はじめに
こんにちは!今日はIT組織戦略チームの福田が担当させていただきます![]()
私たちはグループデジタルソリューションセンター(以下:GDSC) のビジネスリソース「ヒト/モノ/カネ」を扱っているチームで、中でも私はお金回りを担当しています。でも…「ちょっと融通してよ
」ってことはしていませんので誤解なさらず
!
昨今のビジネス成長にITやDXは切っても切れない存在です。IT投資金額は各社集計データを見ても増加傾向にあります。事業部門の希望を叶える請負人であるIT部門では大きな金額が動いて当たり前
。そんな言い訳をしてしまっていませんか?
私はGDSCに異動した数年前からITプロ集団として事業部門の要望を吟味したうえで、私たちだからこそできる新たな価値を生む提案をし、今後のビジネス成長に貢献していきたいと考えています!非エンジニアなのに野望は大きい!
今日は最初のステップとしてどうしてIT投資の可視化を進めようと思ったかについて書かせてください![]()
ずっと言っていた「必要なのはわかっているけれど…」
GDSCはグループ各社のIT部門を統合した部門なので、各社事業部門と相談してどんな案件に取組んでいきたいか、チームごとに毎年予算を組み立てています。予算をたてたままではなくて、見通しの精緻化も毎月行っています。
それなのに!今までかかっているコストに加えてやりたい案件を積上げるとすぐにオーバー(私も経験あるのですが、システム開発要望する側って「あんなことも、こんなこともできたらいいな」と思うと「これも必須で!」って依頼しちゃうんですよね
)。そんなに無駄遣いをしている感覚はないのになぜか常に予算抑制・コスト減を強いられていて、新たにやりたいことがやれていないという雰囲気が部内に漂っています。
このままでは私たち請負人のまま、かつ本来持つパワーを発揮できなくてもったいないです。
・今まで当たり前にかけているコストは今後もかけるべきコストか。
・生み出したものは狙った通りの効果を得ているか。
・私たちが作り上げたものはちゃんとビジネス成長に貢献できているか。
自分たちもきちんと把握し、そして関係の皆さまにも証明していくためには「IT投資評価」が必要です!その要望もいただくし、話をすると周囲は頷きます。
でも、続けて言っちゃうんです。「必要なのはわかっているけれど…難しいよね
」
確かに手法はたくさんあるけれど、実際自分たちに置換えてどうやって評価していくか、ハードルがとてもとても高く感じます。
「やらなくちゃ」と言いながら、何からすればいいか迷子になっておりました![]()
突然私の話で恐縮です
もうすぐクリスマスですね
!皆さんの子供のころにはサンタさん来ましたか
?
あの頃も子供ながらに「このチャンス
最大限に生かすためには何をお願いするのが一番いいかな」って吟味しましたよね。え、そこまで邪じゃないかしら?
今は随分大人の年齢になりました。サンタさんは来てくれません。
その代わり!自分たちの働いたお金で買うことができます。恥ずかしいですが、我家の投資した家電類の現状を棚卸してみました。

いかがですか?こうやって棚卸するだけで「買換候補」「除却(?)」「継続」とカテゴライズできて私はQiita Advent Calendar2025の記事を書かせていただいてよかった!と思えました。「可視化」は目的ではないですが次のアクションのステップとなり得ると確信しました。
だから可視化~描いてみよう、相手に伝わるように動いていこう~
繰返しになりますが私たちの目的は「IT投資の可視化」でありません。確かに整理すると相手も見やすいです。最初は「綺麗なもの作ったね」って言ってもらえますが、 綺麗なんだけど誰にも使ってもらえないものを作ってしまう、そういう経験が数えきれないほどあります。 それではせっかくのデータが無駄になってしまいます。 皆さんに使ってもらえて、どこに対してアクションを起こしていけばいいか誘導できる可視化にしていかなければいけません。
そこで私たちは下記2点に注力して動きだしました。
1.どういったユースケースがあれば次のアクションを起こせるか相談して設定していきます

2.ツールを提供して終了ではなくて皆さんに使ってもらえる情報になるようコミュニケーションの場を積極的に組んでいきます。
IT部門はどうしても「用語」で話してしまいがちです。でもそれでは周囲の関連者に伝わらないことが多々あります。だから私たちは立場の違う部門間でも同じデータを見て、全体最適=事業成長を目指してIT投資の計画・判断ができるようにし、双方納得したうえで価値を生むところに投資していくというコントロールができるところまで動かしていきます。

さいごに
2024年の今頃、私は2025年からIT投資評価についていよいよ担当として考えていく…となったとき、「今までみんながやろうとして進められなかったものについて私ができるかなあ」とものすごくビビっていました
だけどこうも信じておりました。「来年の今頃になったら仲間と笑ってお酒を飲んでいるだろう」と![]()
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初めての考え方で、私たちもまずはIT投資評価の手法の勉強会などしていたので、笑ってお酒を飲めるほど2025年に劇的にジャンプアップできてはいないかもしれません。
でもまさに先日、投入データの準備を行っているときに「このたった1歩でも周りの理解を得て進めるのは難しいよね」っていうことがやってみたらすごくスムーズにできたんです。仲間とも「あれ、それだったらもっと早くこうしちゃえば良かったね。今までどうして放置していたんだろう」って笑いました。さあ、これはビビりすぎていたのでしょうか。それとも私たちがそこまでこの1年でコマを進められたからそう感じるのでしょうか。答えは…どっちかなー!
ただ「今はできない」と思っていることも1ステップ歩みだしてみると違う景色が見えるものだと実感しました。
お気付きでしょうか、私はこのQiita Advent Calendarで自身の野望を明かしてしまったことで、また2026年に対してのプレッシャーを感じています
でもきっと大丈夫。宣言したからビジョンがはっきりしましたし、部内だけでなく部外にも仲間を増やしていき、そして時には社外で出会う皆さまとたくさん会話しながらアジャイル(私がこの部門に入って初めて学んだIT用語)式に動いていこうと思います![]()
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私たちはただの請負人ではなく、新たな価値を提供してビジネス成長に大きく貢献できるIT部門に成長していきます!!
いろんな皆さまと会話して「まさかこんなことができるとは!」の未来を作り上げていきたいです![]()
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