定
set imap_user = "xxx@gmail.com"
set imap_pass = "`security find-generic-password -a アカウント名 -s パスワード名 -w`"
set folder    = "imaps://xxx@gmail.com@imap.gmail.com:993"
set spoolfile = "+INBOX"
mailboxes     = "+INBOX"
set postponed = "+Drafts"
unset record

# 接続方法
set ssl_starttls      = yes
set ssl_force_tls     = yes

neomutt起動

以下コマンドで起動できます

neomutt

最初はキャッシュがないため、起動に時間がかかるかもしれません

起動するとメールの一覧画面が表示されます

動作方法に迷った場合は? を使用して、キーを確認すると良いと思います

最後に

CLIのみでメール確認できるようになり、メール整理がだいぶ早くなったように思います

今後はメール送信についてもCLIのみで完結できるように色々調べてみたいと思います

最後まで読んでいただきありがとうございました

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